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【公開レビュー】SABI(サビ)チェック!クレアチニンが正常値でも潜む錆びつき度


SABI(サビ)チェック

こんにちは、健康チョキン編集部のhikaruです。

 

学生時代につつましく鍛え上げられた身体は何処へやら…。

年齢を重ねるごとに感じる身体の不調は運動不足が明るみになった証拠。

休んでも抜けきらない疲労感、社会人7年目の冬。

 

そんな当時、お取引先から勧められたのが最新のセルフチェックツールが、

「SABI(サビ)チェック」でした。

 

お話を聞くところによると、SABI(サビ)チェックは自分のからだの酸化度(サビ度)と抗酸化力をチェックできるツールとのこと。まだまだ若いと思っていても、自分のカラダは知らず知らずのうちに錆びついているのかも!?

 

ということで今回は私hikaruが、

SABIチェックを実際に使ってみた結果をレビューさせて頂きます。

 

1.でもその前に、SABI(サビ)チェックってそもそもどういうもの?  

健康診断では分からない錆びつき検査

健康診断の結果

出典:photo-ac

 

SABI(サビ)チェックは、活性酸素によって体が酸化する(さびる)現象を、

尿検査で簡単に調べることができるセルフチェックツールです。

 

健康診断でも尿検査は行われますが、活性酸素による錆びつきチェックは健康診断では測れません。

 

健康診断の尿検査では、主に尿たんぱくや尿潜血反応を測定して、

腎臓炎や膀胱炎、前立腺炎などの腎・泌尿器が炎症の有無を検査しています。

 

対してSABI(サビ)チェックの尿検査では、尿中に含まれるクレアチニン(※)という成分に含まれる体の錆びつき度を表す8-OHdGという物質の濃度を元に体の酸化の程度を測っています。

 

遺伝子(DNA)のイメージ図

 

8-OHdGとは、DNAが活性酸素で損傷した時に生じる物質。

 

つまりSABIチェックでは、健康診断では検出できない8-OHdGを独自の技術で測定し、

8-OHdGの割合に応じてカラダの錆びつき度をチェックしているのです。

 

■クレアチニンとは何か?

 

※クレアチニンは筋肉を動かすときに必要なアミノ酸が分解されたあとに出てくる老廃物

※クレアチニンは健康診断の血液検査などで測定され、男性が~1.00mg/dL、女性が~0.70mg/dLが基準値でそれよりも高いと腎機能の障害が疑われます。

 

ところで先ほどからキーワードになっている活性酸素とは、

そもそもどのような物質なのでしょうか?

 

活性酸素と聞くとなんとなく悪いイメージがある、という方も多いとは思いますがそれだけでは不十分です。この機会に活性酸素について正しい理解をしていきましょう。

 

2.活性酸素の良い面/悪い面

 

私たちは日々呼吸して酸素を取り込んでいますが、その酸素の約2%は体内でエネルギーの高い「活性酸素」に変わります。その活性酸素は、私達のカラダにとって良い役割もあれば悪い作用もあるのです。

 

対照を表す写真

出典:photo-ac

・活性酸素の「良い面」

 

活性酸素は本来は身体にとって必要なものです。

強力な酸化作用でウイルスや細菌を殺す作用があります。私達のカラダは活性酸素なくして細菌から身を守ることはできません。

・一方、活性酸素の「悪い作用」とは?

 

ところが活性酸素はその強力な酸化作用を持っているが故に、

過剰に増え過ぎると体内の脂質、たんぱく質さえも酸化させて細胞を死滅させたり、

さらには細胞内の遺伝情報の本体であるDNA(デオキシリボ核酸)をも損傷させます。

 

■活性酸素を過剰に増やす原因

  • 激しい運動をする
  • 強いストレスを感じる
  • 紫外線を浴びる
  • 喫煙
  • 食生活の乱れ

 

乱れた食生活、ストレスや紫外線などの影響で過剰に発生すると体の中の細胞を酸化する作用が加速していきます。そして活性酸素によって損傷したDNAにキズが蓄積されたまま細胞分裂を繰り返すと、癌細胞となっていくのです。

 

3.活性酸素による身体の錆びつきのパターン

1.肌のシミ

肌に悩みを抱える女性

 

皮膚の老化の原因の一つは紫外線による活性酸素の大量発生にあります。

活性酸素と細胞の戦いの跡が皮膚のシミになります。

2.疲れやすくなる

疲れている女性

 

疲労感の原因の多くは肝臓の機能低下が多いと言われています。肝臓はアルコール分解機能で有名ですが代謝や排出、そして解毒など人体の臓器の中で最も多くの機能を持つ最大の臓器です。

 

肝臓は、循環する血液量も最も多くそのため絶えず活性酸素が発生し傷つけられやすく肝機能が低下すると、疲れやすい、やる気がしないなどの症状がでます。

3.血管への悪影響

 

現代人の食生活はコレステロールが過剰気味です。

 

活性酸素は血中に溢れ出したLDL(悪玉コレステロール)を格好の攻撃目標にして酸化(酸化LDLコレステロール)させます。酸化LDLコレステロールが増え過ぎると血管内にたまり、血管壁をせまくし、やがて血液をつまらせ動脈硬化になる原因になります。

 

参考記事 LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールって何?

 

4.問題は、身体が酸化しているのを自覚出来ないこと

悩む女性

 

活性酸素は以上のように生活習慣が原因で過剰になることが多いことが分かっています。

しかし問題なのは、活性酸素が発生し身体が酸化しているのを自覚できないことです。

 

つまり、活性酸素が原因で表れるシミや疲れ、動脈硬化などの症状が表面化してから対策するしかありませんでした。

 

サビチェックはこうした問題を取り払い、

活性酸素の過剰有無を事前にチェックすることが可能です。

そして測定結果に合わせて、カラダのサビつき防止策を講じれる画期的なツールなのです。

 

さて、私のサビつき度合いはどうだったのでしょうか。

それではドキドキのSABI(サビ)チェック診断結果を見てみることにしましょう。

 

5.【公開】検査キットを送付してから2週間後にどきどきのフィードバック内容!

SABI(サビ)チェック送付

 

SABI(サビ)チェックの利用方法は至って簡単で、朝一番の尿を摂り生活習慣に関するアンケートにチェックして同封の上、提供元のヘルスケアシステムズに郵送するだけです。

 

二週間後に診断結果が返ってきました。

SABI(サビ)チェックの結果

 

結論、私の錆びつき度は「低い」でした。嬉しいというか、ホッと一息です。

 

さらに、サビ防止生活のためのヒントやポイントもフィードバックがある

 

しかし、現時点の錆びつき度が低いからと言って、将来にわたって安心できるわけではありません。食生活やストレスなどの生活習慣の悪化から加速度的に活性酸素が増えることが分かっているからです。

 

SABI(サビ)チェックでは診断結果だけではなく、カラダのサビつきメカニズムの他、サビ防止生活のポイントも分かりやすく紹介されています。

 

SABI(サビ)チェックフィードバック内容

 

さて、SABIチェックのフィードバック内容を今後の健康増進に活かすにはどうすればよいでしょうか?ただ、検査を受けただけでは健康にはなれません。

 

健康チョキンでは一歩踏み込んで抗酸化対策を始める際にどれから始めれば良いか、

優先順位を付けられるようにランキングにしてまとめてみました。

 

6.体をサビさせないカラダ作りのポイントをランキング形式で紹介します!

第4位!適度な運動を心がける

便秘に悩まされない爽やかな男性

 

ウォーキングや水中歩行程度の軽めの運動は、抗酸化酵素の働きを高め、体の酸化を抑えます。精神的に開放されリラックスできる運動(有酸素運動)で続けて行くことがポイントです!

 

 つらいランニング・ヨガ・スポーツなどは、呼吸量が急増し、活性酸素の発生を促しますのでNGですのでご注意ください。

第3位 活性酸素を増やすNG習慣をやめる!

 

否定をする女性

 

 

活性酸素を増やすNG習慣があります。

新たな対策を行う前に、以下の項目に思い当たることがあれば、

まずは日頃の生活習慣の中からNG行動を減らすことからはじめましょう。

 

  • タバコをやめる

タバコの煙には活性酸素や、その発生を助長する有害物質が数多く含まれています。血液中に入ると、動脈硬化の原因となる酸化LDLコレステロールをつくる原因ともなります。

 

  • アルコールをとり過ぎ禁止

肝臓がアルコールを分解するときにも、活性酸素が発生します。飲む量の多い人、アルコールに弱い人は、とくに注意が必要です。

 

  • 紫外線をできるだけ避ける

紫外線に当たると、皮膚細胞でも活性酸素が生成され、シミやシワの原因となります。男性でも外出時は帽子をかぶる、日光に長時間当たらないなどの紫外線対策が必要です。

第2位!ストレスを溜めない≒睡眠を良く摂る

 

寝ている女性


ストレスを受けると交感神経が活発になり一時的に血液の流れが悪くなり、

これが元に戻るときに活性酸素が発生します。これを繰り返すことで、酸化が促進されます。とはいえ中々ストレスを意識的に溜めないことは難しいもの。

 

そんな時は毎日の睡眠の時間をしっかりとり、質を上げるように心がけましょう。睡眠中は強力な抗酸化作用を持つと言われるホルモンの1種メラトニンが分泌されるので、充分な睡眠が取れない状態では分泌量が減少し抗酸化力を減らしてしまいます。

 

関連記事 本当の睡眠を手に入れよう!睡眠の質を高める方法7つ

 

第1位:抗酸化成分を含む野菜やフルーツを積極的に摂る!

野菜とビタミンなどの栄養素

食べ物には、活性酸素の働きを抑えるさまざまな抗酸化成分が含まれています。

たとえばフルーツに多く含まれるビタミンCや、ナッツ類、大豆などに多いビタミンEなどは、抗酸化力が強く「若返りビタミン」ともいいます。

 

またその他にも赤ワインやブルーベリー、ココアなどのポリフェノール、

緑茶のカテキン、ピーマンやニンジン、カボチャなど緑黄色野菜のβカロチンに抗酸化作用があります。

トマトにリコピンは含まれる

 

さらに、

 

・トマトやスイカなどのリコピン

・豆類やタマネギなどのフラボノイド

・ゴマのセサミノール

・ニンニクやキャベツなどの含硫化合物

・エビやカニの色素アスタキサンチン

 

なども強力な抗酸化作用があるのです。

 

取り上げてみると、また抗酸化成分は色の濃い植物性食品に多く含まれています。

 

食生活の改善は、新たに運動を取り入れたりや今までの習慣をやめるなど、

始めたり続けたりすることが難しくないので、意識するだけで手軽に変えることができます。

 

なんだか錆びついている気がする、SABIチェックでサビ度が高かった人は、

食生活から改善することがおすすめです。まずは抗酸化成分を含む食品を数多く知っておき、毎日の食事のなかでできるだけ多くの種類を摂ることが抗酸化食生活のポイントです。

野菜嫌いの方は、抗酸化成分を凝縮したサプリメントで補うのも一つの手段です。

 

関連記事 リコピンの効果・効能まとめ/抗酸化作用って何?

 

7.SABI(サビ)チェックに対しての正直な感想とお願い

ヘルスチェック

SABI(サビ)チェックでは、活性酸素という自分では自覚できず、健康診断でも分からないカラダの錆びつき度をチェックできる優れたセルフチェックツールです。

 

現状は、フィードバック内容は、錆びつき度(8-OHdGの割合)に限定されています。

将来的にはSABI(サビ)チェックで分かる測定項目が増えたり、また対策項目などのフィードバック内容が個人別にカスタマイズされたりするともっといいなと思いました。

 

サビつきチェックは、4,000円以上かかるため安価にできるサービスではありませんが、

活性酸素が体に及ぼす潜在的なリスクを考えれば、一度試してみる価値はあります。

 

なんだか最近ずっと疲れ気味、カラダの不調が続いているけど、原因が分からない、という方は一度受けてみてはいかがでしょうか。