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グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲン、プロテオグリカン、それぞれの違いは?

  • 最終更新日:2017年10月16日

グルコサミン、コンドロイチンなどの違い

監修者・女性

この記事の執筆専門家

管理栄養士 山本ともよ(株式会社とらうべ)

※本記事は、管理栄養士の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

グルコサミンコンドロイチンコラーゲンプロテオグリカンは、膝関節の健康を保つ働きがあることで知られています。

 

これらは膝関節のうちの軟骨を構成する成分です。今回は、関節の構造やそれぞれの成分について解説していきます。

 

1.膝関節がスムーズに動くメカニズム

膝関節には、「脚を動かす役割」「身体を支える役割」があります。

 

これらの役割から、膝関節には日々かなりの負担がかかっていて、その荷重は歩行では体重の2~3倍、階段の昇り降りや走りでは体重の5倍ともいわれています。


膝関節は、骨、靭帯、半月板、筋肉、関節包で構成されています。

 

ひざ関節の説明イラスト

 

このうち関節をスムーズに動かしているのは関節包です。関節包は、関節全体を包む袋状の組織です。

 

骨の先端には弾力性を持った関節軟骨があり、さらにその間の空間には「滑液(こつえき)」と呼ばれる液体が分泌されています。これらが骨と骨の間のクッションの役割を果たすことで、骨同士の摩擦が起こらずに関節をスムーズに動かすことができるのです。

 


関節軟骨の摩耗によってクッションの役割が弱まると、膝を動かしたときに違和感や痛みが生じるようになります。

 

ひざ関節の痛みのイメージ画像

 

関節軟骨は毎日使うことで摩耗していきますが、同時に日々新しい軟骨細胞が作り出されています。

 

そのため、この代謝サイクルを維持し、関節に負荷をかけない生活を心がければ、年齢を問わず膝関節の健康を保つことができます。

 

2.関節軟骨の主成分と働き

膝関節の健康維持に重要な関節軟骨の構成成分は、プロテオグリカンII型コラーゲン軟骨細胞です。

 

プロテオグリカンの多くを占める成分が「コンドロイチン硫酸」で、コンドロイチン硫酸の原料となるのが「グルコサミン」です。

 

各成分の特徴や働きを紹介します。

○プロテオグリカン○

プロテオグリカンの説明

「プロテオ」はタンパク質、「グリカン」は多糖類を意味していて、プロテオグリカンは、タンパク質と糖がくっついた「糖タンパク質」のひとつです。


プロテオグリカンの最大の特徴は保水性の高さです。

 

糖の部分はスポンジのように多量の水を保持することができます。

 

また、プロテオグリカンの構成成分にはヒアルロン酸やコンドロイチンがあり、プロテオグリカンには、これらの成分の産生を促す働きもあります。

 

そのほかにも、

・軟骨を作る細胞を活性化させる作用

・抗酸化作用

・抗炎症作用

・肌のターンオーバーを促す働き

などがあります。

○コラーゲン○

コラーゲンの説明

軟骨成分の多くを占めるコラーゲンは、発見された順にⅠ型、Ⅱ型、Ⅲ型…と名付けられ、種類によって分布する部位や性質が異なります。

 

共通点として組織の土台となり、保水性や弾力性、柔軟性を保つ働きがあります。軟骨に多く存在するのはⅡ型コラーゲンで、保水性の高さが特徴です。

○コンドロイチン○

コンドロイチンの説明

プロテオグリカンを構成する要素のひとつです。

 

「ムコ多糖類」というねばねばした物質で、食物繊維の一種です。

 

体内では、軟骨のほかに脳や皮膚、角膜、粘液などの構成成分として存在しています。

 

組織に保湿性と弾力性を与えたり、栄養素の消化・吸収、免疫機能の強化などの働きがあります。

○グルコサミン○

グルコサミンの説明

糖にアミノ酸がくっついた「アミノ糖」のひとつです。

 

プロテオグリカンやコンドロイチン硫酸の原料として、軟骨のクッション部分を作るのに重要な役割を担っています。

 

また、傷ついた軟骨を修復したり、軟骨が作られるのを刺激したりと、軟骨の健康を維持するためにさまざまな働きをしています。

 

 

これらはチームワークで膝関節の円滑な動きをサポートしています。

 

3.それぞれの栄養素の摂取方法

関節軟骨の重要な成分は、いずれも5大栄養素(糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)の摂取によって合成されます。

 

そのため、基本の摂取方法はバランスの良い食事を摂ることです。

 


また、これらの成分は年齢とともに合成能力が低下するといわれています。ですから、年齢を重ねるに連れて積極的な摂取が必要となります。

 

成分ごとに多く含まれる食品を紹介します。

○プロテオグリカン○

魚、牛、鶏の軟骨に多く含まれます。

 

とくに、鮭の鼻軟骨は東北地方で「氷頭(ひず)」と呼ばれ、昔から親しまれています。

氷頭

野菜と一緒に酢に漬け込んだ「氷頭なます」にして食べるのが一般的です。

 

 

プロテオグリカンは熱に弱く、このように火を通さない調理で効率よく摂ることができます。

 

○コラーゲン○

とり軟骨の画像

牛すじ、鳥なんこつ、鳥の手羽先、豚足、カレイ、フカヒレなどに含まれています。

 

コラーゲンの合成にはビタミンCが欠かせないので、ビタミンCを多く含む柑橘類やキャベツ、大根、芋類などと一緒に摂ることをおすすめします。

 

○コンドロイチン○

うなぎの写真

フカヒレ、ウナギなどに含まれています。

○グルコサミン○

干しエビ

山芋、オクラ、フカヒレ、干しエビなどに含まれています。

グルコサミンは単独で摂取するよりコンドロイチンと一緒に摂取した方が相乗効果を期待できることがわかっています。

 

バランスの良い食事を基本に、含有量の多い食品を積極的に取り入れましょう。ただし、手軽に摂ることができる食品ではないものも多いため、継続して摂取することが難しい場合には、サプリメントを活用するのも良いでしょう。

 

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※この記事を執筆いただいた専門家の方

女性専門家

執筆:管理栄養士 山本ともよ
株式会社とらうべ所属

ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。

 

※執筆内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、執筆者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

 

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