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【管理栄養士が伝授!】離乳食っていつから?赤ちゃんに食べさせてはいけないものって?

  • 最終更新日:2018年4月5日
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管理栄養士が解説!離乳食っていつから?赤ちゃんに食べさせてはいけないものって?と記載があって、女性が赤ちゃんを抱きかかえている画像

 

監修者・女性

この記事の監修専門家

助産師、看護師 南部 洋子 (株式会社とらうべ)

株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。

※本記事は、看護師の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

 

1.はじめに

日々の赤ちゃんの変化にやっと慣れてきたのもつかの間、今度は離乳食準備

 

いつから、何を食べさせるか、どのように食べさせるか、とても慎重になる方も多いのではないでしょうか。

 

離乳食も大人と同じ「食事」であることに変わりありませんが、未熟な赤ちゃんの身体に合わせてあげるために気をつけるポイントがあります。

 

赤ちゃんの様子に合わせて進めていけるよう、ポイントを理解しましょう。

 

 

2. 離乳食はいつから始めれば良いの?

離乳食の開始時期は、一般的に生後5~6ヶ月頃と言われています。

 

この時期に、赤ちゃんの発達の段階で「食べたい」というサインを出し始めるのです。

 

赤ちゃんの出すサインは、以下です。

(1) 首がすわり、腰を支えてあげればお座りできる

赤ちゃんが座っている画像の下部に、食事をする体勢がとれるようになる、という表記のある画像

食事をする体勢をとることができるようになることを確認します。

 

大人でも、寝そべって食べると食べ辛いですよね。

 

正しい姿勢でないと、食べ物を口に入れて飲み込むという動作は難しくなります。

 

(2) 食に関心を持つ

パパやママが食事をしているのをジーッと見たりヨダレをたらしたり口をモグモグさせたりする仕草が見られます。

 

(3) 口にスプーンを入れても舌で押し出さない

 

 スプーンを押し出さないという記載があって、赤ちゃんが食事を口に運んだもらっていてがある画像

 

赤ちゃんは、生まれてから母乳やミルクで栄養を摂っています。

 

口や舌は乳首を吸う動きに慣れているため、スプーンのような硬いものが口に入ってくると、舌を出して吸い付こうとします

 

これを哺乳反射と言います。

 

哺乳反射があるうちは、食べ物を上手く飲み込むことができません。

 

5~6ヵ月になると、哺乳反射が弱くなってきて、口にスプーンを入れても舌で押し出さなくなります。

 

赤ちゃんの発達には個人差があるため、月齢ではなくサインを見てスタート時期を決めましょう。

 

なお、離乳食の終わりのめやすは1歳半頃です。

 

こちらも個人差がありますが、形のある食べ物を噛みつぶすことができ、取り入れる栄養素の大部分を母乳やミルク以外の食べ物から摂るようになったときを言います。

 

母乳やミルクを飲まなくなった時ではありません。

 

離乳食が終わったら、ほとんど大人と同じように食べることができるようになります。

 

ただし、腎臓などの消化器は未熟な状態なので、3歳頃までは薄味を心がけましょう

 

 

3. 赤ちゃんに食べさせてはいけないもの

座っている赤ちゃんが参っている画像の下部に、知っておきたい!NGな食べ物、という表記のある画像

離乳食をいつから食べさせればいいかわかったところで、食べてはいけないものを理解しましょう。

 

(1) 乳児ボツリヌス症の原因となるもの

ボツリヌス菌による食中毒をボツリヌス食中毒といい、とくに身体が未熟で乳児にのみ起こるボツリヌス食中毒を乳児ボツリヌス症といいます。

 

乳児ボツリヌス症の症状の多くは5日以上続く便秘です。

 

便秘以外には母乳やミルクを飲む力が弱くなる泣き声が弱くなる、頭を支えたり手足を持ち上げなくなるなど筋力の低下が見られ、ひどい場合だと、呼吸困難や呼吸停止に陥ることもあります。

 

乳児ボツリヌス症の原因となる食べ物の例は以下です。

 

●乳児ボツリヌス症の原因となる食べ物

左に「瓶にはちみつが入っていて、スプーンで少量を垂らしている」右に同様の構図で黒みつを垂らしている画像

・はちみつ

・黒糖 など

 

※黒糖でも「加工黒糖」と表示されているものは、加工工程でボツリヌス菌の混入はないと考えられています。

 

(2) 食中毒を起こす危険のあるもの

免疫機能が未熟な赤ちゃんには生ものは避けましょう

 

果物やプレーンヨーグルトは非加熱でも構いません。

 

●非加熱で与えてもよい食べ物

左に色とりどりのフルーツ、右に透明の器に入ったヨーグルトの少量を木製のスプーンですくっている画像

・果物

・プレーンヨーグルト など

 

(3) のどに詰まりやすいもの

●小さくて丸い形状

ミニトマト、ブドウ、ナッツなどは、そのまま飲み込んでしまうと、のどに詰まってしまう可能性があります。

 

月齢に合わせた大きさにつぶしたり刻むようにし、丸ごと与えないようにしましょう。

 

●小さくて丸い形状の食べ物

左に複数個のミニトマト、右にテーブルの上にナッツがばらまかれた画像

・ミニトマト

・ブドウ

・ナッツ など

 

●噛みづらいもの

お餅、こんにゃく、寒天、海苔などは噛みづらく、のどに詰まったり張りつく可能性があります。

 

●噛みづらい食べ物

左にこんにゃくが2つ重なっている画像、右にバスケットに入った海苔の画像を組み合わせたもの

・お餅

・こんにゃく

・寒天

・海苔 など

 

(4) アレルギーを起こす危険が高いもの

乳製品小麦大豆などのアレルゲンを含む食べ物はアナフィラキシーショック(じんましんや血圧の低下、呼吸困難などの強いアレルギー反応)を引き起こす場合があります。

 

素材自体でなくても、お菓子や調味料などの加工食品に含まれていることもあります。

 

これらのアレルゲン(アレルギーを引き起こす可能性のある食べ物)は製品に表示がありますので必ず確認をしましょう

 

ただし、これらは食べてはいけないということではなく、初めて食べるときにはより注意深く、体調の良いときに少量ずつ与えましょう。

 

一度食べて、皮膚に湿疹や赤み、下痢、嘔吐、呼吸や機嫌が普段と違うなどの反応がなければ、避ける必要はありません。

 

●アレルギーを引き起こす可能性のある食べ物

左に透明なグラスに牛乳が注がれている画像、右にザル一面にカニが敷かれた画像を組み合わせたもの

・牛乳

・そば

・ピーナッツ(落花生)

・エビ、カニ など

 

(5) 消化器に負担をかける食べ物

【画像】

 

赤ちゃんは消化器官が未熟です。

 

塩分脂質は消化器官に負担をかけるため、できるだけ少量にします。

 

調味料による味付けは、離乳食初期の月齢5~6カ月のころは使用せずに、7~8カ月ごろから少しずつ使用しましょう。

 

消化器官がじゅうぶんに働く、つまり大人と同じ味付けで食べることができるのは3歳ころです。

 

●消化器に負担をかける食べ物

左にお皿に焼き鮭が乗った画像、左に脂質の多い魚の刺し身が乗った画像を組み合わせたもの

・バラ肉

・ベーコン

・脂質の多い魚

・塩鮭

・オイル漬けツナ缶 など

 

4. 赤ちゃんに食べものを与えるときのキホン

消化器が未熟で、食べるという行為が不慣れな赤ちゃんは、成長に合わせて食べ物を与えていくことが大切です。

 

食べてはいけないものを知ることも必要ですが、まずは与え方のキホンを3つお伝えします。

 

(1) 初めての食べ物は1食で1種類、スプーン1杯

赤ちゃんがご飯をスプーンで口に運んでもらっている画像

食の進み方やアレルギーに個人差があります

 

初めて食べる食べ物は、1食で1種スプーン1杯から、赤ちゃんに変化がないかを確認しましょう。

 

小児科が空いている時間がベストです。

 

(2) できるだけ加熱したもの

左にフライパンに火をかけている様子を抽象化した画像、右に電子レンジでカップに入っている液体を温めている画像を組み合わせたもの

 

赤ちゃんは細菌に対しても抵抗力がまだ弱いす。

 

食中毒の原因となる細菌の多くは加熱することによって死滅します。

 

加熱した後に食べさせた方が安心です。

 

(3) 赤ちゃんに合わせて進める

赤ちゃんの成長には個人差があります。

 

現在は本でもインターネットでも、食べ物や形態の情報を見ることができます。

 

あくまでも月齢に応じた食べ物・量・形態は目安にし、赤ちゃんの様子に合わせて進めましょう。

 

 

5. 最後に

桜を背景に、女性が赤ちゃんを持ち上げていて、焦らず。赤ちゃんの成長にあわせて進めていきましょう!と表記のある画像

 

身体の小さな赤ちゃんの食事となると特に慎重になるかもしれませんが、離乳食を進めていくことは赤ちゃんだけでなく保護者が食事を与えることに慣れていく期間です。

 

最近では便利な離乳食のグッズがたくさんあります。

 

キホンを押さえ、焦らず気楽に進めていきましょう!

 

大切なのは、赤ちゃんの身体や様子に合わせて食事を進めていくことです。

 

食べ物の種類や量は過度に慎重になり過ぎる必要はありません。

 

今回紹介した食べ物は、赤ちゃんの身体には負担の大きいものであるため避ける必要がありますが、その食べ物自体が悪いものということではありませんので、成長に合わせて与えるようにしましょう。

 

 

※この記事を監修して頂いた専門家の方

女性ドクター 監修:南部 洋子(助産師、看護師)

●資格:助産師・看護師・タッチケアシニアトレーナー
株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。
※監修している内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、監修者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

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編集部
■健康チョキン編集部のライターが交代制で記事をアップしていきます!セルフメディケーションの重要性を健康チョキンを通じて発信し、日本が健康大国になるためのサポートをしてまいります。 実際に編集部員が本気で試したり、調べたり、インタビューさせてもらったコアな情報を発信していきます!乞うご期待!

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