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【管理栄養士が伝授!】青汁を飲む時、一緒に摂ると良い栄養素って?

  • 最終更新日:2018年6月13日
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管理栄養士が解説!青汁を飲む時に一緒に摂ると良い栄養素って?と管理栄養士が言っている画像

 

監修者・女性

この記事の執筆専門家

管理栄養士 山本ともよ  (株式会社とらうべ)

※本記事は、管理栄養士の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

1.はじめに

毎日の健康的な習慣として青汁を取り入れる方が増えています。

 

栄養価の高い青汁ですが、青汁だけ摂って必要な栄養素が全て網羅できるわけではありません。

 

また、栄養素はお互いに助け合って働くため、組み合わせによっては身体での働きの効率を高めることもできます。

 

青汁をより効果的に摂るために、一緒に摂ると良い栄養素や食べ物を紹介します。

 

2.青汁と一緒に摂ると良い栄養素

青汁と一緒に摂ると良い栄養素

 

次の栄養素は、青汁に含まれる成分の吸収や働きを促し、より効果的な栄養補給につなげます。

 

●動物性たんぱく質

青汁は多くの栄養素を含む栄養価の高い食品ですが、たんぱく質はほとんど含まれていません。

 

たんぱく質は体内でのさまざまな働きを担う重要な栄養素であり、青汁に含まれるビタミンやミネラルだけを摂っても身体にとっては効果的ではありません。

 

また、動物性たんぱく質は鉄の吸収率を高めてくれます。

 

動物性たんぱく質を含む食品:肉、魚、卵、乳製品など

 

●ビタミンD

ビタミンDも青汁に含まれない栄養素のひとつです。

 

ビタミンDは、日本人が不足しやすいカルシウムの吸収を高める働きがあります。

 

カルシウムを豊富に含む青汁とはぜひ一緒に摂りたい栄養素です。

 

ビタミンDを多く含む食品:鮭、しらす、きくらげ、干しシイタケなど

 

●ビタミンC

鉄や亜鉛などのミネラルの吸収率を高めるビタミンCは青汁にも含まれています。

 

ただし、加工の工程での加熱や時間の経過による酸化で減少しやすいため、ビタミンCを含む食品を一緒に摂ると良いでしょう。

 

ビタミンCを多く含む食品:柑橘類、いちご、キウイ、イモ類、キャベツ、枝豆など

 

●脂質

青汁には脂質もほとんど含まれません。

 

脂質というと身体に良くないというイメージがあるかもしれませんが、身体にとって重要な役割を持つ欠かすことのできない栄養素です。

 

青汁には、βカロテン、ビタミンE、ビタミンKなどの「脂溶性ビタミン」が豊富に含まれています。

 

これらはその名のとおり、脂に溶けて吸収されるため、脂質と一緒に摂る必要があります。

 

脂質を含む食品:植物油、バター、アボカド、ゴマ、ナッツ類など

 

青汁をさらに効果的に摂り入れるために、食事を見直し、これらの栄養素を補うことも心がけましょう。

 

3.青汁を効果的に摂るために知りたい!青汁アレンジレシピ

青汁をアレンジして摂る方法もあります。

 

青汁と一緒に摂りたい栄養素を使ったおすすめメニューをご紹介します。

 

★青汁スムージー(2人分)

青汁スムージーの画像

 

●材料:粉末青汁1回分、牛乳200㏄、キウイ1個、リンゴ2分の1個

●作り方:全てをミキサーやジューサーで混ぜるだけ!

 

※糖質、たんぱく質、脂質が加わり、食欲がないときの食事代わりとしてもおすすめです。

 

★青汁ふりかけ

青汁ふりかけの画像

 

●材料:粉末青汁(1回分)、しらす40g、すりごま大さじ1、かつお節1パック、ゴマ油小さじ1、砂糖小さじ1、醤油小さじ1

 

●作り方:

①.フライパンを弱火にかけてゴマ油をしき、しらすを炒める

②.油がなじんだらかつお節と調味料を加え炒める

③.水分が飛んだら青汁とすりごまを加え、全体が絡んだらできあがり!

 

4.こんな食事には青汁を!

おすすめは青汁!と書いてあって、青汁の写真が載っている画像

 

健康的な食習慣のひとつとして摂ってもらいたい青汁ですが、とくに次のような食事のときには青汁に含まれる栄養素の効果を活かすことができます。

 

●油が多い食事のとき

青汁に含まれるビタミンB2は脂質をエネルギーに変える働きをします。

 

また水溶性食物繊維は、余分な脂質を吸着して、体外に排泄する働きがあります。

 

外食や揚げ物など油が多くなりがちな食事と一緒に摂るといいでしょう。

 

●塩分が多い食事のとき

塩分は体内に入るとナトリウムとして存在します。

 

青汁に含まれるカリウムは体内のナトリウム濃度を調節する働きがあり、過剰なナトリウムを尿として排泄します。

 

●生野菜が少ない食事のとき

時間がとれない時や外食など、生野菜を摂るのが難しい場合があります。

 

ビタミンB群やビタミンC、ビタミンEなどの栄養素は、調理による加熱や時間の経過で酸化され、栄養素が減ってしまうため、生野菜を摂る機会が少ないと不足しがちです。

 

そんなときには青汁を摂ると良いでしょう。

 

バランスのとれた食事を摂ることができるのがベストですが、日常生活ではそれが難しいときもあります。

 

そのようなときには、青汁の効果を活かし、上手に摂りましょう。

 

※この記事を執筆いただいた専門家の方

女性専門家

執筆:管理栄養士 山本ともよ
株式会社とらうべ所属

ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。

 

※執筆内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、執筆者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

 

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山本ともよ

【保有資格:管理栄養士】栄養の情報は世にあふれています。身近なことだからこそ、正しい情報をわかりやすく伝えることを心がけています。

この記事の執筆監修者の保有資格・企画 :

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