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睡眠の効果とメカニズム/知っておくべき基礎知識まとめ

  • 公開日:2016年1月14日
  • 最終更新日:2016年11月28日

かんたんに言うと…

  • 睡眠時間は人生で最も大切な時間
  • 大脳を休ませ成長ホルモンを分泌して心身共々健康に!
  • 睡眠にはレム睡眠とノンレム睡眠の2種類がある!

眠っている女性

人間の3大欲求の1つでもある、睡眠

 

人間は一生の内3分の1は眠っていると言われており、例えば80歳まで生きたとすると、25年以上寝ていることになります。

 

こう考えると私たちは随分寝ているんだなということがわかりますよね。

 

このように人生の多くを占め、また毎日の生活の一部である睡眠について、あなたはどれだけ知っていますか?

 

実は睡眠って、すごく奥が深いもので、知って欲しい、知るべき知識がたくさんあるのです。

 

睡眠のもたらす効果やそのメカニズムなど基礎知識をまとめてみました。

1.睡眠の効果・役割・影響について

睡眠が人体に及ぼす効果・役割・影響をまとめてみました。

睡眠が私たちにとって、いかに大事な生活習慣であるかということを改めて理解を深めていきましょう。

1-1. 脳や身体の疲れをとる

寝起きの女性

端的に言うと、その日の心身の疲れを取るために、癒すために人は眠ります。しかし、その意味の多くは身体ではなく、大脳を休ませることにあります。

 

大脳は眠ると同時に、翌日から再び指令を正常に全身に送れるように、その日起こった事象や、その機能の調整を行います。

 

集中力・判断力・思考力の低下、ストレスが貯まる、イライラする、感情の起伏が激しいといった症状は、大脳の疲労を回復できていないことがその要因であったりします。

1-2. 成長の促進・老化の防止

眠っている親子

人は寝ている間に、成長ホルモンと呼ばれるホルモンの一種を最も分泌することが知られています。

 

これは、主に成長期の子供に当てはまりますが、人は成長ホルモンの働きにより身長が伸びていきます。「寝る子は育つ」ということわざがありますが、実は科学的にも証明されていることなのですね。

 

そもそも成長ホルモンとは、皮膚や骨、筋肉と言った様々な細胞・組織の再生・修正を行う、いわゆる新陳代謝の働きを担っています。ですので、子供だけでなく、大人にも深い関係があります。

 

肌を例に挙げると、成長ホルモンは睡眠中に、肌細胞の新陳代謝を繰り返し、血行を良くして、肌の老廃物の排出を行います。

 

つまり、肌荒れシミシワなどの肌トラブルは、睡眠不足により、成長ホルモンの分泌が正常に行われず、そのために起きている事象でもあるのです。いくら、高い化粧品を揃えたところで、睡眠がしっかり取れていないと、美肌にはなれないのです。

1-3. 怪我の治癒・免疫力の向上・病気の予防

肌を気にする女性

先にも前述した通り、成長ホルモンは体内の新陳代謝の働きを担っています。

 

そのため、肌と同様に、切り傷や擦り傷など、古くなり、傷ついた細胞を修復します。

 

一方で、眠ることで白血球赤血球リンパ球などが骨髄で生成され、病気や病原菌への対抗力や免疫力を蓄えることができ、予防へと繋がります。また、常に体内で血液を全身に送り出している心臓も、睡眠中は一時的に働きを休めることができるので、負担や疲れを和らげる効果もあります。

 

風邪を引いたら眠るのが一番だと言いますが、これも科学的にあながち間違っていないということがわかります。睡眠不足だと、風邪は長引きますし、免疫力も低下しているため、風邪を引きやすくなる身体になってしまうのです。

 

2.レム睡眠とノンレム睡眠/睡眠のメカニズムについて

メカニズム

一言で眠りと言っても、細分化すると、2種類の眠りに分類することができます。

 

どちらも一度は耳にしたことがある言葉かと思いますが、レム睡眠ノンレム睡眠、それぞれ異なる性質と役割を持っており、質の良い睡眠に密接に絡んでくる要素です。

 

しっかり把握しておきましょう。

2-1. レム睡眠

レム(REM)睡眠とはRapid Eye Movement(急速眼球運動)の略です。眠っている最中に、眼球が動いている状態のことを言います。

 

レム睡眠は「身体の休息」とも言われ、脳は活動しているが、身体は休息している状態になります。

 

脳は活動しているので、夢を見たり、情報の整理や記憶の定着などを進めたりするのは、この時間になります。

 

また、目覚めの準備をしている時間でもあるので、この時に目が覚めるとスッキリを起きることができます。

 

個人差はあるものの、一晩の睡眠の内の20-25%を占めます。

2-2. ノンレム睡眠

ノンレム睡眠(Non-Rapid Eye Movementの略)は、レム睡眠とは逆で、眼球が動いていない睡眠のことを言います。

 

ノンレム睡眠は「脳の休息」とも言われ、身体共々、脳も休息をしています。脳はこの時に1日の疲れをとり、明日からの情報処理を正しく行えるようにします。

 

レム睡眠とは異なり、睡眠深度は深く、深度により、4つのステージに分けられます。眠りが深くなればなるだけ、脳は活動を止め、休むことができます。

 

なので、「しっかり寝たはずなのに、寝た気がしない、ぐったりする。」と感じる人は、脳がうまく休息できていない、つまりはノンレム睡眠がうまく出来ていないと言えます。

 

成長ホルモンは入眠直後3時間で最も分泌され、これも睡眠が深ければ深いだけ分泌量は増える傾向にあります。体内の新陳代謝をより良くに行うためにも、より深く眠る必要性があるのです。

 

実は『22時~2時は睡眠のゴールデンタイム』というのは誤った知識です。睡眠のゴールデンタイムは実態としては、固定された時間ではなく、人が最も成長ホルモンを分泌する入眠3時間後のことを言います。なので正しくは『睡眠ゴールデンタイムは入眠3時間後』となるのです。

 

余談ですが、居眠りのほとんどが、このノンレム睡眠に当てはまります。 なので「お昼寝は午後のパフォーマンスを高める」というのも、実は理にかなっており、ちょっとの時間でも寝ることで、脳を休ませることができるので効果的です。

  レム睡眠 ノンレム睡眠
睡眠深度 浅い 深い
活動中 休息中
身体 休息中 休息中
眼球 動く 動かない
心拍数 不規則 減少
呼吸 不規則 一定
血圧 不規則 下がる
 
 

2-3. 睡眠周期について

睡眠周期
 

人間は入眠直後にまず、ノンレム睡眠が集中的に現れ、その後、レム睡眠とノンレム睡眠を交互に繰り返して、覚醒(起床)へと進んでいきます。このレム睡眠とノンレム睡眠の一連のサイクルのことを睡眠周期と呼びます。

 

睡眠周期は一般的に90分と言われ、6~8時間眠る人は、一晩で大体4回から5回の睡眠周期が訪れます。その内、レム睡眠は10~20分、ノンレム睡眠は70~80分の割合で出現します。

 

もちろん睡眠周期は人によっては異なり、短い人で70分の人もいれば、長い人では110分の人もいます。この睡眠周期は自身の睡眠の質を高めるのに、知っておくべき要素の1つです。 たとえば、スッキリとした朝を手に入れるためには、人が目覚める準備をしている浅い睡眠である、レム睡眠の時に目覚めるようにすれば良いのです。

 

自分の睡眠周期の調べ方に関しては、別記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください!

 

関連記事 理想の睡眠時間って?/自分の睡眠周期を知ろう!

 

3.まとめ

考え事をする女性

忙しい現代人は「寝ている時間がもったいない」と、睡眠時間を削ります。

 

仕事もあるし、家族や友達や恋人との付き合いもある。それでも自分の時間は作りたい。逆を言うと、24時間の内に、簡単に削れる時間は睡眠時間しかないのです。

 

しかしながら、一番削りやすい睡眠時間は、本来は私達の心身の『健康』と『美しさ』保つために存在しており、本当は一番大切にするべきものなのです。

 

睡眠の効果やそのメカニズムを知ることで、少しでも睡眠への興味関心を持ち、ぜひ睡眠のことを考え直す、きっかけになったら嬉しいです。

 

 

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