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若い女性の間でロコモ症候群が急増?そのわけと対策とは?

  • 最終更新日:2017年8月23日

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悩んでいる若い女性

監修者・女性

この記事の執筆専門家

保健師  吉村佑奈 (株式会社とらうべ)

※本記事は、保健師の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

若い女性のみなさん、

 

  • 最近ちょっと動いただけで疲れる
  • すぐにつまずいてしまう
  • 片脚立ちができない

 

ということはありませんか?

 

該当するあなたはロコモ症候群の予備軍かもしれません。

 

では、ロコモ症候群とはどんなものなのか、なぜ若い女性に注意が必要なのか、解説します。

 

1.ロコモ症候群とは

膝痛な人

ロコモ症候群(ロコモティブシンドローム、運動器障害)とは、

 

骨や関節、軟骨、椎間板、筋肉などの「運動器の障害のために、移動機能の低下をきたした状態」のことをいいます(日本整形外科学会より)。

 

ロコモ症候群になると、立つ、歩くなどの基本動作の機能が低下します。

 

さらに悪化すると、骨粗鬆症や変形性関節症(関節軟骨が擦り減ってしまい、痛みが出たり、曲げ伸ばしができなくなる)、変形性脊椎症(背骨に負担がかかって骨が変形したり、椎間板が擦り減る)を発症し、ひとりで日常生活を送ることが難しくなります

 


ロコモ症候群は、もともと超高齢社会を見据えて日本整形外科学会がつくったコトバです。

 

言い換えると、要介護や寝たきりの状態になってしまう高齢者を増やさないためにつくられました。ところが、最近、若い女性の間でロコモ症候群の予備軍といわれる人たちが増えていて、問題視されるようになってきました。

 

2.なぜ若い女性の間でロコモ症候群が増えているの?

女性は、男性に比べて筋肉が少ないため、もともとロコモ症候群になりやすいといわれています。

 

とはいえ、なぜ若い世代に増えているのでしょうか。その理由として、次のことが考えられます。

 

●運動の習慣がない

運動習慣

運動器は、適度な運動を行ったり、生活の中で使うことで刺激が与えられます。さらに、充分な栄養が行き渡ることで強度が維持されています。

 

ところが、運動を全く行わなかったり、短い距離でも歩かずに乗り物で移動する、階段を使わずにいつもエスカレーターを使うなど、運動器に刺激が与えられていない状態が続くと次第に機能が衰えてしまい、ロコモ症候群の原因となります。

 

●痩せすぎ(BMI:18.5以下)

ダイエットをしてウエストを測る人

若い女性の痩せすぎが問題になっていることは、多くの方がご存知のことでしょう。

 

若い女性の中には、「やせる=良いこと」という考え方を持っている人もいるかもしれませんが、過度な食事制限を続けていると、骨や筋肉を作るのに必要な栄養素が不足し、運動器の機能がどんどん弱くなってしまいます

 

それだけでなく、女性の場合、必要以上にダイエットを行うと、女性ホルモンのバランスが乱れてしまいます。

 

女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」には骨を作る働きもあります。

 

そのため、ダイエットによってエストロゲンが減ると骨粗鬆症を発症し、ロコモ症候群のリスクを高めることにつながります。

 

●太りすぎ(BMI25以上)

肥満体型

痩せすぎも問題ですが、反対に太りすぎもロコモ症候群のリスクとなります。

 

なぜなら、体重が増えてひざや腰に負担がかかると、関節軟骨が擦り減って運動器の機能低下が加速する原因になるからです。

 

最近では、ぽっちゃりした女性が雑誌などで取り上げられる機会も増えてきました。

 

もちろん、自分の体型を過剰に気にしすぎることはよくありませんが、太りすぎにさまざまなリスクがあることもまた、事実です。

 

3.ロコモ症候群の予防法

ここまで述べてきたように、若い女性の間でロコモ症候群が増えている原因は、運動や食事などの基本的な生活習慣にあります。

 

ですから、ロコモ症候群を予防するためには、運動や食事を見直すことが大切です。

 

次のことに気をつけましょう。

 

●運動編

自転車で通勤する女性

負荷が大きすぎないウォーキングなどの運動習慣を取り入れるようにしましょう。

とはいえ、普段から運動していない人にとってはハードルが高いかもしれません。

 

そんな方におすすめしたいのが、厚生労働省も推奨している「+10(プラス・テン)」の習慣です。

 

「+10」とは、毎日の生活に10分間だけ身体を動かす活動を増やすことで、ロコモ症候群を予防しようというものです。たとえば、次のようなものがあります。

 

+10(プラス・テン)の例

 

・電車や自動車で通勤している場合は、自転車や徒歩通勤に切り替える
・買い物をするときはいつもより遠くのスーパーを利用する
・エレベーターやエスカレーターを使わない
・家事はキビキビを動くことを心がけ、合間にストレッチをする
・歩幅を広く、速い速度で歩く
・昼休みに会社の周辺を散歩する

 

●食事編

ロコモ症候群を予防する食事の基本は、「5大栄養素をバランスよく」です。

その上で、骨や筋肉、関節軟骨に良い次の栄養素を積極的に摂りましょう。

 

ロコモ対策となる食材

・カルシウム:牛乳、乳製品、小魚、緑黄色野菜、大豆製品など
・タンパク質:肉、魚、牛乳、大豆、卵など
・ビタミンB6:カツオ、マグロの赤身、赤ピーマン、バナナなど。タンパク質と一緒に摂ると良い。
・ビタミンD:鮭、キノコ類など
・ビタミンK:納豆、青菜など
・グルコサミン:山芋、オクラ、フカヒレ、干しエビなど

 

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※この記事を執筆いただいた専門家の方

女性専門家

執筆:保健師 吉村佑奈

株式会社とらうべ所属

ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。

 

※執筆内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、執筆者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

 

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最終更新日:2017年8月23日