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【看護師が解説】片頭痛って何?原因と対策は?

  • 最終更新日:2018年6月22日
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偏頭痛について伝える画像

 

監修者・女性

この記事の監修専門家

助産師、看護師 南部 洋子 (株式会社とらうべ)

株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。

※本記事は、看護師の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

1.はじめに

頭痛といってもいろいろな種類があります。

 

例えば脳に腫瘍ができていて頭痛が起こるなど原因がハッキリしている場合と、原因がよくわからないで頭痛が起こる場合とがあります。

 

原因がはっきりしない場合の頭痛を「慢性頭痛」といいます。


今回解説する「片頭痛」は慢性頭痛の1つです。

 

2.片頭痛の特徴

頭を抱える男性の画像

 

片頭痛の主な特徴は下記です。

 

●片頭痛の特徴

  • 片側のこめかみが「ズキンズキン」と脈拍と一致した痛みがある
  • 人によっては、両側に起こる場合も、脈拍と一致しない場合もある
  • 頭痛が起きてから、1~2時間でピークに達する
  • 頭痛が起こる回数は、平均して1か月に1~2回程度
  • 多い人は1週間に1回繰り返し頭痛が起こる
  • 痛みだしたら、4時間~72時間(3日)位続く場合がある
  • 吐き気をもよおしたり、吐いたりすることもある
  • 痛み始める前に前触れのようものを感じる人もいる
  • 光や音に敏感で気分が悪くなることがある
  • 動くと余計に痛みがひどくなる

 

偏頭痛は、男性よりも女性に3~4倍も多く10~40歳代の比較的若い人に多くみられるのも特徴です。

 

2.片頭痛の原因

偏頭痛の原因の画像

 

片頭痛の原因は、ハッキリしているわけではありませんが、考えられるのは下記と言われています。

 

●偏頭痛の原因

  • 休日など、ストレスから解放されたときなどに急に血管が拡張しておこる
  • 寝すぎ、寝不足で起こる
  • 空腹、疲労などから起こる
  • 女性ホルモンとの関係
  • 光や音の刺激で起こる

 

3.片頭痛の症状

片頭痛には、それが起こる「前触れ(前兆)」が出る場合があります。

 

●前触れがある場合

前触れとは、次のような症状なものです。

 

偏頭痛の前触れに起こる事例の画像

 

●前触れの症状

  • 目の前にチカチカ光るフラッシュがでて、部分的に見えにくくなる
  • においを感じなくなるなど感覚が鈍くなる
  • 舌がからんでコトバが出にくくなる

 

片頭痛の前触れが15~60分位あり、この前ぶれが消えてから60分以内に頭痛が始まります。

 

片頭痛をもつ20~30%の人に前兆が自覚されています。

 

●前兆がない場合

前兆がない場合でも、片頭痛だとわかる症状があります。

 

偏頭痛で頭が痛い男性の画像

 

●前触れがない場合

  • 頭痛発作が起こる時間は、4~72時間
  • 痛みが脈と同じようにズキンズキンと拍動する
  • 動くと頭痛がひどくなる
  • 頭痛発作中に吐き気が起こったり吐いてしまったりする
  • 光や音で気分が悪くなる

 

●そのほかの症状

●痛みが激しくなる

しんどそうにしている女性の画像

 

頭痛が始まってからも家事や仕事などを続けていると、頭痛が強くなることがあります。

 

さらに、階段を昇り降りする等身体を動かして、頭部が左右または上下に位置が変わることで、痛みが強くなることが多いです。

 

●痛み以外の症状

光・音・臭い・気圧や温度の変化に敏感になっている男性の画像

 

頭痛が起こっている間、光・音・臭い・気圧や温度の変化に敏感になります。

 

吐き気がしたり吐いてしまったりすることもあります。

 

4.片頭痛の対処法

片頭痛が起こった時、どのように対処したらよいでしょうか?

 

●静かな暗い場所で休む

部屋を薄暗くしてベッドの上で安静している男性の画像

 

室内では、昼間でもカーテンを引いて、できるだけ静かで暗い場所に横になり身体を休めましょう。

 

屋外ならば、建物の陰で休んだり木陰の下でバスタオルを敷いて横になり目にはタオルを当てて、光をよけます。

 

身体を動かしたり、光や騒音など強い刺激を受けると頭痛はひどくなってしまいます。

 

●痛い場所を冷やす

頭を冷やす男性の画像

 

冷たいタオルを痛む場所にあてて冷やすと、血管が縮んで痛みが軽くなります。

 

反対に、入浴やマッサージなどは血管を広げてしまい、痛みが強くなってしまうからNGです。

 

●カフェインをとる

カフェインの画像

 

コーヒー・紅茶・日本茶に含まれるカフェインは、血管を収縮させる働きがあるので、痛みだしてすぐに飲むと、痛みを軽くしてくれることがあります。

 

ただし、カフェインをとり過ぎるのは良くないので注意をしてください。

 

5.片頭痛の予防

片頭痛が起こらないように努めたり起こってもできるだけ軽くてすませるようにするのが「予防」そして、セルフメディケーションです。

 

次のようなことが効果的です。

 

●寝だめをしない

寝ている女性の画像

 

寝不足や疲労が続いていると、週末などについ寝だめや二度寝をしたくなるかもしれませんが、寝過ぎは片頭痛をかえって重くします。


また、寝過ぎのせいでお腹が空くとダブルパンチです。

 

原因の項でも触れましたが、空腹も頭痛の起こる引き金になりますので、注意しましょう。

 

●外からの刺激に注意する

窓の外を眺め伸びをしている女性の画像

 

まぶしい光耳障りな騒音強い香水などは、頭痛を悪化させるだけでなく、発作を引き起こしてしまう可能性があります。

 

できるだけそのような環境の場所には近寄らないようにしましょう。

 

●温度差に注意する

温度差について伝える画像

 

熱いシャワーや入浴後、急に冷えたりすると、その温度差が頭痛の引き金になる場合がありますので気をつけましょう。

 

●頭痛をひき起こす食べ物を控える

頭痛をひき起こす食べ物についての画像

 

チーズ・ハム・ヨーグルト・チョコレート・赤ワインなどは片頭痛をひき起こすと言われています。

 

これらの食べ過ぎには注意しましょう。

 

●ストレスを溜めない

様々なストレスに頭を悩ませる女性の写真

 

職場から家に帰ったとき、急に頭痛がしはじめた、なんてことはないですか?

 

ストレスから解放されたときに、ストレスが原因で収縮していた血管が、急に拡張されます。

 

このときに、頭痛が起こりやすいことがわかっています。

 

ストレスを溜め込まないように、例えばカラオケで熱唱する、気の合う友人とおしゃべりをする等、自分なりの趣味や発散方法を持っておく必要があります。

 

●記録をとろう

ノートとペンの画像

 

自分がどのような時に頭痛が起こるのかを記録しておきましょう。

 

痛みの程度、痛みの持続時間、吐き気などの頭痛以外の症状、月経、ストレス、寝不足・寝すぎ、また天候なども入れておくと参考になります。

 

1か月ほど記録すると、自分が頭痛を起こすときの傾向がハッキリとわかってきて、予防策を立てやすくなります。

 

●病院を受診する

病院で受診している画像

 

片頭痛で病院を受診する際には、頭痛外来か、神経内科や脳神経外科などを受診しましょう。

 

片頭痛かどうかを調べる検査は残念ながらありません

 

ただ、頭痛の原因として、ほかの病気が潜んでいないかどうかを調べておくと安心です。

 

受診してCTやMRI検査を受けましょう。

 

また、頭痛の記録を受診の時に医師に見せると、何か病気からくるものか、そうでないかを診断するのに役に立ち、あなたの頭痛のことをよく理解してくれて、効果的な薬の治療などにもつながります。

 

6.最後に

片頭痛は、特徴的な痛みがあるので、自分の頭痛がどうしたら起こるのがわかってきます。

 

対処の仕方を覚えておいて、ひどくならないようにしたいものです。

 

※この記事を監修して頂いた専門家の方

女性ドクター 監修:南部 洋子(助産師、看護師)

●資格:助産師・看護師・タッチケアシニアトレーナー
株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。
※監修している内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、監修者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

 

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南部 洋子

南部 洋子

【保有資格:看護師/助産師】医療職としての視点をわかりやすく解説し、読む人にとって納得のいく記事になればと思っています。

この記事の執筆監修者の保有資格・企画 :

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