女性にも!【亜鉛】効果・効能、徹底解説!

この記事では「亜鉛」の女性向け効果について、徹底解説します!
亜鉛と聞くと「自分にはあまり関係ない?」とか「亜鉛は男性が摂取するもの!」などと思っていませんか?これは大きな間違いで、男性だけでなく、亜鉛は女性にも積極的に摂取していただきたいミネラルなのです!
特に、現代人にとって亜鉛は不足しがちなミネラルの1つで、体内に亜鉛が不足すると身体に悪影響を及ぼします。亜鉛の効果・効能やおすすめの摂取方法なども合わせて紹介していくので、是非チェックしてみてください!
1. 亜鉛って?
金属のようなイメージを持つ亜鉛ですが、人間や動植物が生きていくうえで必要不可欠な「必須ミネラル」の1つです。最近では、有害物質の排泄を促すタンパク質を誘導する、デトックスサプリとしても亜鉛が注目されています。
亜鉛は主に肝臓や腎臓、骨や歯、筋肉などに存在しているため、必須ミネラルの仲間に入っています。亜鉛は新しい細胞を作る細胞分裂や、DNAの複製に欠かせません。

体内では、細胞分裂の際には遺伝子情報の複製や、タンパク質の合成などの化学反応が常に行われています。
この生体反応をスムーズに進めるために必要なのが酵素です。酵素が働くために亜鉛が重要で、亜鉛不足になると体の生体機能がスムーズに行かずに止まってしまうことがあるのです。
また、亜鉛は成人の場合、体内に1.4~2.3gほど存在しています。そのほとんどは骨や筋肉にありますが、腎臓や肝臓、心臓、大動脈、甲状腺など、細胞分裂が盛んな臓器、また、血液や皮膚、毛髪など代謝の活発な部位にも多く存在しています。
ちなみに、バランスの取れた食事をしていれば亜鉛不足になる心配はありません。しかし、インスタント食品やファーストフードといった加工食品を日常的に摂取する食生活や極端なダイエットに陥りやすい昨今では、亜鉛不足に陥る可能性も大いにあるのです。
他にもストレス、アルコールの過剰摂取、過度な運動や労働でも亜鉛は消費されるので、現代では不足してしまうことに注意が必要なミネラルとなっています。
2. 亜鉛の女性向け効果5つまとめ
●亜鉛の期待できる効果 ①.女性ホルモンの増加 ②.アンチエイジング ③.美肌効果 ④.免疫力の増加 ⑤.美髪効果
①女性ホルモンの増加

亜鉛が不足すると、女性ホルモンのエストロゲン、プロゲステロンが作られず、生理周期が止まる・無月経に陥ることがあります。
卵巣には亜鉛が多く含まれており、排卵や月経など性機能とも深く関係しています。実は、ダイエットしている女性に無月経や生理周期が乱れている人が多いのも、食品から亜鉛の摂取量が足りないことと関係があるのです。
亜鉛が不足した状態が長く続けば、将来的に不妊症になるケースもあるため注意が必要です。不妊症を防ぐために、男性だけでなく女性も亜鉛を摂取することで、生理不順や無排卵を防ぐ、妊娠しやすい体づくり、卵子の老化予防にもつながります。
最近では、晩婚化の傾向にあり、妊娠年齢も高齢化し始めています。質の良い卵子を維持することも今後女性が子供を産むために大切です。将来的に、子供を産むことを考えている方は、亜鉛の摂取を忘れないようにしましょう。
②アンチエイジング

あらゆる細胞の細胞分裂に亜鉛は関係しているため、亜鉛不足になると肌荒れや髪のパサつきを感じるようになります。皮膚のハリ、髪のツヤは、亜鉛が不可欠です。アンチエイジング対策としても亜鉛の摂取を意識してみましょう。
皮膚、髪、爪などのように細胞がめまぐるしく生まれ変わるような場所は、亜鉛不足の影響を受けやすくなります。年齢を重ねても若さと綺麗な肌、ツヤのある髪、綺麗な手先を保つためにも亜鉛を意識して取り入れましょう。
お肌の調子が良かったり、なんだか調子がいいと、毎日の行動や心の状態も、自ずとルンルンになりますよね♪♪
③美肌効果

肌は28日周期でターンオーバーすることで生まれ変わるため、古い細胞がきちんと代謝されていきます。このように、新しくできた細胞と古い細胞の入れ替わりが正常にできていれば、若々しい肌を保つことができます。
しかし年齢を重ねるにつれて共に肌が衰え始め、しみやしわが出やすくなるのは、皮膚細胞の代謝が少しずつ落ちているからです。亜鉛は肌の代謝とも関係があり、日々健康な皮膚細胞を作りだしてくれます!
また、亜鉛不足になるとタンパク質のコラーゲンの生成も正常に行えなくなります。そうなれば、肌の弾力が低下してしまいます。美容でコラーゲンを化粧品で外側から補うだけでなく、内側から作り出すために役立つ亜鉛も一緒に摂取するようにしましょう。
④免疫力増加

風邪、感染症、皮膚の病気を治りやすくしたり、女性特有の性器感染症を防いだりするのには免疫力を高めることが重要です。
亜鉛は免疫機能を正常に保ち、機能させることにも関係しています。免疫細胞を構成する物質はタンパク質でできており、亜鉛によって合成を促す働きがあります。これによって様々なタンパク質が合成され、酵素や免疫細胞の原料となります。
免疫力がきちんと働くように、亜鉛をしっかり摂取するようにしましょう。
⑤美髪効果

髪の99%は、ケラチンというタンパク質からできています。このケラチンを合成するのにも亜鉛が不可欠なのです。
亜鉛は、タンパク質合成、新陳代謝に関係しており、体内で新しい細胞を繰り返し作りだす部分に多く亜鉛が存在するため、不足すれば重要な器官、生体反応に優先的に使うよう促されます。
つまり、髪の亜鉛が不足してしまうと、優先順位から、亜鉛が髪に届けられるのは最後になってしまうのです。そうすると、髪のタンパク質合成が進みにくくなり、髪のツヤが失われ、抜け毛が増えることになってしまいます。
男性と同様に、髪のツヤが減ってきた、抜け毛が増えてきた、白髪が目立つ、髪のボリュームが失われてきたなどの悩みをもつ女性も少なくないのではないでしょうか?髪にお悩みをお持ちの方は亜鉛の摂取を心がけましょう!
3. 亜鉛のおすすめ摂取方法
①食事から摂取する

亜鉛はさまざまな食品に含まれており、中でも牡蠣には多くの亜鉛が含まれています。しかし、牡蠣は日常的に食べ続けられる食材ではありません。
そんなときは、カニ、スルメのような魚介類や、のり、ワカメ、昆布のような海藻類、牛肉、鶏肉、豚肉、卵のような動物性タンパク質を含む食品を食べるようにしましょう。
食品からの亜鉛の吸収率は約30%程度で、タンパク質といっしょに摂取することで吸収効率も体内の利用率も良くなります。
②サプリメントから摂取する

日常的に適切な食事をしていれば、亜鉛が不足することはそう多くありません。
しかし、ダイエットをする時などは、サプリメントで亜鉛を補給し、減量時の不足を防ぐのも良い方法です。女性用に美容成分入りのサプリメントもあるので、自分に合ったものを取り入れてみましょう。
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4.適切な摂取量
亜鉛を摂取する際の推奨量は18〜69歳の女性で8mgです。また、妊婦と授乳婦が摂取する推奨量はそれぞれ+2mg、+3mgとなっています。
ちなみに、上限量は35mg/日です。何事も過剰摂取には注意しましょう!
5.副作用はある?
亜鉛を1日100mg以上長期にわたり摂取した場合、嘔吐、吐き気、脱水症状、発熱、倦怠感などの副作用、過剰症の危険があります。
また、経口摂取で1日50mgを1週間以上続けると嘔吐、イライラ、不安感などの副作用が発症しやすくなるというデータも。
これらは、普段の食事や、用法用量を守ってサプリメントを摂取する際では起こることはほとんどありませんが、サプリメントの過度の摂取を長期間・継続的な使用によって起こる可能性がありますので、注意しましょう。
6.まとめ

亜鉛は私たちに必要な成分です。女性のみなさんのなかで結婚をされていて、お子さんが欲しいと思っている方は旦那さんも一緒に亜鉛を摂取することをおすすめします。
現代では食生活の乱れや、高度な社会の進展によるストレスも関係して妊娠が生体レベルで難しくなってきているそうです。女性だけでなく、不妊症の原因は男性にもあります。
亜鉛をしっかり摂って、女性の卵子の劣化を抑えることだけでなく、男性の精子の質と量を維持することが重要です!女性側から健康を気にした生活をできるよう、一緒に心がけましょう!
※この記事を監修して頂いた専門家の方 監修:薬剤師 宮本 知明 ●卒業大学:国際医療福祉大学 薬学部 薬学科 卒業
●勤務先履歴:国家公務員共済組合連合会 虎の門病院 薬剤部 勤務
●現在の勤務先:東京大学医学部附属病院 糖尿病・代謝内科 勤務
●医療・健康分野中心にフリーライターとして活動
●保有資格:薬剤師/GAJ認定ジェモセラピスト(植物療法士)/漢方ソムリエ
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この記事の執筆監修者の保有資格・企画 : サプリメントマイスター(108) 薬剤師(12)
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