【テレビCM・新聞でもおなじみ!】セサミンの効果・効能って実際どうなの?
テレビCMや新聞など、様々なところで「セサミン」とよく耳にしますよね!
でも具体的にどのような成分か知っていますか?
今回は、「セサミン」の効果・効能や、摂取方法、摂取する際の注意点、日頃の生活に上手く取り入れる方法などを、詳しくご紹介します!
1.セサミンとは?
セサミンはゴマなどに含まれている成分です。実は、ゴマだけでなく米や麦にも含まれているのですが、実の表面部分に含まれているため、精製過程でほとんどの栄養を失ってしまいます。ですから、ゴマが一番セサミンを含んでいる食品と言えます。分かりやすくもありますが、他で代わりに摂ることが出来ない、貴重な成分です。
ゴマが持つ健康作用は、ゴマに含まれているゴマリグナンという成分に、秘密があるようです。リグナン類は、さまざまな植物の花や種などに含まれているもので、いくつかの化合物が集まった成分なのですが、特にゴマに含まれているものをゴマリグナンと呼びます。
セサミンは、このゴマリグナンを構成している成分のひとつ。ゴマリグナン類には、セサミンのほか、セサモールやセサミノールといった成分も含まれていますが、一番含有量が多いのはセサミンです。セサミンの量が最も多いとはいえ、ゴマ100g中に約500mg程度しか含まれていない、つまり、全体のなかの0.49%程度しか含まれていない、希少な成分でもあります。
●ゴマ100g中のゴマリグナンの含有量
セサミン | 約490mg(全体の約0.49%) |
セサモリン | 約300mg(全体の約0.30%) |
セサミノール | 約80mg(全体の約0.08%) |
セサモール | 約3~4mg |
その他の成分 | 約1~2mg |
2.セサミンの効果・効能って?
セサミンには、抗酸化作用や肝臓の働きを高める作用、アルコールの分解を促進する作用など、様々な働きがあり、ゴマが持つ健康パワーのほとんどは、このセサミンの作用によるものと言っても過言ではありません。
では、一体どんな効果・効能が期待出来るのでしょうか?
①.優れたアンチエイジング効果
セサミンには、活性酸素を退治する働きがあります。私たちが老けていくのは、体の細胞が少しずつ劣化して、酸化することが原因と言われています。
人はもともと、活性酸素を除去する力を持っていますが、この力も加齢とともに減少してしまうため、老化が進む原因とも言えます。そのため、活性酸素を退治するセサミンはアンチエイジングにも効果が期待できると言われています。
また、セサミンにはデトックス作用と血行促進作用もあるため、体の内側からアプローチして、美肌や効果や体の健康を促進してくれます。
②.疲労回復・二日酔い防止
セサミンは腸から吸収され、肝臓に入って初めて抗酸化物質として作用するので、機能低下の原因となる細胞の酸化を防ぎ、肝臓の機能を強力にサポートします。
肝臓で集中的に働く成分ですから、多くの役割を担っている肝臓の機能回復の効果が期待できます。元気になった肝臓は、摂取した栄養を分解して、活動のエネルギーを効率よく生み出すことができるので、疲労を感じにくくする作用があります。
③.コレステロール値の低下
血液中の悪玉コレステロールが増えることで起こる、最大の弊害は、コレステロールが酸化して血管内にこびりつき、動脈硬化などの病気を引き起こす原因となってしまうことにあります。
悪玉コレステロールは、体内の活性酸素と結びつきやすく、酸化してドロドロになりやすい脂質。血液中に悪玉コレステロールが多いと、同じく血液中に流れている活性酸素とすぐにくっついて、血管の詰まりを起こしてしまうのです。
抗酸化パワーの強いセサミンを摂取することで、肝臓で活性酸素を除去して、血液中に放出しないように食い止めてくれます。また、セサミンには、血中の悪玉コレステロールを減らし、コレステロール値を下げる効果が期待できるとともに、血管内で活性酸素と結びついて、悪さを防止する効果も期待でき、その結果、血管年齢が若返ると言われています。
④.更年期障害の改善
女性が年齢を重ねると出てくるのが「更年期障害」です。更年期障害の症状には、イライラや不眠、むくみや倦怠感などがありますが、これらは自律神経のバランスが崩れることから起こると言われています。
更年期障害には「エストロゲン」という成分の減少が大きな要因の一つです。エストロゲンとは女性ホルモンのひとつで、卵胞ホルモンとも言われるもの。女性らしい体を作ったり、妊娠に適した子宮環境を作り、排卵を促す働きをするホルモンです。
セサミンはこの女性ホルモンと同じような働きをしてくれる効果があることから、「植物性エストロゲン」とも呼ばれています。この名称には、「女性ホルモン・エストロゲンと同じような働きを持つ、植物性の成分」といった意味合いがあります。そのため、セサミンを積極的に摂取することは更年期障害の予防が期待できます。
また、更年期というと、40代後半~というイメージがありますが、最近は若年性更年期障害の事象も多いとのことですので、注意が必要です。
⑤.高血圧の予防
セサミンには、血管を広げる作用もあるので、抗酸化作用と血管を広げる作用の相乗効果により、血圧を下げる効果が期待できると言われています。 また、セサミンは肝臓に入ると体で良い物質に変化する「生体内代謝」を起こします。
生体内代謝で出来上がった物質の中に、活性酸素を抑制する働きのある物質が含まれています。活性酸素は血管を傷つけ、動脈硬化→高血圧を引き起こします。その活性酸素を抑制する働きがあることで、高血圧を予防することが期待できます。
セサミンを摂ることで、期待できる効果をまとめました!
- アンチエイジング
- 肝機能を高める
- 更年期障害の改善
- 疲労回復
- コレステロール値を下げる
- 高血圧の改善
- 免疫力の向上
- 美肌・育毛促進
- 二日酔いの予防
- 血管年齢の若返り
3.セサミンに副作用はある?
セサミンは「ゴマ」に含まれている天然の成分ですので、副作用の心配はほとんどありません。市販されているサプリメントもゴマから抽出しているので天然成分になります。
しかし、セサミンに限らず、その成分を一度に大量に摂取しても急に効果が上がるわけではないので、適量を守って摂取することが大切です。
また、アレルギーを持っている方は、かかりつけのお医者さん・薬剤師に相談してみると良いでしょう。
4.白ゴマと黒ゴマで、効果って違うの?
白ごまと黒ごま、金ごまなど、ゴマには幾つか種類があります。その種類、なんと約3000種類以上!基本的には皮の色で、その種類を判断するようです。
効果にはほとんど大差なく、どのゴマでも、それ相応の効果が期待できます。
それぞれの特徴をまとめてみました。
黒ゴマ | アントシアニンという色素を含み、目の機能向上が期待出来る。 |
白ゴマ | 黒ごまより脂質が多く、炒った時の香ばしい香りが特徴。 |
金ゴマ | 白ごまより脂質やタンパク質が多く、香りや風味が強い。 |
5.セサミンの摂り方
健康や美容に素晴らしい効果がある「セサミン」。出来れば毎日続けて健康を目指したいですよね!でも、どのように摂取するのがよいのでしょうか?
セサミンの1日分の推奨摂取量は、10mgです。その量をゴマから摂ろうとすると、小さじ30杯以上食べなくてはいけなくなります。しかも、ゴマは硬い皮に包まれていて、そのままで食べてもセサミンはなかなか吸収できません。ゴマをすりつぶして料理するのは、栄養学上理に適っているのですが、それを毎日続けるのはなかなか大変ですよね
ゴマ油からセサミンを取ろうとしても、大量に脂質も摂取することになってしまい、カロリーが高くなってしまいます。
セサミンを手軽に摂取するには、サプリメントがオススメです!
サプリメントであれば、大量に摂取することもなく適量なセサミンを摂取することができます。
また、サプリメントの中には効果をアップさせるため、セサミンと同じように抗酸化作用をもつビタミンEや、DHA・EPAなどと一緒に配合しているものもありますので、自分の健康の悩みに合わせて、選んでみてください!
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この記事の執筆監修者の保有資格・企画 : サプリメントマイスター(108)
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