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【赤ちゃんの便秘】原因と解消方法とは?

  • 最終更新日:2017年11月13日

寝ている赤ちゃんの写真

監修者・女性

この記事の執筆専門家

助産師 青井梨花 (株式会社とらうべ)

※本記事は、助産師の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

 

意外と多い「うちの赤ちゃん、便秘みたい」といった悩み

 

腸内環境をはじめとした赤ちゃんの特徴をふまえながら、原因とその解消法についてお伝えします。

 

1.赤ちゃん(新生児~乳児)の腸内環境の特徴と変化 

赤ちゃんは、お腹の中にいるときは無菌状態で発育しています。

 

そして、生まれるとまもなく、消化管などの粘膜で細菌が増殖をはじめます。

 

さらに、哺乳が始まると、腸内には急速に細菌が増殖し、生後5日目頃には善玉菌のひとつであるビフィズス菌が最も優勢となり、一旦、腸内環境は安定します。

 

母乳を飲んでいる赤ちゃんの写真


母乳栄養児の腸内環境は、人工栄養(ミルク)児の腸内環境と比べると、ビフィズス菌が90%以上を占めている状態といわれます。

 

母乳は免疫成分に富み、善玉菌のエサとなるオリゴ糖も含まれることから、腸内で乳酸菌やビフィズス菌といった善玉菌を増加させ、腸内環境を安定させる作用があるからです。

 

ですから、基本的に母乳栄養の赤ちゃんの方が、便がやわらかめで、1日に排泄される回数も多めです。


離乳食が始まると、母乳栄養の赤ちゃんもミルクの赤ちゃんも、腸内環境が変化し始めます。

 

離乳食を食べる赤ちゃんの写真

 

そして、離乳食が完了する1歳過ぎには、腸内環境の様子はほぼ大人と同じパターンになります。

 

2.赤ちゃんの便秘、考えられる原因は?

赤ちゃんの便秘の原因として次のことが考えられます。

◯腸の未発達や腸内環境の変化によるもの

とくに、生後6ヶ月くらいまでの赤ちゃんの中には、お腹の筋肉が未熟だったり、便のタイミングをうまくあわせて肛門をゆるめることが難しく、便が硬くなくてもスムーズに排便できない子もいます。

 

また、腸の発達による排便ペースの変化にともない、一時的に便秘傾向になることもあります。

 

また、離乳食が始まると、腸内環境の変化や、一時的な水分摂取不足などによって、便秘傾向になる赤ちゃんもいます。

◯生まれつきの病気によるもの

泣いている赤ちゃんの写真

なかには生まれつきの病気が原因で、便秘になっている場合もあります。

 

生まれた直後から便秘の場合や、頑固な便秘である場合には、念のため受診しましょう。

◯哺乳不足

哺乳瓶からミルクを飲む赤ちゃんの写真

注意したい原因に、哺乳不足があります。次の場合は、哺乳不足の可能性があります。

  • 尿の回数の減少や濃縮された色の尿が出る
  • 乳首をなかなか離さずに毎回40分以上授乳にかかる
  • 授乳してもすぐ泣いて欲しがることが頻繁にある

定期的に体重測定をして、順調に増えているか確認をしましょう。

 

3.うちの子便秘?~赤ちゃんの便秘の目安とは?~

赤ちゃんの排便ペースは、非常に個人差があります。

 

毎日でなくても、飲みが良く、体重増加も良好で、機嫌も良いようなら、2~3日に1回でも、その子に合った排便ペースといえるでしょう。


赤ちゃんの便秘を疑う症状の目安は、以下です。

 

  • 排便が1週間に3回より少ない

  • お腹が張っていて硬い

  • 排便するとき、いきんで苦しそう
  • 排便があっても硬い便、またはごく少量

このような症状があるときは、哺乳量などに注意しながら、次に紹介する解消法をまずは積極的におこなってみましょう。

 

ただし、

・授乳してもすぐ吐くことが多い

・母乳やミルクの飲む量が減ってきている

・機嫌が悪い

・体重が増えない

・肛門から出血するほど硬い便である

といった場合には、治療が必要なこともあるので、受診しましょう。

 

排便するときにともなう不快感や、機嫌などの赤ちゃんの状態、便秘以外の症状の有無や程度とあわせてみていくことがポイントになります。

 

4.赤ちゃんの便秘、解消法とは?

「うちの子、便秘かな?」と思ったら、原因の改善を図るとともに、家ですぐできる解消法をいくつか試してみましょう。

 

◯離乳食の工夫と水分摂取

離乳食の写真

まずは、しっかり母乳やミルクが飲めていて、体重が増えていることを確認しましょう。

 


離乳食開始後であれば、乳酸菌を含むヨーグルトなどの食品を毎日摂ることで、便秘がよくなる場合もあります

 

また、離乳食が進んでいれば、便のかさを増やす不溶性食物繊維(カボチャや納豆など)と、便をやわらかくする水溶性食物繊維(リンゴや柑橘類など)をふくむ食品をバランス良く積極的に取り入れましょう。

◯おなかのマッサージ

赤ちゃんのおなかをマッサージしている写真

おへそを中心に、赤ちゃんのおなかに「の」の字を描くように、指の腹をつかってマッサージします。

 

◯肛門刺激

あかちゃんのおしめの写真

おむつ交換ごとに肛門のまわりを指で押す、また、市販の調味料用ボトルなどのポリ容器にぬるま湯を入れて、肛門にピュッピュッとかけて刺激してみるのもよいでしょう。

 

大人用の綿棒の先を肛門に入れて刺激する、いわゆる「綿棒浣腸」もひとつの方法です。

 

綿棒浣腸を頻繁にすることはクセになってよくないのではないか?と、心配される方もいらっしゃいますが、あくまでも直腸付近を刺激して、自然の排便を促す「排便のお手伝い」しているに過ぎず、問題ありません。

 

◯赤ちゃん体操

うつぶせの赤ちゃんの写真

両膝をもって曲げ伸ばすなどの運動は腸の動きを良くします。また生後1か月以降なら、大人が見ていればうつぶせ遊び、首が座っているなら、両脇を支えてスクワット遊びなどもおすすめです。

 

 

このような改善法を試してみても改善されないようなら、受診して下剤の内服や浣腸などが必要な場合もあります。医師に相談しましょう。

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※この記事を執筆いただいた専門家の方

女性専門家

執筆:助産師 青井梨花
株式会社とらうべ所属

ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。

 

※執筆内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、執筆者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

 

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