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【看護師が解説】視力が低下する原因と、回復する方法ってあるの?

  • 最終更新日:2018年9月6日
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看護師が虫眼鏡を持って覗いている画像

 

監修者・女性

この記事の監修専門家

助産師、看護師 南部 洋子 (株式会社とらうべ)

株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。

※本記事は、看護師の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

1.はじめに

健康診断の視力検査で視力が下がった最近小さい文字が見えにくい…そんなことはありませんか?

 

下がった視力、出来ることなら回復したいですよね!

 

視力が下がる原因と、原因別の回復法をお教えします。

 

2.視力が低下する原因って何?

視力が悪くなるには、なんらかの原因があるはずです。

 

まず、自分の原因を知るこが、視力回復への近道です!

 

視力を低下させる主な原因を紹介します。

 

あなたはどの原因に当てはまりますか?

 

★日常生活によるもの

普段の生活の中で、無意識に視力が悪くなるような行動をとっているかもしれません!

 

チェックしてみましょう。

 

メガネを掛けて見にくそうにしている画像

 

●目の使いすぎ

現代の生活では、パソコン、スマホ、ゲーム機など、1日の中で何かをじっと見て過ごすことが多くなっています。

 

目の使い過ぎは、目を緊張させることになります。

 

緊張状態が続くと目の筋肉が疲れて、目の機能がうまく働かなくなってしまい「視力が落ちた」と感じます。

 

●加齢

人それぞれですが、40代頃から段々と、遠くは見えるけれど、近くが見えづらくなるような症状があらわれます。

 

俗に言う老眼の症状です。

 

●ドライアイ

パソコンやスマホをずっと見続けていると、瞬きの回数が減り涙が不足すること等で起こります。

 

症状としては、目のごろつき視力の低下等があります。

 

●姿勢の悪さ

姿勢が悪い状態が毎日続いていると、目の筋肉のバランスが崩れてしまい、ピントの調節がうまくできなくなってしまいます。

 

特に椅子に座る姿勢がとても大事です。

 

背もたれに深くよりかかったままパソコン操作をしたり、猫背にしている状態が続くのは視力低下を招きます。

 

また寝ながら本を読んだりテレビを斜めから見たりすることがありますが、これは左右の目の視力に差が出てしまい、視力低下に繋がります。

 

●ストレス

職場や学校での人間関係や、試験や仕事でのプレゼン等、ストレスを感じることは多いと思います。

 

精神的なストレスを感じている状態が続くと、目の筋肉も緊張状態になります。

 

イライラや心配事で目を動かす筋肉が緊張して、ピントが合わなくなり、視界がぼやけて感じます。

 

●眼鏡やコンタクトレンズが目に合っていない

視力が変わったのにもかかわらず、そのまま使っていると、度が強すぎても弱すぎても視力低下につながります。

 

●栄養の偏り

食事の偏りは、急に視力を下げてしまう可能性があります。

 

特にビタミンB1は、目の疲労をとるのに役立つのですが、甘いものを摂りすぎたりお酒を飲みすぎたりすると、それを分解するために、ビタミンB1が使われてしまい、不足状態になってしまいます。

 

その結果視力の低下を早めてしまうこともあります。

 

★病気によるもの

視力が下がった原因が、もしかして病気である可能性もあります。

 

こんな症状はないですか?チェックしてみましょう。

 

●白内障

 

目の水晶体が白く濁っている画像

 

加齢等が原因で、眼の中の水晶体という、レンズの役割をする部分が濁ってしまう病気です。

 

ものが薄暗くみえたり、まぶしかったりして、視力が落ちたと感じます。

 

一度白内障になると薬では治らず手術するしかありません。

 

●白内障の主な症状

ものがかすんで見える、ぼやける、いつもより眩しく感じる

 

●緑内障

 

緑内障の見え方の画像

 

目の神経に異常がおきて、見える範囲が狭くなってきます。

 

緑内障には、慢性と急性があります。

 

●慢性緑内障

徐々に症状が進むので、自分で気づきにくく、日本での失明の原因第一位の病気です。

 

●急性緑内障発作

急激に、緑内障の原因の1つである、目にかかる圧力、眼圧が一気にあがることを急性緑内障発作といい、頭痛や吐き気目の痛み充血などが起こります。

 

この場合は、急激に視野が悪くなるので、すぐに治療を受ける必要があります。

 

●緑内障の主な症状

見ている景色の一部分が見えなくなる

 

●加齢黄斑変性症

黄斑という目の部位が加齢による変化で起こる病気です。高齢者の失明の原因の1つです。

 

視野の中心部が、黒くなって見えなくなり、それがだんだん広がってきます。

 

●加齢黄斑変性症の主な症状

見ている景色の中心部分が、黒く見えなくなる

 

●網膜剥離症

目の網膜が剥がれてしまい、剥がれた下に水が溜まる病気です。

 

放置すれば失明に至ります。

 

最初は、大きな症状がないのですが、剥離が進んでくると見ている部分の一部分が黒く見えなくなったり、視力が低下していることに気が付きます。

 

糖尿病の合併症として起きる、糖尿病性網膜症も、網膜剥離症の一種です。

 

こちらも初期にはほとんど自覚症状がなく、ある程度進むと急な視力低下が起こります。

 

また、網膜剥離症が起こる前触れとして下記のような症状が出る場合があります。

 

●網膜剥離症の前触れ

  • 飛蚊症:虫が飛んでいるように見える
  • 光視症:目を閉じたとき、視野に稲妻が走ったように光が見える

 

●網膜剥離症の主な症状

視野の中心部分が暗くなる、中心がゆがんで見える

 

3.原因別に視力が回復する方法を伝授!

あなたはどの原因に当てはまりましたか?

 

原因別に適切な対処法回復法予防法を紹介します。

 

★日常生活によるもの

●目の使いすぎ

パソコンやスマホ等で目を使いすぎ、緊張して疲れた筋肉をほぐすには、下記の対処法がおすすめです。

 

○ホットタオルで、目を温める
温かいタオルを目の上に乗せているイラスト

温かいタオルを目の上に5分ほど乗せ、目を温めます。

血行がよくなり、筋肉がほぐれます。

ただし、目に病気(炎症など)があるときは、やめましょう。

 

○目の筋肉のストレッチをする

筋肉を鍛えるためには、遠くの景色をみて今度は近くの景色をみる、これを交互に行うと、伸縮運動になり、ストレッチの効果があります。

 

○目の筋肉運動・マッサージをする

緊張した筋肉がほぐれて、視力回復に繋がります。

●マッサージの方法

①.目をつぶり、つぶったまま眼球を左右、上下、右回り、左回りに動かす

②.涙が出るくらい強く瞬きをする

③.目の周りの骨に沿って、軽く押しながらマッサージする

 

○遠くをみて、目をリラックスさせる

近くばかりを見ていると、目の筋肉は緊張して、疲れます。

遠くの景色をみることで、目の緊張が緩んできます。

 

●加齢

加齢による視力の低下(老眼)にも、目の筋肉のストレッチがおすすめです。

 

眼球を上下左右に動かすことで、目の周りの筋肉をほぐすことができ、老眼の予防になります。

 

また、日傘をさす、サングラスをする等して、出来るだけ目に紫外線を入れないようにしましょう。

 

紫外線によって、目に良くない活性酸素が発生し、老眼の症状の進行に繋がります。

 

●ドライアイ

パソコンやスマホを長時間見続けていると瞬きの回数が減少するので、目の乾燥を防ぐために、意識的にまばたきの回数を増やすようにしましょう。

 

ひどい時は、ドライアイ用の目薬を使用してみましょう。

 

●姿勢の悪さ

デスクワークや勉強等、長時間椅子に座っていることが多いと思います。

 

まず、座っている姿勢を正すことが、視力回復への近道です。

 

姿勢の悪さを治すためには、2つのポイントがあります。

 

正しく椅子に座る
正しい姿勢のポイントをまとめたイラスト

 

デスクと椅子の高さが合っていなくて、姿勢が悪くなってしまうことがあります。

 

座って足の裏をきちんと床につけて、膝の角度が直角になっているかチェックしましょう。

 

椅子の高さは、「身長×0.25㎝」が理想です。

 

猫背になっていないかチェック!

正しく椅子に座ることが出来たら、定期的に下記を意識してみましょう。

 

  • お尻から膝、膝から足先までのラインが直角になっている
  • 耳と腰骨が一直線になる
  • 顎を前に突き出さない

 

この3つを心掛けましょう。

 

段々姿勢がだれてきたな、と思ったら、まず背筋を伸ばして、おへその下を引き締めると、正しい姿勢になります。

 

●ストレス

ストレスは、目の筋肉を緊張させます。

 

ストレスでイライラする!と思ったら、トイレに立つなど一度その場から離れたり、コーヒーを飲んだり、一息つきましょう。

 

また普段から自分なりのストレス発散の方法をもっておくのが良いですね!

 

カラオケで大きな声を出す、絵を描くことに没頭する、などそれぞれ個人によって違うものです。

 

自分は何をすればスッキリするのかを見付けましょう。

 

●眼鏡やコンタクトレンズが目に合っていない

メガネやコンタクトレンズがあっていないと、視力の低下を感じるとともに、頭痛がしたりボーッとしたりします。

 

そんな症状を感じたときは、眼鏡屋さん等で検眼してもらいましょう。

 

眼鏡やコンタクトレンズは、使用してしばらく矯正していないと、目に合わない状態になっていることがあるで、自分にあったものに交換しましょう。

 

●栄養の偏り

ビタミンB1はもちろんのこと、目に良い栄養素ビタミン類を積極的に摂ることで、視力の回復を目指しましょう!

 

おすすめの栄養素と、それを多く含む食材を紹介します。

 

●アントシアニン

目の筋肉の緊張を和らげ、目の疲労を回復させる

●多く含まれる食べ物

ブルーベリーと苺の画像

ブルーベリー、ビルベリー、カシス、イチゴ、赤ジソ

 

●ルテイン

酸化を予防し、紫外線によるダメージを防止する。目の病気の予防にもなる。

●多く含まれる食べ物

ほうれん草とカボチャの画像

ほうれん草、インゲン、ブロッコリー、カボチャ、ケール※旬の緑黄色野菜

 

●リコピン

活性酸素(攻撃力の強い酸素)を除去する抗酸化力が強く、目の病気の予防にもなる。

●多く含まれる食べ物

トマトとスイカの画像

トマト、スイカ、グレープフルーツ、柿、赤パプリカ

 

●アスタキサンチン

目の神経に働き、目の疲労を回復させる。

●多く含まれる食べ物

桜エビと金目鯛の画像

桜エビ、紅鮭、イクラ、キンメダイ、毛蟹

 

●DHA

視神経の発達や、その維持を促進する。

●多く含まれる食べ物

マグロとイワシの画像

イワシ、マグロ、サバ、ウナギ、サケ、筋子

 

●ビタミンA

酸化を抑える働きがあり、目の細胞などの代謝を促進させる。

●多く含まれる食べ物

豚肉と人参の画像

豚肉、鶏肉、レバー、あんこう、あゆ、うなぎ、しそ、人参、モロヘイヤ

 

●ビタミンB

目の周囲の筋肉を和らげる。

●多く含まれる食べ物

レバーと鰻の画像

●ビタミンB1:ナッツ類、ウナギ、豚肉

●ビタミンB2:豚・鶏・牛のレバー、ウナギ、牛乳

●ビタミンB6:マグロ、サンマ、牛レバー、バナナ

●ビタミンB12:牛、鶏のレバー、カキ、アサリ、ニシン

 

●ビタミンE

目の血行を促し、疲れ目やドライアイを防止する

●多く含まれる食べ物

アーモンドと卵の画像

アーモンド、煎茶、とうがらし、ひまわり油、大豆油、鶏卵

 

食品で摂ることが難しければ、サプリメントを利用するのもおすすめです!

 

★病気によるもの

●白内障

次のような症状が気になったら、早めの受診が大切です。

 

  • 最近視力が下がっていると感じる
  • 光がまぶしくよくみえない
  • 目がかすんだ感じがある

 

また紫外線を浴び続けることは悪影響なので、サングラス日傘をさす等して、出来るだけ紫外線予防をしましょう。

 

●緑内障

原因で紹介した症状が当てはまる場合は、すぐに受診しましょう。

 

また、症状の進行を防ぐため、眼圧と呼ばれる、目の中にかかる圧力を上げないようにしましょう。

 

眼圧を上げないようにするポイントは以下です。

 

  • スマホをうつむいて見るのではなく、目の高さに持ってくる
  • ネクタイやワイシャツなどをきつく首にまかないようにする
  • 喫煙は緑内障のリスクを高めるので、禁煙する
  • 出来るだけうつ伏せの姿勢をやめる

 

●加齢黄斑変性

加齢黄斑変性は、加齢以外にも、喫煙や、食生活の乱れ等で引き起こされることがあります。

 

  • 減煙、禁煙する
  • 主食・主菜・副菜の揃った、バランスの良い食事をする
  • ビタミン・ミネラル類を含むサプリメント摂る
  • 紫外線を避ける

 

上記4つを心がけてみてください。

 

●網膜剥離症(糖尿病性網膜症)

前触れの症状である、飛蚊症・光視症などの症状を感じたら、すぐに眼科を受診しましょう。

 

その際、

 

  • 目をこすらない
  • 糖尿病の場合は、定期的に眼科も受診するようにする

 

この2つに気をつけましょう。

 

4.最後に

原因が日常生活によるものの場合、紹介した回復法や対処法を実践すれば、視力が回復することが期待出来ます。

 

病気の場合でもしっかり眼科を受診して検査をしてもらいましょう。

 

進行を食い止めたり、改善する方法がみつかるかもしれません。

 

くれぐれも自分で判断して勝手な方法で、目をいじったりしないようにしましょう。

※この記事を監修して頂いた専門家の方

女性ドクター 監修:南部 洋子(助産師、看護師)

●資格:助産師・看護師・タッチケアシニアトレーナー
株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。
※監修している内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、監修者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。
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南部 洋子

南部 洋子

【保有資格:看護師/助産師】医療職としての視点をわかりやすく解説し、読む人にとって納得のいく記事になればと思っています。

この記事の執筆監修者の保有資格・企画 :

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