1. 健康チョキンTOP
  2. 悩み・症状から原因と改善策を知る
  3. 目がかゆい
  4. ≫ 看護師が解説【目がかゆい!】そのかゆみの原因と正しい対処法は?

看護師が解説【目がかゆい!】そのかゆみの原因と正しい対処法は?

  • 最終更新日:2018年6月13日
  • 32ビュー

 

監修者・女性

この記事の監修専門家

助産師、看護師 南部 洋子 (株式会社とらうべ)

株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。   

※本記事は、看護師の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

1.はじめに

目がかゆい!ただ目がかゆいといっても、様々な理由があります。

 

あなたのかゆみの原因は何でしょうか?原因別に、適切な対処法をご紹介します。

 

2.目がかゆくなる原因ってなに?症状は?

原因に目がかゆくなる原因別にみていきましょう。

 

●結膜炎

結膜は、まぶたの裏側と白目の部分を覆っている粘膜ですが、結膜炎とは、外からの刺激により、その粘膜に炎症を起こした状態で、目のかゆみを伴うことがあります。

 

結膜炎の原因には大きく分けるとアレルギー性ものと、非アレルギー性(感染性)のものがあります。

 

●アレルギー性

花粉やハウスダスト、ペットの毛などのアレルゲンが結膜につくことで、アレルギー反応を起こします。

●症状:充血

 

●感染性

細菌やウィルスが原因となり、かゆみや充血が起こります。

●症状:目やに

 

●ドライアイ

涙が目の表面を均一に覆うことで、雑菌などから眼球を守っていますが、その涙の層がまだらになってしまう状態をドライアイといいます。

 

ドライアイの推定患者数は日本国内で1千万人以上と推測されており、気付いていないだけで、実はドライアイの可能性があります。

 

ドライアイの原因は以下の通りです。

 

  • 加齢によって涙の質も分泌量も減る
  • エアコンにより空気が乾燥
  • パソコン(スマホ)を見ることでまばたきの回数が減り、目が乾きやすくなる
  • コンタクトレンズを使うと涙の蒸発量が増える

 

●症状:目の疲れ、ゴロゴロ感、痛みを感じる、ものがぼやけて見える

 

●花粉症

花粉症はアレルギー疾患の一種で、目や鼻に不快な症状を引き起こす疾患のことをいいます。

 

遺伝的にアレルギーの素質を持っている人が、長期間花粉にさらされる環境にいると、体の中に作られる「抗体」が、花粉(抗原)と結合してしまい、身体がそのアレルゲンを追い出そうとくしゃみや鼻水が出てしまいます。

 

目は粘膜の中でもつねに外気に接している部分ですから、それだけ花粉に接しやすく、花粉を目の外に出そうとする働きの結果、目のかゆみや充血といった症状が起きてきます。

 

●症状:くしゃみ、鼻水、鼻づまり、充血

 

●コンタクトレンズ

コンタクトレンズは便利で、見た目の点から好まれますが、目にとっては異物です。

 

コンタクトレンズを使うと、涙の蒸発量が増えますので、目の表面が乾きやすくなり、目がゴロゴロする感じが出てきます。

 

また、レンズの付け外しの時の手の汚れや、レンズの手入れが十分でなく雑菌が繁殖したレンズの使用などが原因でかかる、アレルギー性結膜炎巨大乳頭結膜炎(きょだいにゅうとうけつまくえん)を発症することがあります。

 

●症状:違和感、炎症が起こる場合もある、目の周囲の腫れ、痛み、かゆみ、目やに など

 

3.目のかゆみの原因別!適切な対処法

●結膜炎

目を触ったり、こすったりする前によく手を洗う習慣をつけましょう。

 

風邪のウィルスでも目に入った場合、結膜炎の症状を起こすことがあります。

 

●アレルギー性の場合

アレルギー性結膜炎の場合は、抗アレルギーの点眼薬での治療が主となります。

 

強いかゆみによってかいてしまうと症状が強くなることもあるので、早めに受診して治療を受け、かゆみを止めることが大切です。

 

●感染性の場合

感染性の結膜炎は、抗菌薬を用いると数日で症状が軽くなります。

 

ウィルス性結膜炎は、アデノウィルスエンテロウィルスによるものなどがありますが、特効薬はなく、抗炎症薬などの症状に対する治療が中心となります。

 

アデノウィルスが原因の結膜炎は「はやり目」と呼ばれるもので、角膜が濁って視力が一時的に落ちる後遺症が出ることもありますので注意が必要です。

 

性感染症による結膜炎は特に注意が必要です。

 

クラミジア淋菌などによる結膜炎は重症化することがあります。

 

特に淋菌は治療が遅れると角膜に穴が開いて、失明する可能性があります。

 

感染を広めないよう、顔や手を拭くタオルを他の人と共有しないことが大切です。

 

また、点眼で使用したり、涙や目やにを拭き取ったティッシュはビニール袋に入れてまとめて捨てるようにしましょう。

 

●注意!してはいけない対処法

家族間で感染し、同じ症状が出たからといって、人の使っている目薬を自己判断で使用してはいけません。

 

●ドライアイの場合

長時間パソコンや携帯、テレビを見るのをやめ、目を閉じたり遠くを見るなどして目をこまめに休めます。

 

また、テレビやスマホを集中して見ているとまばたきの回数が少なくなりますので、目が乾きます。意識してまばたきをするようにしましょう。

 

それでも改善されない場合は、受診しましょう。

 

ドライアイには大きく2種類あり、類液減少型(涙の量が普通より少ないタイプ)BUT短縮型(涙の層が崩れやすいタイプ)とに分けられます。

 

●類液減少型

症状が軽度~中度で正常より涙が少ないという場合は、水分を補給する目薬まばたきの摩擦を減らす目薬などを使うことで改善してゆきます。

 

重度(涙が全く出ない)場合は、涙の出口(涙点)をプラグで塞ぐ手術をし、目の中の水分を確保します。

 

●BUT短縮型

タイプ別に点眼薬を使い分けて症状を改善してゆきます。

水漏れ性低下型

黒目の表面に水分がつく力が落ちる場合。

涙を定着させる点眼薬を使用する。

 

蒸発亢進型

水分の蒸発が早い場合。

どの薬も効きやすいため、従来あるヒアルロン酸点眼薬を使う場合が多い

 

●注意!してはいけない対処法

市販の点眼薬の中には、涙の安定性を低下させるものや角膜に障害を与えやすくなる成分が含まれていることがあります。

 

またドライアイの症状があると、点眼薬の中に含まれる防腐剤などによる障害も起こりやすくなります。

 

目が乾くからといって勝手な判断で目薬を多用するのは危険ですので、まずは眼科を受診して点眼薬の処方を受けましょう。

 

★温湿布で、ドライアイの症状を改善

カモミールのハーブティーでリラックスアイマスクを作って疲れた目に当てると、目の痛みと炎症を和らげることが出来ます。

 

血行を良くすることが症状の改善により効果的ですので、暖かい湿布をおすすめします。

 

●作り方

★用意するもの

●カモミールティー:1個

(ティーバッグ)

●お茶を入れる時の温度のお湯:約180CC

 

①.カモミールのティーバッグにお湯を注ぎ、カモミールティーを作ります

②.お湯が人肌ほどに冷めたら、ガーゼやティッシュペーパーなどを浸し、軽く絞って湿布を作ります。冷たい感覚がお好みなら、冷めたカモミールティーを冷蔵庫で冷やしてから、湿布を作ります

 

●花粉症の場合

花粉症の季節に、目のかゆみ、くしゃみ、鼻水などの花粉症特有の症状が出たからといって必ずしも花粉症とは限りませんので、まずは自分の症状の原因を知るためにも専門の病院(アレルギー科、眼科、皮膚科など)で検査を受けましょう。

 

アレルギーの症状は多岐にわたりますので、複合的な治療が必要となることもあります。

 

目のかゆみがひどいときには、早めに眼科を受診します。

 

抗アレルギー点眼薬での治療がメインです。

 

●注意!してはいけない対処法

アレルギー点眼薬だけで効果が不十分な時には、ステロイド点眼薬や抗ヒスタミン点眼薬などが併用されることもあります。

 

ただしステロイド点眼薬を長期間使うと緑内障や白内障などの副作用が出る危険性があります。

 

また抗ヒスタミン点眼薬を長く使うと、まぶたの炎症の副作用の恐れがあるので、それらの点眼薬を自己判断で長期にわたり使用することはやめましょう

 

●コンタクトレンズの場合

コンタクトレンズは、使用法を間違えずきちんと使いましょう。

 

  • 処方時に指導される使用方法をしっかり守る
  • レンズは清潔な手で扱い、洗浄や煮沸などをする
  • レンズの使用期限を守る
  • レンズを使用た後は、きれいな水で目を洗い、目の汚れを洗い流す

 

特にソフトコンタクトレンズの使用者に、ドライアイの症状を訴える人が多いです。

 

ソフトコンタクトレンズは目の大半を覆ってしまうため涙が目の表面に行き渡らなくなってしまうためです。

 

目が乾きやすいと感じたら、ソフトコンタクトレンズの使用を控えるのも症状の進行の予防になります。

 

コンタクトレンズを使っている時にかゆみが続くのであれば、使用を休止して、眼科を受診し、何が原因で痒くなっているのかを知りましょう。

 

無理して使い続け、治療が遅れると目に重大な後遺症が出てしまう恐れがあります。

 

また、異常がなくてもコンタクトレンズを使用する間は定期的に眼科を受診し、目に異常がないかを確認してもらうことが大切です。

 

●注意!してはいけない対処法

目のかゆみ、痛みを和らげる点眼薬が市販されていますが、コンタクトレンズ非対応のものもありますし、コンタクトレンズの種類によっては使えないものもありますので、確認する前に使うのは、やめましょう。注意書きをよく見てから使用してください。

 

4.最後に

目のかゆみの背景には様々な原因があります。

 

かゆみが強い場合、なかなか治らない場合などは、自分で判断せず、きちんと診断を受けた上で、日常の中で出来る改善策をいろいろと試して、大切な目を守りましょう。

 

※この記事を監修して頂いた専門家の方

女性ドクター 監修:南部 洋子(助産師、看護師)

●資格:助産師・看護師・タッチケアシニアトレーナー
株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。
※監修している内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、監修者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

 

The following two tabs change content below.
南部 洋子

南部 洋子

【保有資格:看護師/助産師】医療職としての視点をわかりやすく解説し、読む人にとって納得のいく記事になればと思っています。

  1. 健康チョキンTOP
  2. 悩み・症状から原因と改善策を知る
  3. 目がかゆい
  4. ≫ 看護師が解説【目がかゆい!】そのかゆみの原因と正しい対処法は?