美肌の素!【セラミド】で肌トラブル改善!サプリメントの正しい飲み方徹底解説
かんたんに言うと…
- 肌の保湿とバリア機能にはセラミドが不可欠
- 肌ケアの方法を間違えると、セラミドは減少してしまう
- サプリメントには正しい飲み方がある

●季節の変わり目で、肌がカサカサ乾燥しているような気がする…。
●毎日しっかり洗顔しているのに、肌の調子がよくない。
●年齢を重ねるうちに、肌がピリピリするようになった…。
最近こんなこと感じませんか?
加齢や環境の変化によって引き起こされる乾燥肌や敏感肌。その原因をひも解いていくと、もしかしてセラミドが減少していることが原因かも?!
今回は、そんなセラミドについて触れていくとともに、セラミドがもたらす効果や、セラミドを摂取する際のポイントなどについても詳しくご紹介していきます!
1.セラミドってなに?
★セラミドの役割は肌の保湿と保護
セラミドとは、皮膚の外側にある角質層部分に含まれている細胞と細胞の間を埋める細胞間脂質のひとつです。
この細胞間脂質がスポンジのように水分や油分を蓄え、肌を保湿し、細胞間を埋めることにより、外部刺激に対するバリア機能としての役割を果たしています。
★セラミド量は加齢とともに減少する
肌の保湿効果とバリア機能として働くセラミドですが、20歳を過ぎた頃から徐々に減少を始め、30代に入ると急激に低下。50代では20代の頃の半分程度となります。
セラミド量が減少すると、肌の保湿力が低下し、肌が荒れやすくなったり、乾燥しやすくなったり、たるみやしわができるなど肌老化の原因となります。そのため、健康的な肌を維持するためには、毎日のケアでセラミドを補うことが大切です。
2.セラミドの美肌効果とケア時の注意点
★セラミドの美肌効果って?
セラミドをしっかりと補うことで、肌のバリア機能、水分保持のほかに、皮膚細胞の再生促進、アトピー性皮膚炎の改善、メラニン抑制による美白効果などが期待できます。
セラミドは表皮の一番上の角質層に存在している保湿成分なので、化粧水や美容液などを用いて外部からケアしやすい成分でもあります。
しかし、ケアの方法を間違えると、逆にセラミドを減少させてしまう原因となることも…。セラミドを維持するためには、次の点に注意して毎日のケアを行いましょう!
①.洗顔時の注意点
洗顔をする際のポイントは、泡立てた洗顔料で円を描くように、優しく肌についた汚れを落とすことです。
肌が脂っぽくなっていると、ついつい強く洗いがちですよね!でも、洗顔の目的は、肌についた余分なものを落として、ターンオーバー(表皮の新陳代謝)を正常に働かせることにあります。
強く洗ったり、1日に何度も洗顔したりすると、逆に皮膚の角質層に傷をつけてしまい、セラミドを洗い流してしまうことにもつながってしまうので、注意しましょう。
また、女性の方はクレンジングをする際、メイクの油分と一緒にセラミドも落としてしまう場合もあります。クリームクレンジングを使ったり、できるだけ低刺激のクレンジングで済むようなメイクを心がけるとよいでしょう。
②.化粧水使用時の注意点
セラミドが配合されている化粧水を使用する際のポイントは、しっかりと肌に浸透させることです。基本的にはコットンではなく、手で行うのがおすすめです。
まず洗顔後に水分をしっかりと拭き取り、10円玉くらいの量を手にとって、手のひらで顔全体に伸ばし、頬や額など、顔のパーツごとに約3秒間ずつなじませます。密着させるように、ゆっくりと行いましょう。
この際に注意したいのは、強くこすったり、叩いたりすることです。肌を傷つける原因となりますので、優しく丁寧にケアするよう心がけましょう。
③.食事の際の注意点
セラミドは食事で補うこともできます。セラミド量が多い食品例としては、米、大豆、黒豆、こんにゃく芋、ごぼう、ひじき、わかめなどが挙げられます。特に「黒色」の食品にはセラミドが豊富に含まれていると覚えておくとよいかもしれません。
飲料ではコーヒーや紅茶に含まれており、牛乳にもミルクセラミドという成分が含まれています。ほかにもセラミドの体内生成を補助する機能を持つ食品として、たまねぎやカリフラワーなどの血行促進効果のある食品や、トマトやピーマンなどの抗酸化作用のある緑黄色野菜なども摂取するとよいでしょう。
逆に、揚げ物やインスタントラーメンなど、リノール酸を含む食品を過剰に摂取すると、体内のセラミドを減少させる原因となりますので注意しましょう。

★積極的に摂りたい食材
米、大豆、黒豆、こんにゃく芋、ごぼう、ひじき、わかめ
牛乳、たまねぎ、カリフラワー、トマト、ピーマン

★なるべく避けたい食材
揚げ物、インスタントラーメンなど
3.サプリメントでセラミドを補おう!
セラミドの摂取というと、化粧水で肌に直接つけるイメージが一般的かもしれませんが、体の内側からもセラミドを補うことで、より美肌維持が期待できます。
現在は手軽にセラミドを摂取するためのサプリメントも数多く販売されているのでオススメです。サプリメントに配合されているセラミドには次のような種類があります。
米セラミド | セラミドのなかでも特に保湿効果が高い米セラミド。化粧品の成分としても配合されていることが多く、メラニンの生成を抑制し、美白作用があるとされる。 |
小麦セラミド | 皮膚の保湿効果のほか、弾力性維持やしわの防止、爪や毛髪のモイスチャー効果などが期待できる。現在はスキンケア化粧品のほかに、シャンプーやトリートメントなどにも用いられている成分。 |
大豆セラミド | しわやくすみの原因となるメラニンの生成を抑制する機能のほか、肌にハリや弾力性を与えるコラーゲンの生成を促進する作用が確認されている。 |
パイナップルセラミド | 皮膚の水分量調整や蒸散量の調整機能のほか、紫外線によるしわ形成の抑制や、肌が明るくなる美白効果の期待される成分。 |
こんにゃくセラミド | 体の内側から肌の保湿力を高め、うるおいを与えるとともに、乾燥を防止する効果や肌のバリア機能を高める効果が期待できる。食事だけで摂取するのは難しいので、サプリメントを活用するのがオススメ。 |
4.セラミドサプリメントのオススメ摂取方法
サプリメントを飲むときは必ず水かぬるま湯で飲むようにしましょう。ジュースやお茶はサプリメントの吸収を妨げる原因となることがあるので注意してください。
また、薬を服用している場合は副作用の危険があるため、サプリメントを飲む際は、かかりつけの医師または薬剤師の方に相談してから服用するようにしましょう。
セラミドのサプリメントを飲むのは就寝前が最適です。肌のターンオーバーは睡眠時に活発化するので、毎日寝る前に飲む習慣をつくるとよいでしょう。
セラミドを摂取する際は、相性のよいコラーゲンも一緒に摂るとより効果的です。現在は、あらかじめ相性のよい成分が配合されているサプリメントも多く販売されているので、選ぶ際に成分表示を確認するとよいでしょう。
ただし、相性がよい成分だからといって過剰摂取するとリスクにつながるケースもあります。必ず、パッケージに記載されている1日の摂取量を守って飲むよう心がけてください。
5.最後に…
今回は肌の健康維持に必要なセラミドについて詳しくご紹介しました。加齢や環境の変化によって減少してしまったセラミドをしっかりと補うことは、美肌効果だけではなく、余計な肌トラブルを回避することにもつながります。
現在化粧水のみで対策しているという方は、ぜひ今回紹介したようなサプリメントなども併用して、外と内から肌ケアを行ってみてはいかがでしょうか?
※この記事を監修して頂いた専門家の方 監修:薬剤師 宮本 知明 ●卒業大学:国際医療福祉大学 薬学部 薬学科 卒業
●勤務先履歴:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 薬剤部 勤務
●現在の勤務先:東京大学医学部附属病院 糖尿病・代謝内科 勤務
●医療・健康分野中心にフリーライターとして活動
●保有資格:薬剤師/GAJ認定ジェモセラピスト(植物療法士)/漢方ソムリエ
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この記事の執筆監修者の保有資格・企画 : サプリメントマイスター(108) 薬剤師(12)
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