1. 健康チョキンTOP
  2. 悩み・症状から原因と改善策を知る
  3. 視力低下・目のかすみ
  4. ≫ 【看護師が解説!】遠視とは?その原因と治療する方法はあるの?

【看護師が解説!】遠視とは?その原因と治療する方法はあるの?

  • 最終更新日:2018年6月22日
  • 45ビュー

 

監修者・女性

この記事の監修専門家

助産師、看護師 南部 洋子 (株式会社とらうべ)

株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。

※本記事は、看護師の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

1. はじめに

遠視って聞いたことありますよね?

 

「私は、老眼ではなくて遠視なの!」と言っている中高年の方も実際にいました。

 

また、遠視はどもに多い病気と言われています。

 

そもそも遠視って何?

 

老眼と同じなの?近視の反対ってこと?

 

原因や治療する方法はあるの?など

 

遠視にまつわる様々に疑問にお答えしていきます。

 

 

2. 遠視とは?

眼に入ってきた光は、角膜(眼の主なレンズ)、水晶体(眼のピント合わせ用レンズ)を通って眼の奥にある網膜(カメラに例えるとフィルムの役割)に像を結びます。

 

何らかの原因により、眼の網膜までの奥行きが短くなったり、屈折する力が弱くなると、網膜より遠くに像を写す焦点が結ばれてしまい、網膜にントが合わずぼやけてしまいます。

 

これが遠視と呼ばれる目の屈折異常で、病気です。

 

 

3. 遠視、近視とは何が違うの?

近視は「近いものがよく見えて、遠くのものが見えにくい」という症状です。

 

遠視は、逆に「遠くのものがよくみえて、近くのものがみえにくい」と思っている人が多いようですが、それは間違いです。

 

遠視は、単なる近視の逆ではありません。

 

遠視は、近くにも遠くにも焦点があってない状態のことを言います。

 

遠視のときは、物を見ようとするとき、常に目の筋肉(毛様体筋)を緊張させて、ピントを合わせるように調節し続けなければなりません。

 

軽度の遠視の場合は、ピントを合わせるレンズの役割をする水晶体の厚みを何とか調節し、焦点を合わせることが出来ます。

 

しかし、強い遠視の場合は凸レンズを用いた眼鏡をかけたり、コンタクトレンズを装着することで矯正が必要です。

 

 

4. 遠視と老眼の違いって?

遠視が網膜の後ろでピントが合うという屈折異常であるのに対し、老眼は屈折異常ではなく、調節機能の異常です。

 

ピントを調節できる範囲が少なくなるため、遠くが見える人は近くが見えなくなり、近くが見える人は遠くが見えなくなります。

 

老眼は病気ではありません。

 

誰にでも、起こる加齢によって起こる老化現象です。

 

○遠視と老眼の関連性

 遠視は前述の通り、近くを見るにも遠くを見るにも、常に目の調節力を働かせる必要があります。

 

そのため、目に屈折異常がない正視の人や近視の人と比べて、水晶体や毛様体筋が劣化しやすく、早く老眼になりやすいと言えます。

 

大人で遠視になった場合、子どもで遠視になった場合より目を酷使するため、その分劣化が早くなります。

 

どもの遠視の場合は、ピント合わせの力が強く、目の成長とともに改善されるケースも多いため、そこまでの影響はありません。

 

 

 

5. 遠視とはどんな症状?

遠視は、近くにも遠くにも焦点があってないため、物が見えにくく感じるのはもちろんのこと、下記のような症状が現れます。

○遠視の症状

  • 目が疲れやすい

  • 集中力にかける

  • 眼痛、頭痛

  • 肩こり

 

遠視は、ものを見るたびに目の筋肉を調節しなくてはいけないため、目が疲れやすくなります。

 

また、注意が必要なのは、どもの強度な遠視です。

 

遠視が強いと目の調節が難しくなり、視力が発達しずらくなります。

 

余分な調節を必要とするため、ハッキリ見ようとして目が寄ってしまい内斜視になる恐れがあります。

 

そのまま矯正など何もせずにいると、弱視になってしまうことがあります。

 

内斜視、弱視の症状は以下のようなものです。

 

〇内斜視

片目が正常な位置にあるときに、もう片目が内側に向いてしまっている状態

 

〇弱視

眼鏡やコンタクトレンズで矯正しても視力がでない目のこと

 

遠視から起こる弱視には2種類のものがあります。

  • 屈折異常弱視 

両方の目が同程度の遠視

  • 不同視弱視

遠視の程度が左右の目で違っており、遠視の強い方の目に起こる

 

6. 遠視になってしまう原因は?

遠視になる原因は、ハッキリと解明させていませんが、以下のように考えられています。

 

〇遺伝

遠視の原因は、ほとんどが遺伝によるものと考えられています。

 

〇近距離で長時間、同じものを見続ける

パソコンでの長時間の作業などで、近い距離を長時間見続けることが多い人は遠視になるケースがあります。

 

〇目の成長不足 

遠視は子どもに多く、目の成長不足と言われています。

 

成長とともに改善されるケースが多いです。

 

子どもの遠視は、3歳児健診などで見つけられることが多いのですが、弱いものは見逃されてしまいます。

 

 

7. 遠視を治療する方法は?

遠視を治療する方法は、大人になってからなった場合と、子どものときになった場合とで少し異なります。

 

○大人の場合

遠視の度合いにもよりますが、症状を軽減させるために、眼鏡を装用した方が良い場合もあります。

 

遠視そのものを治す方法はありません。

 

しかし、遠視があっても目の機能自体問題がなれば、治療する必要がないため、まずは医師に相談してみましょう。

 

○子どもの場合

ほとんどの場合、きちんとピントのあった正しい光を目に取り込んで視力を育てていくため、眼鏡で矯正していくことができます。

 

どんどん目を使って視力を育てるために、漫画など、子どもの興味のあるものに目を使って視力を育てていくように促しましょう。

 

遠視は子どもによって程度がありますので、必ず医師と相談しながら調整していくようにしましょう。

 

 

8. 遠視を予防するためには?

遠視を予防するために心がけることも、大人でなった場合と、子どもがなった場合では違います。

 

○大人の場合

    • 近距離で長時間の作業を避ける

     

    デスクワークが続く方やネイリストの方などは、出来るだけ目を休める時間を作りましょう。

     

    「1時間に1回席を立つ」、「接客が終わったらトイレに立つ」などのルールを決めて、同じ体勢でずっといることは出来るだけ避けるようにしましょう。

     

    ○子どもの場合

    • 周りの大人が子どもの視力に敏感になる

     

    小さい子どもの場合は、自分で見えている、見えていないの判断がもちろんつきません。

     

    周りの大人が気を配ってあげることが重要です。

     

    斜めにものを見ていたり、近くでも目を細めているような場合はすぐに医者さんに相談してみましょう。

     

    早期に治療を始めることで改善につながります。

     

     

    9. 最後に

    遠視とは何かがわかったでしょうか?

     

    大人の場合は、近くでずっと同じ物を見続ける作業をなるべく避け、遠視のスクを下げましょう

     

    また、遠視の多くは子どもに多く起こる病気です。

     

    お子さんがいる場合は、周りの大人みんなで注意してあげましょう

     

    遠視なのかどうなのかは自分では判断が出来ません。

     

    気にる場合は、眼科医に相談するようにしましょう。

     

     

     

    ※この記事を監修して頂いた専門家の方

    女性ドクター 監修:南部 洋子(助産師、看護師)

    ●資格:助産師・看護師・タッチケアシニアトレーナー
    株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。
    ※監修している内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、監修者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

     

    The following two tabs change content below.
    南部 洋子

    南部 洋子

    【保有資格:看護師/助産師】医療職としての視点をわかりやすく解説し、読む人にとって納得のいく記事になればと思っています。

    この記事に関連するキーワード :

    1. 健康チョキンTOP
    2. 悩み・症状から原因と改善策を知る
    3. 視力低下・目のかすみ
    4. ≫ 【看護師が解説!】遠視とは?その原因と治療する方法はあるの?