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【注意!】管理栄養士が解説!妊娠中に食べてはいけないものって?

 

管理栄養士が解説!注意!妊娠中に食べてはいけないものと管理栄養士が言っている画像

 

監修者・女性

この記事の執筆専門家

管理栄養士 山本ともよ  (株式会社とらうべ)

※本記事は、管理栄養士の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

●はじめに

妊娠中は「子どものためにもよい食事を!」と考えている方も多いことでしょう。

 

しかし、妊娠中には、注意が必要な食べ物もあります。

 

妊娠中に意識したい食の安全について説明します。

 

①.お酒

アルコールと書いてあってビールの写真が載っている画像

 

妊娠中に注意したい食べ物の代表格は、お酒です。

 

妊婦さんが飲んだお酒は、胎盤とへその緒を通じて赤ちゃんにも行き渡ります。

 

妊娠中にお酒を大量に飲むと、流産や死産、生まれつきの異常(先天性異常)のリスクになります。

 

起こりうる先天性の異常には、認知機能、聴覚や視覚の異常、小頭症(頭の奇形)、身長や体重が小さいことなどが挙げられます。

 

ある研究では、少量のアルコールでも低出生体重の危険性が高まることが示されています。

 

ここでいう「少量」とは、1週間にアルコール32g以下のことを指します。

 

これをビール(アルコール度数5%)に換算すると、800ml程度(800ml×5%×0.8=アルコール32g※1)になります。

 

1アルコール量=お酒の量(ml)×(アルコール度数(%)÷100)×0.8

 

②.カフェイン

カフェインと記載のある、コーヒーの写真が載っている画像

 

カフェインを多く摂取すると、神経が高ぶった状態になります。

 

また、心拍数が増加する、不眠になるなどの影響も出ます。

 

胎児はカフェインを代謝・排泄する機能が未熟なので、より負担がかかります。

 

妊娠中のカフェイン摂取が過剰になった場合、赤ちゃんの成長が妨げられると考えられています。

 

1日に摂取するカフェインの量が300mg以上にならないようにしましょう。

 

●カフェイン含有量の目安

・コーヒー(200ml): 120mg

・紅茶(200ml):30mg

・せん茶(200ml):40mg

・炭酸飲料(500ml): 50mg

・エナジードリンク(250ml):80mg

※注:ただし、浸出方法によって変動あり。

③.ハーブ

ハーブと記載があってハーブの写真が載っている画像

 

妊娠中は、カフェインレスの飲料をもとめてハーブティーにたどり着くことも少なくありません。

 

実は、海外の公的な保健機関では、安全性が確認されていないことを理由にハーブ製品の使用を避けるよう、注意喚起がされています。

 

安全であると考えられるものは限られていて、次のように子宮を収縮させて流産をひきおこす可能性があるものもあります。

 

●気をつけたいハーブ

セージ、パセリ、ペニーロイヤル、カキドウシ、セイヨウネズ、セイヨウノコギリソウ、エゾヨモギギク

※セージやパセリは、食品として使用される分には心配ありません。ただし、抽出や濃縮して摂取することは避けましょう。

 

ハーブを摂りたい場合は、薬と同等に扱える専門家に相談するようにしましょう。

 

④.大きな魚

大きな魚

 

妊娠中は、種類や量、頻度に注意したい魚があります。

 

魚に蓄積される水銀の影響が懸念されるからです。

 

胎児の聴覚に異常が出る可能性があることが知られていて、厚生労働省からも注意喚起がなされています。

 

水銀は、水俣病の原因となった化学物質として有名なので、魚を食べること自体を避けてしまいたくなるかもしれません。

 

けれども、過度に恐れる必要はなく、量や種類について多少の配慮をすれば問題ありません

 

むしろ、魚にはDHAやEPAなどとても良い栄養素が含まれているので、積極的に摂った方がよいくらいです。

 

●注意が必要な魚

マグロ(ミナミマグロ、クロマグロ、メバチマグロ)、金目鯛、メカジキ、クロムツ

 

この魚は、1週間あたり、切り身1切れ・刺身5枚程度にしておきましょう。

 

●水銀の心配がない魚

鮭、アジ、イワシ、サバ、サンマ、ブリ、カツオ、キハダ、ビンナガ、ツナ缶 など

 

⑤.リステリア菌感染の可能性がある食品

リステリア菌感染の可能性がある食品と記載があって生ハムの写真が載っている画像

 

「リステリア菌」に感染している可能性がある食品(ナチュラルチーズ、生ハム、パテ、スモークサーモンなど)にも、注意が必要です。

 

リステリア菌は食中毒の原因菌ですが、免疫力がある健康な大人であればそこまで気にする必要はありません。

 

しかし、免疫力が下がる妊娠中は、感染しやすくなるので要注意です。

 

 

リステリア菌感染が発症する頻度はまれです。

 

ただし、妊娠中は重症化する恐れがあるので、なるべく避けるようにしましょう。

 

リステリア菌による影響は、流産や早産、赤ちゃんの敗血症や髄膜炎など、命にかかわるような重大なものだからです。

 

⑥.生もの

生ものと記載があって、お刺身の写真が載っている画像

 

妊娠中は、生もの(刺身、生肉、生野菜)にも気をつけましょう。

 

トキソプラズマ」という、家畜肉や土壌によくいる原虫に感染する恐れがあるからです。

 

妊娠中に初めてトキソプラズマ感染を起こすと、赤ちゃんの脳や目に障害がでる可能性があります。

 

トキソプラズマは、加熱すれば悪影響がないので、少しの注意で防げるものです。

 

ただ、最近では飲食店でも生肉のメニューを見かけます。

 

肉は中までしっかりと火を通すようにしましょう。

 

また、生肉だけでなく、生ハムやサラミやジャーキーなども避けてください。

 

そして、果物や生野菜はよく洗いましょう

 

加えて、土壌や猫の糞などからの感染を防ぐために、庭いじりをした後はよく手を洗いましょう。

 

また、猫を飼っている人は、手洗いや飼育方法に注意して清潔を心がけてください。

 

※この記事を執筆いただいた専門家の方

女性専門家

執筆:管理栄養士 山本ともよ
株式会社とらうべ所属

ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。

 

※執筆内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、執筆者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

 

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編集部
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