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【助産師が伝授!】妊活中の人が心がけるべきこと3つ

  • 最終更新日:2018年6月22日
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助産師が伝授!妊活中の人が心がけるべきこと3つ!と助産師が言っている画像

 

監修者・女性

この記事の執筆専門家

看護師 助産師 青井梨花 (株式会社とらうべ)

 

株式会社 とらうべ 社員。病院や地域の保健センターなど、さまざまな機関での勤務経験がある助産師。現在は、育児やカラダの悩みを抱える女性たちの相談に応じている。

※本記事は、助産師の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

●はじめに

新しい命を授かり育んでいくために、まず必要なこと、それは健康なカラダづくりといえるでしょう。

 

健康なカラダをつくるために心がけたい、基本的な3つのポイントについてお伝えします。

 

ご自身のライフスタイルを今一度振り返りながら、過不足がないか一緒に考えてみましょう。

 

バランスの良い食事

バランスの良い食事と助産師が言っている画像

 

食事を摂ることは、生きていく上で必要不可欠であると同時に、健康なカラダづくりの基本となります。

 

偏りなく、満遍なく栄養素を摂るために、いろいろな食材をバランスよく摂り入れることを、普段から心がけたいものです。

 

ご飯・麺・パンなど炭水化物をふくむ主食、肉・魚・卵・大豆製品などたんぱく質をふくむ主菜、野菜・きのこ類・海藻類などビタミン・ミネラルをふくむ副菜が、毎食摂れているか意識することがコツです。

 

その他、1日のうちでビタミンなどが豊富な果物や、カルシウムなどが豊富な乳製品も摂りましょう。

 

また、妊活中はもちろん、これから妊娠の可能性のある女性に普段から不足しがちといわれる栄養素である、たんぱく質(肉・魚・豆類・卵や乳製品)、(赤身の肉や魚・貝類・ほうれん草・厚揚げなど)、亜鉛(牡蠣・納豆・玄米など)、ビタミンB群(豚肉・貝類・小松菜・ブロッコリーなど)、ビタミンE(かぼちゃ・アボカド・アーモンドなど)、カルシウム(牛乳・乳製品・小魚など)などをふくむ食材も、意識して摂るよう心がけていきたいものです。

 

また、妊活中とくに意識して摂りたい栄養素のひとつに、葉酸があります。

 

葉酸が妊娠初期に不足すると、胎児の重要な臓器や器官が細胞分裂しながら出来上がる過程で、神経管の形成障害(二分脊椎など神経管閉鎖障害)を来すリスクが高まるということがわかっています。

 

とくに、神経管の形成障害などの中枢神経系の先天異常は、妊娠7週未満と、ごく初期に発生することが知られています。

 

ですからこの時期、葉酸を積極的に摂りたいところですが、食品に含まれる葉酸の特長として、熱に弱く、水に溶けやすいため、栄養素が失われやすい性質があること、また、体に吸収されにくく、生体利用率が50%以下であることがあげられます。

 

一方で、栄養補助食品に使用される葉酸の場合、成分が安定しており、生体利用率も高いことがわかっています。

 

そのため、厚生労働省は妊娠を計画している女性に対し、妊娠1ヶ月以上前から妊娠3ヶ月までの間はとくに、食品から葉酸を積極的に摂ることに加え、栄養補助食品(サプリメントなど)から1日400㎍の葉酸摂取を推奨しています。

 

ただし、1日あたりの葉酸摂取量が、20代で900㎍、30代以上で1000㎍を超えると過剰摂取となります。

 

基本的には食事で補いながら、栄養補助食品の使用は、必ず用法・用量を守りましょう。

 

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規則正しい生活習慣

規則正しい生活と助産師が言っている画像

 

健康なカラダづくりには、規則正しい生活リズムも大切です。

 

基本的なことではありますが、13食、毎日できるだけ同じ時間帯に食事を摂る、早寝早起きなど規則正しい生活を心がけることは、カラダのリズムをつくる上でも重要です。

 

たとえば、「朝は時間がない」と、朝食を抜いたり、夜更かしして小腹を満たすためにスナック菓子を食べたりしていませんか?

 

食事時間のリズムが乱れると、身体リズムが崩れ、ホルモンバランスにも影響を及ぼす原因となります。

 

また、食べすぎや極端なダイエットによる肥満ややせ過ぎは、ホルモンバランスが崩れがちになり、月経異常を引き起こす傾向があります。

 

規則正しい生活習慣は適正な体重をキープすることにも繋がります。

 

●リラックス

リラックスと助産師が言っている画像

 

日常生活のさまざまな場面で、多かれ少なかれストレスを感じることは誰にでもあることです。

 

適度なストレスは、良い刺激となって、よりベストなパフォーマンスにつながることもあります。

 

しかし、強いストレスを長い期間感じることで、カラダに悪い影響を及ぼすこともあります。

 

たとえば、ストレスが自律神経に影響すると、ホルモン分泌の乱れにつながり、月経不順を招いたり、排卵障害を起こす原因となるのです。

 

ストレスを全くなくすことは、現実的ではありません。

 

ですから、ストレスと付き合いつつ、フッと力を抜けるときに、意識してリラックスできるよう、日頃から自分なりのリラックス法を持っておくと良いですね。

 

しっかり睡眠をとることや、ストレス解消のために、じんわりと汗をかくくらいの適度な運動をすることも良いでしょう。

 

※この記事を執筆いただいた専門家の方

女性専門家

執筆:看護師 助産師 青井梨花

株式会社 とらうべ 社員。病院や地域の保健センターなど、さまざまな機関での勤務経験がある助産師。現在は、育児やカラダの悩みを抱える女性たちの相談に応じている。

●株式会社とらうべ

ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。

 

※執筆内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、執筆者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

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青井梨花

【保有資格:看護師/助産師】読む方の気持ちや思いに寄り添えるような記事作成を心がけています。

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