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【注意】管理栄養士が解説!イソフラボンの摂りすぎによる副作用って?

  • 最終更新日:2018年6月13日
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管理栄養士が解説!イソフラボンの摂り過ぎによる副作用って?と管理栄養士が言っている画像

 

監修者・女性

この記事の執筆専門家

管理栄養士 山本ともよ  (株式会社とらうべ)

株式会社 とらうべ 社員。企業で働く人の食と健康指導。糖尿病など疾病をもった人の食生活指導など活動中。

※本記事は、管理栄養士の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

1.はじめに

大豆には身体にとって良い働きをする成分が複数入っています。

 

そして、そのひとつにイソフラボンがあります。

 

確かにイソフラボンは健康を維持する上で良い成分ではありますが、摂り方を間違えると悪影響を及ぼす可能性もあります。

 

そこで、イソフラボンを摂りすぎた場合の影響について解説します。

 

2.イソフラボンの効果

イソフラボンの効果と管理栄養士が言っている画像

 

イソフラボンが身体に良いといわれる理由。

 

これには、イソフラボンの構造が関係しています。

 

イソフラボンは、女性ホルモンのひとつである「エストロゲン」に似た構造を持ち、その働きもよく似ています。

 

エストロゲンは、女性の健康にとって欠かせないホルモンです。

 

そのため、加齢によってエストロゲンの分泌量が減ると、更年期症状を引き起こす骨を弱くする脂質の代謝を良くするなどの変化が現れるようになります。

 

また、エストロゲンは女性らしさを保つホルモンでもあるので、分泌量の減少によってお肌のハリやツヤが失われたり、髪にコシがなくなるなどの影響も出てきます。

 

そこで、エストロゲンと似た作用を持つイソフラボンを摂取することで、このような症状や変化を抑えることができるのです。

 

また、イソフラボンはポリフェノールのひとつでもあります。

 

ポリフェノールには細胞の酸化を防いで老化を抑えたり生活習慣病を防ぐ効果が期待できます。

 

そのため、女性に限らず男性の健康維持にも働いてくれる栄養素といえます。

 

3.イソフラボンの摂取上限量と過剰摂取の影響

イソフラボンの摂取上限量と過剰摂取の影響と管理栄養士が言っている画像

 

食品安全委員会では、イソフラボンの中でも大豆由来の大豆イソフラボンについて、1日あたりの摂取上限量を70~75mg(アグリコン型イソフラボン換算値)と定めています。

 

これを豆腐や納豆などの大豆製品に置き換えると、1日1~2品の計算になります。

 

また、サプリメントなど特定保健用食品からの摂取量は70~75mg中30mg以内に抑える必要があります。

 

これらの上限量は、ヒトや動物を対象に行った実験をもとに出されています。

 

では、イソフラボンを過剰摂取すると、どのような影響があるのでしょうか?

 

先に述べたように、イソフラボンにはエストロゲンに似た作用があります。

 

このことから、イソフラボンを長期に渡ってたくさん摂ることで、女性ホルモンのバランスに影響をきたして、月経周期に変化がみられたり、子宮内膜増殖症を発症するリスクが高くなることがわかっています。

 

また、男性では乳房の女性化がみられた、という研究結果もあります。

 

さらに、はっきりしたことはわかっていないものの、乳がんやそのほかのがんの発症率に影響を与える可能性も指摘されています。

 

このように、イソフラボンを過剰摂取した場合にはさまざまな悪影響が出る可能性があります。

 

現時点ではどのくらい摂取したらどのような影響が出る、という明確な研究結果はありませんし、1日だけ過剰摂取してしまったら、すぐに身体に害が及ぶというわけでもありません。

 

けれども、これまでの研究結果を踏まえた上で、1日あたり70~75mgという上限量が定められているため、イソフラボンを摂取する場合は上限量を必ず守るようにしましょう。

 

4.妊婦や子どもは食品から摂取しよう

妊婦や子どもは食品から摂取しようと管理栄養士が言っている画像

 

お伝えしたように、現在、イソフラボンをサプリメントなどから摂る場合の上限量は1日30mgとされています。

 

しかし、この基準は妊婦や子どもには適用されません。

 

妊婦や乳幼児・小児については、安全性を確保する科学的根拠がないことから、一般的な大豆製品に加えてサプリメントなどで摂取することはすすめられていないのです。

 

ただし、大豆製品など食事からイソフラボンを摂取すること自体は問題がないといわれています。

 

ですから、毎日の食事の中で大豆製品を摂るようにしましょう。

 

5.サプリメントで摂取する場合の注意点

サプリメントで摂取する場合の注意点と管理栄養士が言っている画像

 

大豆は日本の伝統的な食品であり、日常的に食卓に並ぶメニューの中にもイソフラボンを多く含む食品はいくつもあります。

 

そのため、まずはバランスのとれた食事を心がけ、ふだんあまり大豆製品を摂らない人は、味噌汁の具材として豆腐を選ぶ、昼食のおにぎりを納豆巻にするなどして、いつもの食事に大豆製品をプラスしてみてください。

 

ただし、それでもサプリメントなどでイソフラボンを摂取したい場合には、必ず摂取量を確認し、上限量を超えないように気をつけましょう。

 

そして、食事とサプリメントの両方からイソフラボンを摂取する場合には、合計の摂取量に注意する必要があります。

 

サプリメントで30mgのイソフラボンを摂取する場合には、食事から摂取する大豆製品の量を抑えるなどして調節するようにしましょう。

 

※この記事を執筆いただいた専門家の方

女性専門家

執筆:管理栄養士 山本ともよ
株式会社とらうべ所属

ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。

 

※執筆内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、執筆者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

 

 

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山本ともよ

山本ともよ

【保有資格:管理栄養士】栄養の情報は世にあふれています。身近なことだからこそ、正しい情報をわかりやすく伝えることを心がけています。

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