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カルシウムを手軽に摂取できる食材って?1日どのくらい摂ればいいの?

  • 最終更新日:2018年6月13日
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カルシウムを手軽に摂取出来る食材は何?

 

監修者・女性

この記事の執筆専門家

管理栄養士 山本ともよ  (株式会社とらうべ)

※本記事は、管理栄養士の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

1.はじめに

日本人のカルシウム不足が問題となっています。

 

そこで、手軽にカルシウムを摂れる食材を紹介します!

 

まずは1日にどれくらい摂ればいいかを知り、自分でできる方法を取り入れてみましょう!

 

2.カルシウムの1日あたりの推奨量

カルシウムは体内で一番多いミネラルで、骨や歯、筋肉を構成する、ホルモンや酵素を作用させる、神経伝達をサポートするなど、健康に活動をするために不可欠な栄養素です。

 

厚生労働省の「日本人の食事摂取基準2015年版」によると、カルシウムの1日の推奨量は、以下のように定められています。

 

●男性の場合

12~14歳1000mg(※)成長期のため最も多い
15歳~20代800mg
30代650mg
50歳以上700mg

 

●女性の場合

12~14歳800mg(※)成長期のため最も多い
15歳以上650mg

 

実際に私たちが摂取している量はどのくらいなのでしょうか?

 

「平成27年国民健康栄養調査」によると、どの年代でも男性は200~300mg、女性は200mg不足しています。

 

つまり、推奨量の3割程度不足しているのです。いかにカルシウム不足が深刻な問題であることがおわかりいただけるでしょう。

 

3.普段の食生活、カルシウムはどのくらい摂っている?

普段食べている食事に、どのくらいカルシウムが含まれているのか、例を挙げてみましょう。

 

例1)

●カレーライス

●ゆで卵

トマトとレタスのサラダ

カレーライス

★カルシウム:90mg

 

例2)

●ご飯

●ハンバーグ

●ブロッコリー

●人参グラッセ

●野菜スープ

●ポテトサラダ

ハンバーグ

★カルシウム:90mg

 

例3)

●ご飯

●豆腐とわかめの味噌汁

●納豆

●卵

●トマトとレタスのサラダ

納豆ごはん

★カルシウム:140mg

 

例4)

●ご飯

●豆腐とわかめの味噌汁

●鮭の塩焼き

●冷奴

●トマトとレタスのサラダ

鮭の塩焼き

★カルシウム:130mg

 

1日650mg摂るためには、1食で220mg摂る必要がありますが、おおよその摂取量は、洋食で90mg、和食で140mgほどです。

 

つまり、カルシウムの多い食材を積極的に摂らなければ、不足しやすいということなのです。

 

4.カルシウムを多く含む食材は?

次の食品を積極的に摂ることで、カルシウム不足を補うことができます。

 

●乳製品

牛乳1杯:227mg
プレーンヨーグルト100g:120mg
スライスチーズ1枚:126mg
粉チーズ大さじ1:78mg
スキムミルク大さじ1:66mg

 

●大豆製品

高野豆腐1枚:132mg
納豆1パック:45mg
木綿豆腐1/2丁:180mg
きなこ大さじ2:35mg

 

●魚介類

ししゃも3匹:198mg
桜エビ大さじ1:100mg
しらす干し大さじ2:52mg
サバ水煮缶1缶:260mg
いわし味付け缶1缶:370mg

 

●海藻類

乾燥ひじき小鉢1人分10g:140mg
とろろ昆布大さじ1:65mg

 

●野菜

小松菜60g:100mg
水菜60g:126mg
モロヘイヤ50g:130mg
乾燥パセリ小さじ1:26mg

 

●その他

ごま大さじ1:108mg
プリン1個:70mg

 

5.カルシウムを手軽に摂るコツ

カルシウムは1食で集中的に摂るのではなく、毎食で摂取することが大切です。

 

一度にたくさん摂っても、吸収率が低下し、排出されてしまうからです。

 

手軽に取り入れられる方法を紹介していきます。

 

●簡単に食べられる食品を取り入れる

牛乳やヨーグルトはコンビニなどでも手に入り、また、手間がかからずにプラスできる食材です。

 

たとえば、3.普段の食生活、カルシウムはどのくらい摂っている?の、例1:カルシウム90mg)にヨーグルトを追加すると、カルシウム量の合計は次のようになります。

 

例)1 に、ヨーグルトを追加!

 

★カルシウム:210mg

 

コンビニでも購入できる手軽な1品食材として、魚の缶詰、ししゃも、チーズ、豆腐などもおすすめです。

 

●ちょい足しでカルシウムアップ

ちょっとひと手間でカルシウムの多い食材をプラスしてみましょう。たとえば、次のような方法があります。

 

①.ハンバーグや餃子、ポテトサラダなど、混ぜ合わせるものにスキムミルクを足す

 

②.サラダに桜エビやしらす干し、ごまをふりかける

 

③.味噌汁にとろろ昆布や小松菜、モロヘイヤなどカルシウムの多い食材を加える

 

3.普段の食生活、カルシウムはどのくらい摂っている?(例2:カルシウム90mg)のメニューにちょい足しをしてみると、次のように変化します。

 

例)2に、ハンバーグ・ポテトサラダにスキムミルク、人参グラッセにごまをトッピング

 

★カルシウム:225mg

 

このように、カルシウムの多い食材を常備しておけば、ひと手間で摂取量をアップさせることができます。

 

●カルシウムアップの1品を常備しておく

小松菜(ほうれん草でも可)のごま和え、ひじき煮、高野豆腐の煮物、白和え(豆腐とごまで食材を和えたもの)、水菜サラダなどは、カルシウムの多い小鉢です。

 

自分で作って常備しておくのも良いですし、お惣菜としても比較的よく売られているので、それを活用するのも良いでしょう。

 

たとえば、3.普段の食生活、カルシウムはどのくらい摂っている?の(例4:カルシウム130mg)の冷奴をほうれん草のごま和えに変えるだけで、次のように変化します。

 

例)3の、冷奴を、ホウレン草のごま和えに変更レタスを水菜に変更

 

★カルシウム:330mg

 

●サプリメントの活用

食材で取り入れにくいときにはサプリメントで補うのもいいでしょう。カルシウムは意識しなければ不足しやすい栄養素です。

 

食事でも意識的にカルシウム摂取を心がけ、その上でサプリメントを活用しましょう。

 

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5.最後に

ちょっとした心がけで身体の働きは大きく変わります。

 

手軽に取り入れられる方法でカルシウム不足を解消しましょう。

 

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※この記事を執筆いただいた専門家の方

女性専門家

執筆:管理栄養士 山本ともよ
株式会社とらうべ所属

ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。

 

※執筆内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、執筆者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

 

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山本ともよ

【保有資格:管理栄養士】栄養の情報は世にあふれています。身近なことだからこそ、正しい情報をわかりやすく伝えることを心がけています。

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