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【鼻水が止まらない・・・】その原因と止める方法を看護師が解説!

  • 最終更新日:2018年5月18日
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監修者・女性

この記事の監修専門家

助産師、看護師 南部 洋子 (株式会社とらうべ)

株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。   

※本記事は、看護師の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

1.はじめに  

鼻水が気づかないうちに垂れていた、鼻をかんでもかんでも出てくる…

 

こんな経験したことがある方も多いのではないでしょうか?  

 

どうして鼻水が止まらなくなるのでしょうか?

 

その原因と鼻水を止める方法をお教えします。

 

2.鼻水はなぜ出るの?

鼻水は、実は1日あたり1~2ℓほど、体内で作られます。

 

これは特に風邪などを引いていなくても作られる量です。

 

通常この鼻水は、喉の奥に自然に流れていっています。

 

また乾燥した空気をそのまま身体に入れないように、鼻の粘膜を保護する役割もしています。

 

ホコリ、ウイルスなど、異物を吸い込むと、鼻の粘膜が刺激され、アレルギー反応神経反射として鼻水が出ます。

 

異物などが鼻に入って、それを外に出そうとする働きで、体を守る反応1つなのです。

 

3.鼻水が止まらなくなる原因は?

鼻水が止まらなくなる原因を紹介します。

 

あなたに当てはまるものはありますか?

○感冒(風邪)

 

風邪をひいて鼻水を垂らしているイラスト

 

感冒とは、くしゃみ、鼻水、発熱、倦怠感などの症状を示す急性の呼吸器疾患のことです。

 

通常、風邪のウイルスが鼻に入ると、鼻水がたくさん出ます。

 

症状は、1週間~10日で治ってきます。

●鼻水以外の症状

発熱、頭痛、頭重感

●鼻水の色

最初は透明な水のような鼻水が出て、長引くと粘度のある白っぽい鼻水になる

 

〇鼻炎

アレルギー性鼻炎
花粉などのアレルゲンによる鼻炎

 

アレルギーの原因になるもの(ハウスダスト花粉など)が体内に入り、アレルギー物質を作り出し、鼻の粘膜を刺激して、大量の透明な鼻水が出ます。

●鼻水以外の症状

鼻づまり、くしゃみ、目がかゆい、涙がでる

●鼻水の色

サラサラとした水のような透明な鼻水が大量にでる

血管運動性鼻炎

 

周囲の環境からの刺激に鼻の粘膜が反応し、鼻水が出る。

 

症状は、アレルギー性鼻炎と同じようですが、アレルギー検査をしても特定のアレルゲンが出てきません。

 

周囲の環境(気温差ストレスなど)に鼻の粘膜が反応して症状がでてきます。

 

少しの刺激で過敏に鼻の粘膜が反応して、鼻水がでます。

 

気温差のある時にでるものは、寒暖差アレルギーと言われ、7℃以上の気温差がある場合に起こるといわれています。

 

寒暖差アレルギーは、下記のようなときに起こりやすいです。

  • 温かい場所から寒い場所へ移動したとき
  • 熱くて刺激の強い食べもの(カレー・ラーメンなど)を食べたとき
  • 冷たい空気を吸った(スキー場など)とき

●鼻水以外の症状

鼻づまり、くしゃみ、食欲不振、不眠、疲れやすい

●鼻水の色

透明なサラサラとした鼻水

 

〇副鼻腔炎

鼻風邪をひいていると、副鼻腔炎になる可能性があります。

 

急性副鼻腔炎

主に鼻風邪から起こることが多く、鼻の中の粘膜に炎症が起こり、「副鼻腔」と呼ばれる、頬骨の下や眉間の間くらいにある空洞部分に炎症が広がって発症します。

 

副鼻腔の位置を表したイラスト

 

●鼻水以外の症状

発熱、頭痛、目の奥や額・歯などに痛みが出る

●鼻水の色

はじめはサラサラの透明な鼻水が出て、その後黄色くて粘り気のある鼻水に変化

 

慢性副鼻腔炎(蓄膿症)

上記の急性副鼻腔炎に細菌が感染して、起こります。

 

症状が3か月以上続くと慢性と診断されます。

 

副鼻腔炎の中でも、副鼻腔に膿がたまって起こるものを「蓄膿症」と呼びます。

 

副鼻腔は通常は空洞ですが、細菌が入り込むことで膿が溜まります。 

 

膿がうまく排出できなくなることで、鼻の粘膜の炎症が悪化した状態です。

 

●鼻水以外の症状

鼻づまり、頭痛、歯痛、頭重感、味覚・嗅覚障害 など

●鼻水の色

黄色や緑色で、粘り気がある

 

4.鼻水の色から見るあなたの体調

鼻水の色で、自分の現在の体調がわかります。

 

チェックしてみましょう。

○透明な水のような鼻水

鼻の中の炎症が比較的軽い時に出るものです。

 

サラサラした状態で、鼻をかんだと思ったらまたすぐ出てくる状態です。

 

風邪の引き始めはこの透明状態です。

 

またアレルギー症状の場合も透明が多いです。

 

ウイルスやアレルギー物質を身体に入れまいとして、鼻水がでてきます。

〇白くて粘り気がある鼻水

白っぽくなったときは、鼻の粘膜に付いたウイルスを死滅させようとしている状態です。

 

〇黄色や緑色の鼻水

鼻水が黄色や緑色に変わったときは、ウイルスを死滅させようと活発に反応している状態です。

 

ウイルスと戦ったあとの死骸と白血球が混ざって、このような粘り気のある鼻水になります。

 

鼻水の色が黄色や緑色になった時は悪化が進んでいる、ということがわかるので、注意が必要です。

 

場合によっては病院を受診しましょう。

 

 

5.原因別!鼻水を止める方法は?

原因別に、鼻水を止める方法を紹介します。

○感冒(風邪)

感冒(風邪)には、まず手洗いうがいしっかりとした衛生管理をすることが大切です。

 

また、鼻の中を乾燥させると、悪さをしているウイルスが過ごしやすい環境になってしまうので、出来るだけ乾燥させないよう、マスクをしましょう。

 

免疫力が下がっている状態なので、しっかりと睡眠をとり、免疫力を活性化させるビタミンC等を積極的に摂りましょう。

 

感冒(風邪)になった際に対処すべきポイントをまとめました。

風邪の対処法のイラスト
  • うがいと手洗いを行う
  • マスクをする
  • 室温は、2025℃位
  • 湿度は、6080%になるように加湿器や濡れタオルを干したりして調整する
  • 睡眠を十分にとる
  • ビタミンCを積極的に摂る

○アレルギー性鼻炎

アレルギーの元となっているアレルゲンを取り除くことが鼻水をとめる1つの鍵です。

 

アレルゲンになっている可能性が高いものを除去する対処法をまとめました。

 

ハウスダストへの対処法
ハウスダストへの対処法。こまめに掃除をしよう!
  • こまめに部屋の掃除をする。

 

ハウスダストはその名の通り、家の中に溜まった小さなゴミ(ダニの死骸、ペットの抜け毛、食べカス等)のことです。

 

そのため、取り除くためには、部屋をめに掃除する必要があります。

 

掃除のポイントは3つあります。

 

掃除する時間は朝起きてすぐか、帰宅してすぐにする

ハウスダストはとても軽いので、すぐに舞い上がってしまいます。

 

動きまわっている日中だとハウスダストは空中に舞ってしまうので、床の上に溜まった状態である朝一番の掃除が理想です。

 

ただ、朝はバタバタしてなかなか掃除が難しい、という方は家に帰ってすぐ掃除をしましょう。

 

掃除する順番は上から下へ

掃除をする時の順番は、照明の傘、カーテンレール→棚や電化製品→床、というように、高いところから低いところへ順番に掃除をしましょう。

 

上から落ちたハウスダストが床に溜まるので最後に取り除くことが出来ます。

 

掃除機は最後に

最初に掃除機を使うと、その排気で逆に溜まったハウスダストが舞い上がってしまいます。

 

最初はフロアワイパー等をつかって、細かいゴミをきれいにしてから、大きなゴミを掃除機で吸い込むようにしましょう。

 

そのあと水拭きをすると更にきれいに除去出来ます。

 

花粉への対処法

部屋に入ってしまった花粉の掃除の仕方も、ハウスダストと一緒ですが、花粉を家の中に入れないようにしましょう。

 

またマスク等をして、花粉を吸い込まないように心がけましょう。

 

花粉を入れないようにするポイントは下記です。

 

花粉への対策イラスト
  • 家に入る前に服やカバンを叩いて、花粉を払う
  • 洗濯物や布団は外に干さない
  • マスクやゴーグルをする

また、何が原因でアレルギーが起こっているかによって、対処法も違いますから、病院で検査を受けて調べてみましょう。

 

○血管運動性鼻炎への対処法

血管運動性鼻炎の原因と言われている、周囲の環境(気温差、ストレス等)を整えて改善出来るように心掛けましょう。

 

体で感じる温度差を小さくする

別名、寒暖差アレルギーと呼ばれている血管運動性鼻炎。

 

まずは体が感じる寒暖差を出来るだけ小さくしましょう。

こまめな体温調整で、寒暖差をなるべく小さくしよう!
  • こまめに体温調節ができるようにカーディガンやショールを持ち歩く。
  • 寒いときは、マフラーやマスクを着用する
  • 室内外の温度差を7℃~8℃以下に抑える。
  • 部屋を加湿する

 

体力をつける

血管運動性鼻炎になりやすい人は、体力がない高齢者や女性が多いと言われています。

 

毎日出来るような簡単なウォーキング等を行いましょう。

 

難しい場合は、出来るだけ階段を使ったり、1駅分歩いてみたり、歩く習慣を取り入れましょう。

 

筋肉がつくことで、体内に熱を保つことが出来るようになり、温度差にも対応できる体になります。

 

食生活を改善する

身体を内側から温める食材や血行促進効果のある食材を積極的に摂りましょう。

 

以下のような食材がおすすめです。

●血行促進効果のある食材

血行促進効果がある食べ物のイラスト

ニンニク、生姜 など

●体を温める食材

からだを温める食べ物のイラスト

ジャガイモ、玉ねぎ、人参、納豆、玄米 など

 

ストレス発散

ストレスもまた、血管運動性鼻炎の原因になります。

 

仕事場でストレスを感じた時には、トイレに立つ等して、一旦その場を離れましょう。

 

また、自律神経の中で、活動しているときに活発になる交感神経とゆっくりしている時に活発になる副交感神経のバランスを保つのも大切です。

 

ストレスを感じている時は、特に交感神経が活発になっています。

 

自分なりのリラックス方法を見つけましょう。

自分なりのリラックス方法でストレスを解消するイラスト

  • 少しぬるめのお風呂にゆっくり入る
  • 好きな美術館巡りをする
  • 気の置けない友人とゆっくりおしゃべりする
  • 好きな音楽を聴く

 

 無理して頑張る必要はありません。

 

ゆったりと過ごしましょう。

 

○副鼻腔炎への対策

急性副鼻腔炎

鼻風邪から起こることが多く、多くの場合は頭痛や痛みを伴うので、速やかに受診することをおすすめします。

 

溜まった膿を吸引したり、薬を使えば、多くの場合は治ります。

 

慢性副鼻腔炎

急性から慢性に移行するとやっかいです。

 

膿がうまく排出出来ずに何度も炎症が悪化するという悪循環に陥ります。

 

慢性副鼻腔炎の治療法は3つあります。

●局所療法

鼻腔などにたまった膿や鼻水を生理食塩水などで洗浄、除去する。

患部に抗菌薬をネブライザーという吸入器で噴霧する。

●薬物療法

主に抗生物質を点滴したり、薬を飲んだりして治療を行う

●手術

ひどい場合内視鏡による副鼻腔の手術をする

 

6.看護師が教える鼻水の豆知識

〇鼻のかみ方

簡単そうで実は、きちんとしたことは意外と知られていない鼻のかみ方。

 

かみ方によっては中耳炎になる危険もあります。

 

正しいかみ方を覚えましょう。

●正しい鼻のかみ方

正しい鼻のかみ方の説明画像
  • 鼻から十分に空気を吸い込み、口を閉じる
  • 下を向いて、片方の鼻を押さえ、息を吐ききるように長くかむ
  • 鼻がすべて出るまでかむ。

  

かむ時の注意点

 

空気が抜けてしまうので、口はしっかり閉じたままでかんでください。

 

強くかんだり、何度もかむと、中耳炎になる可能性があります。

 

ただ、弱い力で短くかんでも副鼻腔に溜まった膿はでてきません。

 

ある程度の力で長くかんでください。

 

また残った鼻水をすすると、耳の器官に逆流して中耳炎を招きます。

 

すすらないでください。

 

〇鼻うがい

喉のうがいのように、鼻もうがいが出来ます。

 

さっぱりしますし、風邪予防等にもおすすめです。

●鼻うがいのやり方

①水(洗浄水やミネラルウォーター)1ℓに対し、塩を9g入れて、体液と同じ浸透圧の同じ0.9%の生理食塩水を作る。

②水温は、40~42℃にする

③洗面器に上記の生理食塩水を入れ、吸わない側の鼻の穴を指で塞ぐ

④顔を洗面器につけて、生理食塩水をゆっくり吸い込む

⑤鼻から吸い込んで、鼻の奥に達したら、顔を上にあげる

⑥吸った生理食塩水を鼻や口から出す

⑦反対側も同様に行う 

 

鼻うがいの注意点

市販の鼻うがい器(手動、電動などがある)を使うと便利です。

 

鼻うがいをしながら、唾を飲むと、生理食塩水が耳の方へ流れてしまい中耳炎になる可能性がありますので、唾は飲まないようにしましょう。

 

鼻から入れて、口から出すのが難しいならば、そのまま鼻から出しても効果はあります。

 

生理食塩水が鼻に残った状態で鼻をかむと、粘膜を傷つけますので、やめましょう。

 

7.まとめ

鼻水がでるときは、できるだけ出すことと、鼻水がでる原因である異物を入れないための予防が大切です。

 

ひどくならないように早め早めの対処をしてきましょう。

 

※この記事を監修して頂いた専門家の方

女性ドクター 監修:南部 洋子(助産師、看護師)

●資格:助産師・看護師・タッチケアシニアトレーナー
株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。
※監修している内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、監修者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

 

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編集部
■健康チョキン編集部のライターが交代制で記事をアップしていきます!セルフメディケーションの重要性を健康チョキンを通じて発信し、日本が健康大国になるためのサポートをしてまいります。 実際に編集部員が本気で試したり、調べたり、インタビューさせてもらったコアな情報を発信していきます!乞うご期待!

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