【あなたは大丈夫?】タイプ別うんち(大便)の状況で知ろう!私の腸内環境
この記事の監修専門家
最近、健康情報のテレビ番組などで何かと話題の腸内環境ですが、
「そもそも自分の腸って健康なの?」
「腸内環境が整っているかどうかってどう判断するの?」
と気になっている方もいるはず。自分自身の腸内環境は、実は、病院や検査キットを利用しなくても、簡単に腸内環境を調べる方法があります。
それは、"毎朝のうんちチェック"です!!
毎日の生活習慣の中で自分自身の健康状態をチェックできるうんちは、体の状態を表す健康のバロメーターなのです。
など、うんちに関する基本知識と実践的な健康対策などを紹介していきます!
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1.そもそもうんち(大便)とは何か
1-1. うんち(大便)の中身

うんち(大便)というと、「ご飯を食べあとの食べカスでしょ」と思う方が多いのではないでしょうか。
健康な人のうんちを分解してみてみると、実は 80%は水分なのです。残る固形成分のうち20%のうち、3分の1が食べカスで、3分の1が腸内細菌、3分の1がはがれた腸粘膜という構成になっています。意外ですよね?
1-2. 80%の水分のもとは何?
食べ物は胃で分解され、液体となって小腸から栄養素が吸収され、残った水分は大腸で絞りあげられ、うんちとしてかたまりができていきます。
水分は吸収されるはずなのに、このうんちに80%も含まれる水分のもとは何なのでしょうか?
その答えは、寿命がきて剥がれ落ちた腸の粘膜細胞や腸内細菌の細胞の中の「水分」なのです。
つまり腸内細菌が活発に働き、腸内の代謝が良ければうんちの量は増えるわけです。
1-3. うんちは食べた分だけ出るわけではない
便秘して困っている人の悩みの多くは「食べた分だけのうんちが出ないので心配」というものですが、これは誤りです。そもそも食べた量だけうんちが出ることはないのです。
食べた量に関わらず、腸内細菌の活動が正常に活動していれば、問題なくうんちが出ます。
逆に、腸内細菌のバランスが崩れて悪玉菌が増えると、有害物質によって腸が老化し新陳代謝が正常に行われなくなるため、うんちのもとである腸粘膜の量が減って、うんちの量が減ったり、便秘になったりするのです。
2.便秘のリスクとは

2-1. そもそも便秘って?
一言でいえば、排泄物を腸内に溜めている状態です。悪玉菌が増殖し、悪玉菌優位の腸内環境となり有害物質やガスが腸内に溜まっていきます。有害物質は腸壁から次々と吸収され、血液中を巡っていくことで、体や心に様々な悪い影響を及ぼします。
2-2. 便秘によって想定される健康リスク
- 肌あれ・吹き出もの
- 腹痛・お腹の張り・食欲低下
- 痔
- だるさ・疲労感
- 肩こり・腰痛
- イライラ・不快感
- 腸閉塞
- 腸ポリープ
- 大腸がん
慢性的に便秘が続くと、重大な病気につながる可能性があります。特に便秘は 日本人に増えている大腸がんの原因の1つともいわれています。また、悪玉菌の有害物質はがん以外の、その他の不調も発症しやすくなります。たかが便秘と軽視は絶対にできないのです。
※便秘の対処方法は?※
便秘の改善に取り組む第一歩は、生活習慣の見直しです。ちょっとした変化で、便秘は改善に向かうことがあります!
不摂生せずに、キノコや海藻などの食物繊維の多い食べ物を食べましょう。また、ウォーキングやジョギングなどの週2~3回の適度な運動をすると腸が刺激されるので効果的です。
また、睡眠時間をしっかり取れば、緊張した腸も休息を取れるので活発に働きが期待できます!
最後に、便秘の救世主としておすすめなのが「乳酸菌」です!乳酸菌を積極的に摂取することで、腸内環境の改善され便秘が解消されることがあります。
「乳酸菌」の便秘への効果やおすすめの摂取方法は次の記事で解説しているので「最近便秘気味かも...」という方は、是非チェックしてみてください!
▼▽▼コチラも参考にしてみて▽▼▽
3.うんち(大便)の状態で診断!腸内環境チェック方法
3-1. 便の頻度や時間帯でチェック
良好な腸内環境であれば、排便は1日1~3回です。食べた物の消化・排便までの時間は約24時間が目安です。人によってうんちの回数には個人差がありますが、上記の回数であれば健康的なサイクルと言えるでしょう。
うんちの出る時間帯は、毎朝決まった時間に排便できると気持良い生活リズムになります。ポイントは、起床してから朝ごはんを食べ外出するまで、時間に余裕を持つこと。食後にうんちを出すためのぜん動運動を行う時間が十分に取れていると、毎朝決まった時間に排便しやすくなります。
3-2. 便の形状(色・形)でチェック

理想的なうんちの形とはバナナのような形で、黄色~茶褐色の色をした便が肛門からスルリと出ることです。以下にうんちのタイプ別診断を詳しく紹介します。
▼コロコロタイプ(硬便)
水分:60%程度
色:黒褐色
量:少ない
硬さ:硬い (肛門が傷つくことも)
排便:強くいきむ、残便感もある
⇒悪玉菌が優位で便秘を併発気味、食物繊維や水分の不足による原因が考えられます。
▼バナナタイプ(普通便 一本糞)
水分:75-80%
色:黄色~黄褐色
量:2~3本
硬さ:つみれ程度
排便:いきまずにストーンと気持ちよく出る。水に少し浮くぐらいがベスト。
⇒善玉菌が優位で、腸が健康な状態であると考えられます。
▼軟便タイプ
●ヒョロヒョロ型
水分:85%程度
色:黒褐色~黒色
量:うどん3本程度
硬さ:柔らかい
排便:1度には出ず数回に分けで出ることも、残便感ある。
⇒腸周りの筋肉や腹筋不足、悪玉菌が優勢であることが考えられます。継続的に続いた場合は、腸内にポリープなどがあり、便の通り道が細くなっている可能性もありますので専門医の診断を受けることをおすすめします。
●ペースト型
水分:90%以上
色:さまざま
量:マグカップ1-2杯分が一気に出る
硬さ:液体状
排便:便意が突然起こり、我慢できない。
⇒悪玉菌が優位。ストレスで過敏性腸症候群になっている場合もあります。
▼泥水タイプ(水のような便)&コロコロタイプ
水分:60-90%の混合
色:茶色~黒褐色
硬さ:水状
排便:トイレに行く時間が定まらず、便秘と下痢が交互に起きる。
⇒腸で水分吸収異常が起きている。不規則な生活習慣やストレスが原因。
※軟便の方は要注意※
毎日のお通じがあると言っても、軟便の状態が続いている方は放っておくのは危険です。
食べ過ぎや飲み過ぎ、急に身体を冷やした時などに、一時的に軟便になったことがある人は多いでしょう。しかし、軟便が長い間続くことを「慢性下痢」と言い、何らかの病気が隠れている可能性もあります!
生活習慣や体質にも原因がありますが、もし軟便に心当たりがある人は次の記事をチェックしてみてください!保健師が軟便について徹底解説しています!
▼▽▼コチラも参考にしてみて▽▼▽
3-3. 便の匂いからチェック
おならや便から腐った臭いがしたら要注意です。臭いの原因となっているのは、たんぱく質が分解されて生成されるインドールやスカトールという物質。
たんぱく質は、腸内に住む悪玉菌の大好物です。脂の多い肉食中心の食生活になると、たんぱく質が胃で消化しきれずに、腸の中に流れ込み悪玉菌の餌になって腐敗が進んで臭くなるのです。
3-4.便の量からチェック
平均的に見て150~250gが正常と言われています。一般に、善玉菌の餌である食物繊維の多い食生活の方が便の量が多くなると言われています。
毎日排便があってもうんちが硬く、残便感があるようならばそれは便秘です。一般的に下痢よりも便秘のほうが大病に発展する可能性が高いと言われています。
4.まとめ

いかがでしたか?食生活や運動、睡眠など、健康のために改善した行動の結果が、うんちには現れるので、毎日チェックしてみることをおすすめします!
もし、うんちの状態に異変を感じたり、便秘が続くようであればサプリメントを飲んだり、専門医に相談するのも良いでしょう。
毎日の便りから腸内環境を知って健康的なスッキリ生活を目指していきましょう!
★専門家監修★
「腸活」は簡単にできる!生活習慣から腸内環境を改善する方法まとめ
※この記事を監修して頂いた専門家の方 監修:株式会社とらうべ ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。 ※監修している内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、監修者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。
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この記事の執筆監修者の保有資格・企画 : 専門家監修セルフチェック(11) 健康食品コーディネーター(73)
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