【放っておくと危険!】今すぐ下げよう血糖値!原因と下げる方法まとめ
健康診断で、血糖値の高さが気になっていながら放置しているということはありませんか?
高血糖値を放置していると、糖尿病や合併症等のリスクに晒されることになるかもしれません。血糖値の基礎知識や改善方法をまとめました!
1.そもそも血糖値って何?正常範囲は?
血糖値とは、私達の体の血液中に存在するブドウ糖の量のことです。
ご飯やパンといった炭水化物などを摂取すると、消化が行われブドウ糖となります。そのため、血液中のブドウ糖の量は食後に高くなり、食事前には低くなっています。
夕食の後から朝食の間は時間が空きますが、そのようなときは、食べ物から糖を吸収できない分、肝臓に蓄えられているブドウ糖が使われ、血糖値が下がり過ぎないようになっています。
血中のブドウ糖の量が多いと健康に問題が起きるため、血糖値には正常範囲の数値が設定されています。健康な人の空腹時で80~110mg/dl以下です。空腹時で110mg/dl以上の場合は、注意が必要です!

★血糖値の正常値
●空腹時:80~110mg/dl以下 ※空腹で110mg/dlは注意!!
2.どうして血糖値が高くなる?原因は?
血糖値が高くなることをより詳しく理解するために、インスリンの働きについてご説明します。
血糖値を調整する働きをしているのが、膵臓から分泌されるインスリンです。
ブドウ糖は血液中だけでなく、筋肉や肝臓、脂肪細胞にも取り込まれ、蓄えられるのですが、それを助ける働きをしているのがインスリンです。
ブドウ糖を摂取する量と使われる量のバランスが良いときは、インスリンの働きが正常に行われます。
しかし、食べ過ぎ、あるいは運動不足などで、ブドウ糖の量が大きく上回ると、インスリン量が足りない状態に陥ります。その結果、食後の血液中のブドウ糖の量が多すぎることになり、高血糖となってしまうのです。
そのとき、ブドウ糖を沢山蓄えることになった脂肪細胞ではホルモン分泌が行われます。このホルモンにはインスリンの効果を弱めてしまう作用があり、膵臓の負担はさらに大きくなります。インスリンを分泌し続けることに膵臓が疲弊し、ついには分泌量が激減してしまいます。
インスリン分泌量が激減した結果、血糖値のバランスが保てなくなった状態が糖尿病です。糖尿病の合併症として失明や透析導入などが挙げられます。
3.血糖値が高い人の特徴、習慣
血糖値が高くなってくると、様々な症状が現れます。
特徴1.尿量が増える
腎臓が血液中のブドウ糖を尿と一緒に排出させようとします。尿の量が多くなるだけでなく、回数も増えてしまいます。
特徴2.異常にのどが乾く
尿量が増えることで、体の水分が減ってしまいます。そのため、のどが乾きやすい状態に陥ります。水分を摂ることでまた尿の回数が増えてしまいます。
特徴3.疲れやすい
糖をエネルギーに変える働きがうまくいっていないことで、疲れやだるさを感じやすくなります。
特徴4.お腹周りの脂肪が多い・肥満体型
食べ過ぎが原因で内臓脂肪が増えていったり、お腹周りに脂肪がついて肥満体型になっている場合があります。
特徴5.手足のしびれがある
高血糖状態が続くことで細小血管が障害を受けやすくなっていて、細小血管の血流が悪くなり、神経細胞が必要としている酸素や栄養が十分に行きわたらなくなることによって、神経障害が起こり、感覚障害の一つとして手足のしびれが現れます。
特徴6.両親や兄姉など、親族に糖尿病の人がいる
あくまでも「なりやすい」だけですが、家族歴がない人と比べるとなりやすいことがわかっています。
また、日常でこんな習慣身に付いていませんか?
血糖値が高い人によくみられる習慣
- 炭水化物が大好きで、多めに食べてしまう
- 甘い物が大好き
- お酒が大好き
- 外食が多い
- 高カロリーなラーメンや天ぷらが大好き
- 食事の時間が不規則である
- 腹八分目で抑えることができない
- 運動が嫌い
- ストレスを溜め続けている
- コレステロール値が高い
特徴と習慣をまとめてみましたが、あなたは当てはまりましたか?
朝ごはんは時間がないから食べない。仕事の合間にさっと済ませる昼食は牛丼。
毎日のように飲み会があり、帰りが遅くなってしまいがちで、基本ご飯は外食。
仕事でストレスが溜まっているけど、特に改善しようとしていない。
なかなか運動できず、土日も家にこもってついついデリバリーや近所のラーメン屋さんで済ませがち。仕事中は、ついついお菓子に手が伸びてしまう。生活スタイルはいつもバラバラ。
サラリーマンなどにありがちではありますが…こんなあなたは要注意です!!!
4.血糖値を下げるための方法まとめ
高血糖は放っておくと糖尿病を引き起こす可能性もあり、とても危険です。
血糖値を下げるための方法をまとめました!
1.食事
炭水化物の多い偏った食事をしている人は見直す必要があります。炭水化物の量を減らし、おかずの品数を増やしましょう。腹八分目を心がけてください。
食べ過ぎる傾向のある人は、噛む回数を多くする、早食いを改めるといったことを心がけてみると良いでしょう。また、清涼飲料水など糖分を多く含む飲み物は控えましょう。
食べ方では、野菜から順番に食べていく方法が血糖値の上昇を緩やかにするために効果的です。食物繊維を多く含む野菜や海藻を最初に食べます。次に肉や魚などのタンパク質を摂ります。炭水化物である主食は最後に食べましょう。
2.運動
血糖値を下げるために、運動習慣をつけましょう。
毎日でなくても1日おき、1回30分程度で十分です。
ウォーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動がオススメです。血中の糖分がエネルギーとして使われることで血糖値が下がります。水中ウォーキングは、浮力の力が働いて膝や腰の負担を和らげてくれるため、足腰に自信のない人は検討すると良いでしょう。
3.健康食品
バランスの悪い食事がなかなか改善出来ないときに、健康補助食品やサプリメントで補充するといいでしょう。
なかでも、消費者庁認可の特定保健用食品(トクホ)の不溶性食物繊維である難消化性デキストリンを配合している、大正ヘルスマネージ大麦若葉青汁(難消化性デキストリン)は、血糖値の上昇を緩やかにする働きが消費者庁から認められていることもあり、安心して使用でき、オススメです!
4.お酒を飲み過ぎない
お酒の飲み過ぎは血糖値を上げる原因となるため、気を付けましょう。特に糖分の多いお酒として、発泡酒やビールが挙げられます。甘くて美味しいカクテルや梅酒などの果実酒にも糖分が多く含まれています。
5.煙草を控える
喫煙をすると血糖値が下がりにくくなります。血糖値を下げる働きのあるアディポネクチンという成分を減らしてしまう作用があるためです。また、喫煙者には、糖尿病になりやすい傾向があります。
5.最後に…
高血糖値が続くことで、糖尿病などの病気を誘発してしまう可能性があります。
血糖値が高いことに気が付いたら放置せず、早めに対策をとることが大切です。生活習慣などで改善できますから、できることは、積極的に行っていきましょう。