【知らないと怖い…】軟便は不調や病気サイン!?女性特有の原因も…対策を紹介!
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目次
1.まずはじめに
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・なんだかいつも便が水っぽい
・体調を崩すといつも軟便になる
・どうして軟便になるの?軟便は放っておくと駄目なの?
便の不調は便秘だけではありません。お通じがあるからといって、軟便の状態を放っておくのは危険です。今回は、軟便の原因と対策方法を解説します。
軟便の原因は栄養、睡眠、運動などにより様々ありますが、ずばり病気につながる可能性もある不調のサインです。
健康チョキンでは、セルフチェックとして毎日のうんちチェックを薦めていますが、軟便を改善することも日々のセルフメディケーションにつながりますよ。
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2.どうして軟便になる?原因は?種類は?
食べ過ぎや飲み過ぎ、急に身体を冷やした時に、一時的に軟便になった経験のある人は多いと思います。
通常、消化物が腸を通過するときには、腸内、特に大腸内で水分の吸収が行われています。
point!
しかし、消化物が多すぎると吸収を行う腸の蠕動運動(腸が筋肉の収縮・弛緩により食べ物を肛門へ送るための運動)が過剰になってしまい、十分な腸内での滞留時間が短くなることで水分の吸収が行われなくなってしまいます。
そのため、消化物が水分を多く含んだ状態に、つまり軟便になって排泄されることになるのです。
なお、牛乳を飲むことで軟便になる人は、乳糖不耐症(乳糖を消化できない)である可能性が高いと言われています。
乳糖不耐症は白人よりも有色人種に多く見られ、日本人にも多いことがわかっているので少しでも思い当たる方は、一度、乳製品を控えて便の状態がどう変化するか観察された方がよろしいでしょう。
また、腸内環境の悪化が原因で軟便となる場合もあります。
point!
消化吸収しづらいたんぱく質を過剰にとったり、風邪などで処方される抗生物質も腸内の善玉菌(消化吸収を助ける乳酸菌など)を減らしてしまうため、副作用として一時的に軟便の起こる可能性があります。
上記の場合は、軟便の後、未消化で吸収しきれていない内容物が、腸内に溜まり水分が吸収されすぎてしまうので便が滞留し、長期的には便秘に繋がる可能性があります。
2-1.女性特有の月経に伴う、軟便や便秘もあります
排卵後→月経前の<便秘症状>
女性の月経、つまり女性ホルモンによって便の状態は大きく左右されます。
排卵後から分泌されるプロゲステロン(黄体ホルモン)は通称「溜め込みホルモン」と言われ、身体全体の代謝活動を抑えてエネルギーを溜めこむ機能があります。
結果、体内に塩分・水分をより多く吸収しようと働くので、
大腸でいつも以上に多くの水分が奪われ便秘がちになると言われています。
排卵後~月経前は、ホルモンが原因の月経前症候群(PMS)の症状が出るので、
エネルギーを蓄えたいと食欲も増進していきます、無理に食べないのはストレスがたまるので、なるべく胃腸に負担のかからない野菜や果物、水分多めの食事を心がけましょう。
脂分の多いお肉などはタンパク質が多く含まれ消化・吸収しづらいので、食べ過ぎて溜めこむと、吹き出物やむくみなどの原因になるので注意が必要です。
月経後の<軟便症状>
月経が始まって1日たつと女性ホルモンのプロゲステロンの分泌は減少しますが、子宮の収縮運動が活発になっていきます。それは、プロスタグランジンという物質がでてくるためです。
子宮だけでなく腸も収縮させることで、排出作用に身体が傾きより便を出そうという動きが強まるので、軟便や腹痛を伴うような下痢になることもあります。
女性ならではの生理作用のため、中々対策が難しいのですが、この時期には胃腸に負担をかけないような食生活を日頃から心掛けることが何よりも重要です。
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3.軟便とはそもそもどういう状態か?健康的なうんちとは?
基本的には自分の排泄したものしか目にすることがないため、軟便がどういう状態を指すかわからないという人も多いですよね。
一般に、水分量が80%になると軟便と言われているのですが、まずは健康的なうんちがどういう状態かを知る必要があります。
健康的な便はバナナ状の一本糞と言われており、水分量が70%程度がまさにその状態です。
腸内細菌によってしっかり分解、吸収されたあとの排泄物なので、あまり嫌な臭いはしません。
なお、水分量が90%以上だと、いわゆる下痢の状態、液状に近くなります。
バナナ状のうんちと下痢の中間が軟便というイメージですね。
詳しいうんちチェック方法については、形状・色・におい・硬さで判断しますが、下記ページに纏められていますので参考にしてみてください。
4.軟便を放っておくと危険な理由とは?
食べ過ぎや飲み過ぎ、冷えといった、一時的な原因が理由で起こる軟便、下痢は急性下痢と呼ばれている症状です。
その後の食事量を見直したり消化にいいものを食べたりし、健康的なうんちが出れば大きな問題にはなりません。
しかし、発熱や嘔吐を伴ったりする場合は、腸自体がウイルスに感染している可能性があり、一度排便した後も下痢が続いたり、症状が悪化するようであれば医療機関の受診が必要です。
一時的な症状でなく、慢性的に続く軟便、下痢の場合、過敏性腸症候群や潰瘍性大腸炎などの病気の可能性もあります。
二週間程度で腸の細胞は入れ替わりますので、目安としては生活習慣等で工夫をしても二週間以上、軟便が続いた場合は注意が必要です。
大きな病気でないことがわかるだけでも安心ですから、怖がらずに医療機関を受診しておきましょう。
5.軟便になりやすい人の特徴やNG習慣について
軟便になりやすい人によく見られる特徴があります。当てはまる場合は、生活習慣をできることから改善していきましょう。

<軟便のチェックリスト!>
・暴飲暴食してしまう ★
・睡眠不足 ★
・辛いもの好き ★
・冷え対策をしない
・お酒をたくさん飲む
・ストレスを溜めこむ
生活習慣というのは長年継続して行っていることで、改善したり変化させたりするのは中々大変です。
check!
特に軟便の原因に直結し、すぐに実践できる上記の対策に関して★マークを付けました。以下具体策になりますので、参考にしてみてください。
5-1.暴飲暴食について
暴飲暴食=食べ過ぎは胃腸に負担をかけ、軟便や便秘の原因になります。
消化吸収でもエネルギーを使いますので、過度な飲食は身体を疲労させることにもつながります。
消化できない内容物を腸に溜めこむと腸内に老廃物がたまり、便秘や人体に有害な物質を身体に取り込むことになります。
すぐには改善できなくても、まずは食べる量を見直していくことは非常に重要です。
plus!
また、食べるタイミングは就寝の2時間前までを目安にすると、胃だけでなく体も休まります。
5-2.睡眠について
腸は副交感神経、つまりリラックスした状態で最も活動的になりますが、これは睡眠中に腸が活発に動いて吸収をしているということです。
睡眠不足になると腸の動く時間が少なくなり吸収不良を起こし軟便の原因になります。
5-3.辛い食べ物について
辛いものは体質によって、消化吸収できる人とそうでない人に分かれます。
特に、辛いものを食べると決まって下痢や便秘になりやすい人は、腸に負担をかけている可能性が高く辛さを抑えるか控える必要があります。
まとめ
軟便を気にしている人の排便習慣が一定というわけではありません。
軟便が多いという人もいれば、軟便と便秘を繰り返すというパターンの人もいます。
同じ生活習慣でも、腸の反応は人それぞれですが、自分の腸にどのような傾向があるのかを知り、自分に合った生活習慣について考えてみるきっかけにしてみてください。
6.軟便の予防や改善方法としておすすめの具体策
POINT1 食事の摂取方法を一度変えてみる!
一時的な理由での下痢、軟便の状態のときは、半日ほど軽く絶食することがオススメです。
消化物を入れないことで胃腸への負担を軽減させることができます。
水分を摂取するときも少しずつにし、冷たくないものにしましょう。状態が落ち着いてきたらおかゆやうどん、スープなど消化に良いものを摂取するようにしていきます。
また慢性的な下痢、軟便の場合は腸の不調のサインです。
check!
腸内で吸収をサポートする腸内細菌が活発になる食べ物、例えば食物繊維の豊富な野菜や海草、きのこ類は特におすすめです。
また腸内環境を活発にするために、発酵食品や、乳酸菌やビフィズス菌を含む食品の力を借りるのも一つの手段です。
ヨーグルトは腸内環境を整えるサポートをしますが、乳成分が含まれるため乳糖不耐症の人は乳製品を控えるようにし、漬物など植物性乳酸菌を活用しましょう。
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NG習慣!
腸に負担になるものとしては、肉や揚げ物などの高脂肪、高たんぱく質などがあります。
身体を健康に保つ三大栄養素の二つ(たんぱく質と脂質)ですが、摂りすぎには注意してください。
POINT2 リラックスできるこまめな軽い運動やストレッチ!
無理なく気持ちの良い運動やストレッチであれば便の不調に効果的です。
ストレスは交感神経を刺激して筋肉が過緊張状態になると、腸の動きを阻害して便の不調につながります。
特にデスクワークで一日中座りっぱなしなど人は、30分に一回は立って筋肉を伸ばしたり軽い柔軟運動やストレッチなど、無理なく身体を動かす習慣を取り入れると効果的です。
7.最後に
軟便は、慢性的な便秘に比べれば普段見過ごしがちな症状ですが、れっきとした不調のサインです。
うんちを観察することは、簡単に始められる日々のセルフチェック方法ですので、健康的な便に変化させていくような生活習慣、セルフメディケーションが重要です。
軟便の原因や対策について正しい知識をつけて、毎日の生活の中でできることから対策をしていきましょう!
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※この記事を監修して頂いた専門家の方 監修:株式会社とらうべ ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。 ※監修している内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、監修者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。
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この記事の執筆監修者の保有資格・企画 : 健康食品コーディネーター(73)
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