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【管理栄養士が解説!】青汁の種類ってどんなものがあるの?

  • 最終更新日:2018年6月13日
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管理栄養士が解説!「青汁」の種類ってどんなものがあるの?と管理栄養士が言っていて、青汁のイラストが描かれている画像

 

監修者・女性

この記事の執筆専門家

管理栄養士 山本ともよ  (株式会社とらうべ)

※本記事は、管理栄養士の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

1.はじめに

緑葉の生野菜を絞って作られる「青汁」。

 

しかし、忙しい現代人。毎日絞って飲むことは簡単なことではありません。

 

また、苦みなどがあって飲みにくいなどの問題も残ります。

 

このような問題を解決し、手軽に栄養価の高い青汁を摂ることを可能にしてくれるのが、市販の青汁製品です。

 

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今では形状や味などに工夫を凝らした製品が増えています。

 

今回は、この青汁の種類について解説します。

 

2.原材料による違いとそれぞれの特徴

原材料により違いとそれぞれの特徴と管理栄養士が言っている画像

 

青汁は、製品によって使われる材料もさまざまです。

 

おもに主原料として使われるのは、ケール、大麦若葉、明日葉で、それぞれ次のような特徴があります。

 

●ケール

ケールの画像

緑黄色野菜の中でも栄養素が高いことで知られるケール。

 

中でも皮膚や粘膜を丈夫にするβ-カロテンや、目の健康に良いとされるルテインを多く含んでいます。

 

ただし、独特の苦みなどがあるため、日本ではそのまま食べることは少なく、青汁の原料としてよく知られています。

 

青汁として飲む場合も、苦みを軽減されている製品を選ぶと良いでしょう。

 

●大麦若葉

大麦若葉の画像

 

大麦若葉とは大麦になる前の若い葉のことで、抗酸化作用を持つ「SOD酵素(スーパー・オキシド・ディスムターゼ)」や、食物繊維ビタミン類やミネラル類を多く含んでいます。

 

●明日葉

明日葉の画像

 

栄養素が高いことで知られるケールよりも100gあたりの食物繊維やビタミン、ミネラルの含有量が高いという特徴があります。

 

さらに、ビタミン類のひとつ「葉酸」は、赤ちゃんの健全な発育を促すことで知られていますが、

 

明日葉にはこの葉酸がたくさん含まれています。

 

3.形状による違い

青汁の形状による違いと管理栄養士が言っている画像

 

青汁は、現在様々な形状で販売されています。

 

形状の違いもみてみましょう。

●粉末タイプ

水などに溶かして飲むタイプ

 

水さえあれば手軽に作れるため、旅行にも持参できます。

 

海外出張が多い人や単身赴任中の方など、バランスのとれた食事をすることが難しい人にもおすすめです。

 

また、牛乳や豆乳、ジュースなどに溶かす、はちみつや果汁と混ぜて飲む、料理に入れるなど、自分流にアレンジすることもできるので、青汁独特の味が苦手な方でも飲むことができます。

 

一方で、粉末に加工する段階で加熱処理をするため、栄養素が減ってしまう場合があります。

 

●粒状タイプ

粉末状にした青汁を固形状にしたタイプ

 

粉末タイプのように溶かして作る手間がいらないのがメリットで、サプリメント感覚で摂ることができます。

 

また、粉末タイプに比べて味のクセが少なく、青汁独特の味やニオイが苦手な人も飲めます。

 

保管スペースをとらないのもメリットです。

 

●ドリンクタイプ

液状の青汁が紙パックや缶などに入って売られているタイプ

 

コンビニなどでも手軽に買えるので、昼食に1品追加するなど毎日の栄養管理にも使え、忙しい人にはおすすめです。

 

ただし、飲みやすくするために砂糖やはちみつ、緑茶や豆乳などが使われていることもあり、その場合、摂取できる青汁の栄養素が少ない可能性があります。

 

粉末タイプと違って、これらの量を自分で調整することはできないことはデメリットといえるでしょう。

 

●冷凍タイプ

青汁を冷凍にしたタイプ

 

緑葉の野菜を絞った汁をそのまま冷凍にして作られています。

 

そのため、加工などによる栄養素の損失が少なく、「とにかく栄養価が高いものが飲みたい」という方におすすめです。

 

一方で、解凍に手間や時間がかかるほか、やはり野菜を絞った汁を冷凍していることから、苦みなどが残っていて、飲みにくく感じる人は少なくないかもしれません

 

●フリーズドライタイプ

「フリーズドライ製法」とは、食品を凍結して真空状態にし、水分を飛ばして乾燥させる製法のこと。

 

ほかのタイプの青汁と比べて加熱処理されることが少なく、高い栄養素を保持することができます。

 

また、水などに溶かして飲むことができるため、冷凍タイプに比べて作る手間も少なくて済みます。

 

ですから、「栄養はしっかり摂りたいけど、手間がかかるのはイヤ!」という人はフリーズドライタイプの青汁を選ぶとよいでしょう。

 

一方で、ざらつきが残りやすく、のどごしが悪い、ほかのタイプに比べて料金が高めである、スーパーやドラッグストアなどで手に入りにくいといったデメリットもあります。

 

●ゼリータイプ

青汁に果汁などを加えてゼリー状にしたタイプ

 

果汁などを入れることで青汁独特の苦みが消え、おやつ感覚で食べることができます。

 

ただし、添加物(人工甘味料、香料など)が使われている場合もあるので、確認が必要です。

 

4.青汁を選ぶときのポイント!

青汁を選ぶポイント

 

このように、栄養価が高く、さまざまな健康効果が期待できる青汁ですが、継続しなければその効果を得ることはできません。

 

ですから、青汁を選ぶときは、形状、主原料やそれによる効果、味、ニオイなどの点を比較し、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。

 

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※この記事を執筆いただいた専門家の方

女性専門家

執筆:管理栄養士 山本ともよ
株式会社とらうべ所属

ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。

 

※執筆内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、執筆者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

 

 

 

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山本ともよ

【保有資格:管理栄養士】栄養の情報は世にあふれています。身近なことだからこそ、正しい情報をわかりやすく伝えることを心がけています。

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