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【頭皮が臭い…】よくある原因と対策を看護師が解説!



 

監修者・女性

この記事の監修専門家

助産師、看護師 南部 洋子 (株式会社とらうべ)

株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。   

※本記事は、看護師の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

1.はじめに

「自分の頭が臭い…」と感じ始めると、気になって人前にでるのも気が重くなりますね。

 

汗の臭いとはまた違って、気にし始めると敏感になってきます。

 

なぜ頭皮から臭いが出るのでしょうか?

 

原因と対策を解説します。

 

 

2.頭皮が臭くなるメカニズム

頭皮には、皮脂腺がありますが、皮脂腺から何かのきっかけで皮脂が過剰にでてくると、皮脂が酸化してしまいます。

 

たとえば、皮をむいたままリンゴを置いておくと、色が次第に変化していきますが、このようになることを酸化といいます。

 

酸素が活性酸素という別の性質の酸素に変化してしまうのです。

 

この活性酸素は、酸化を大きく進めてしまう働きがあり、その働きによって過酸化脂質という物質ができます。

 

するとそれを餌にする菌が集まってきて、臭いの成分がつくられてしまいます。

 

過酸化脂質を餌にやってきた菌が、頭皮から嫌な臭いを出させているのです。

 

つまり、頭皮から分泌される皮脂の臭いです。

 

 

3.頭皮が臭い、その原因

頭皮から嫌な臭いが出る原因は、次のようなものがあります。

 

○加齢によるもの

肌が年齢によって変わっていくように、頭皮も変化していきます。

 

20代では、水分量も油分の量もバランスよく配合されていますが、30代を過ぎてくると、水分量が減少していき、油分である皮脂の量が多くなります。

 

加齢臭とは、皮脂から出る臭いのことです。

 

主な原因は、皮脂に含まれる脂肪酸の一種であるヘキサデセン酸が分解されることで発生します。

 

ですから加齢臭を抑えるには、ヘキサデセン酸を減らすことです。

 

女性の場合、本来女性ホルモンが皮脂の分泌を抑える働きをしています。

 

ホルモンが正常に出ている場合は、皮脂が過剰に分泌されることはありません。

 

しかし、加齢によって女性ホルモンの分泌が減ってくると、皮脂が増えてきて、加齢臭が出てくるのです。

 

○偏った食生活

栄養バランスの偏った食生活をしていると、皮脂のなかに老廃物が多く含まれるようになります。

 

この老廃物は皮膚の菌の大好物なので、皮脂がでたら菌が増え、体の中にはどうしても活性酸素ができます。

 

偏った食生活などによって、皮脂が酸化されて、臭いにおいを発するようになります。

 

栄養の偏りは皮脂の菌の動きを活性化させ、頭皮の臭いへつながります。

 

肉料理や乳製品

動物性脂肪である肉料理や乳製品などを多く摂ると、コレステロール値が高くなり、皮脂の分泌も増加することで、臭いが発生するリスクが高まります。

 

特に肉料理は、消化に時間がかかるので、体外にでるまでの間に腐食してアンモニアが発生して、体臭として現れることもありますので、注意が必要です。

 

お酒

アルコールを飲むと、体内で活性酸素が増えてきて、皮脂を酸化させて、過酸化脂質という臭いの原因を作り出します。

 

にんにく料理

にんにくニラタマネギなどは、アリシンという成分が含まれていて、分解するときに強い臭いを出します。

 

アリシンは、血液に入ると、身体を巡って汗としても出てきて、口臭や頭皮の臭いにつながります。

 

※もしにんにく料理を食べるときには

 

食べる前に牛乳を飲んだり、食事中や食後にコーヒー緑茶ウーロン茶などを飲むのがオススメです。

 

脂っこいもの

市販のお惣菜外食での揚げ物は、調理してから時間が経っていることもあります。

 

そのようなときは、油が酸化していて、体内で活性酸素を発生させます。

 

活性酸素は、油が酸化したような臭いにつながってしまいます。

 

○間違ったシャンプー

みなさん、頭皮をきれいにするためにシャンプーをして洗っていますね。

 

臭いが気になると、臭いを取りたくて、洗浄力の強いシャンプーを使おうとする人がいます。

 

洗浄力の強いシャンプーを大量に使うことで、皮脂を取り過ぎて、頭皮が乾燥してしまいます。

 

すると乾燥から守ろうとして、身体は脂を余分にだすことになります。

 

そして皮脂が増えることで、菌が繁殖してしまい、頭皮が臭くなってしまう、という悪循環が起こります。

 

○間違った乾かし方

ドライヤーを使用すると髪が痛む、と思って、水分をタオルだけで拭きとろうとしている人が多いようです。

 

でもタオルドライだけでは、頭皮の水分を完全にとる事ができず、頭皮が蒸れてしまい、菌が繁殖しやすい状態を作ってしまいます。

 

また蒸れた後の頭皮は、さらに乾燥するので、身体が頭皮を守ろうとして、皮脂を多く出すことになります。

 

そして、いやな臭いへとつながります。

 

○紫外線

頭皮が紫外線に当たることで、頭皮が日焼けしてしまい乾燥し、頭皮から余分な皮脂をださせることになります。

 

○病気

病気が原因で、頭皮からくさい臭いが出ている場合もあります。

 

病気による頭皮の臭いの特徴をお伝えします。

●頭皮の脂漏性皮膚炎(頭皮に炎症が起こる病気)

  • 皮脂が盛んな部分に起こりやすい。
  • 毛穴につまった皮脂が酸化することで臭いが出る。
  • かゆみや湿疹、ひどくなると痛みがでることもある
  • 炎症が進むと抜け毛にもつながる場合がある

 

4.頭皮の臭いの対策

対策としては、自分の頭皮の状態を知ることが大事です。

 

水分量と油分量が合っていると臭いは発生しないのです。

 

○加齢によるもの

歳をとる事は、誰もがさけられないことですが、規則正しい生活をすることで対策をとることができます。

 

規則正しい生活とは、睡眠食事運動ストレス対策などについてです。

 

規則正しい生活をする
睡眠時間を確保する

睡眠時に成長ホルモンが分泌されますが、その働きの中でも代謝機能があります。

 

頭皮のダメージを修復するのも睡眠中です。

 

睡眠が十分でなければ頭皮トラブルが改善できず、臭いを防ぐこともできません。

 

バランスのとれた食生活

具体的には後述します。

 

ストレス発散

ストレスがあるとホルモンバランスが崩れ、皮脂が多くでてしまいます。

 

自分なりのストレス発散方法を見つけて定期的なストレス発散を心がけましょう。

 

 

○偏った食生活

バランスの取れた食事によって、体の中から健康になることを目指すことによって、自然に頭皮の臭いも改善されてきます。

 

抗酸化作用のある食べ物を意識的に摂るとよいでしょう。

 

酸化を防ぎ、臭いのもととなる活性酸素をはたらきを抑えてくれます。

 

 

ビタミンC・E

抗酸化作用のあるビタミンEビタミンCと一緒に摂ると効果的です。

●ビタミンCを多く含む食品

いちご・アセロラ・キウイ・レモン・パプリカ・ブロッコリー・ゴーヤ など

●ビタミンEを多く含む食品

ナッツ類・ウナギ・筋子・アボカド・かぼちゃ・モロヘイヤ・鮎・ひまわり油 など

 

βカロテン

緑黄色野菜に含まれる成分です。

 

活性酸素の働きを抑えてくれます。

 

熱にも油にも強い性質を持っているので、野菜炒めなどの調理法がオススメです。

●βカロテンが多く含まれる食品

ピーマン・ほうれん草・人参・かぼちゃ など

 

 

リコピン

リコピンには、ビタミンE100βカロテンの2もの強い抗酸化作用があります。

 

油に溶ける性質があるので、オリーブオイルをかけるなどの調理法が向いています。

●リコピンが多く含まれる食品

トマト・スイカ・グァバ など

 

 

ポリフェノール

ポリフェノールにはたくさんの種類がありますが、共通して「抗酸化作用が高い」という特徴があります。

●ポリフェノールが多く含まれる食品

赤ワイン・ブルーベリー・アサイー・カカオ・リンゴ・イチゴ・アマ二・緑茶・紅茶・ウーロン茶 など

 

 

亜鉛

髪の毛の質を保つためにも、欠かない成分です。

 

亜鉛の吸収をよくするには、ビタミンCを一緒に摂るのがいいでしょう。

●亜鉛が多く含まれる食品

牡蠣・牛肉・チーズ・レバー など

 

○間違ったシャンプー

正しいシャンプーの方法を解説します。

 

●正しいシャンプーの方法

  • 髪を洗う前に、ブラッシングをして、汚れを浮かせておく。
  • 洗髪は、まずお湯で頭皮を洗い、汚れを十分に流し落とす。お湯で汚れの70%は落ちる。
  • それから適量のシャンプーをつけ、髪の毛の上ではなく、頭皮にきちんとシャンプーがいきわたるように泡立てる。
  • 後頭部から頭頂部にかけて、揉むように洗う
  • 爪を立てないように指の腹で、マッサージするように洗う
  • 洗ったら、シャンプーが残っていないようにしっかりすすぐ
  • トリートメントやリンスは、頭皮ではなく毛先につける
  • トリートメントやリンスのすすぎは、十分に行い、頭皮に残っていないようにする

 

※シャンプーをするときの注意点

  • 自分にあったシャンプーを使いましょう。
  • 頭皮にやさしい洗浄力の弱いものを選びましょう。
  • シャンプーを使ってみて、皮脂が余分にでてくるようならば、合っていないということです。
  • 自分の頭皮の状態がわからなければ美容師に相談するといいでしょう。
  • 緑茶やウーロン茶に含まれる「カテキン」は消臭効果があるので、頭皮を拭くと臭いが取れます。

 

○間違った乾かし方

正しい髪の乾かし方を解説します。

 

●正しい髪の乾かし方

  • 洗い終わったあとすぐに乾かすこと。そのままにしておくとホコリなどが付く
  • 髪の根元や頭皮を乾かすつもりで行う
  • ドライヤーの熱風を頭皮や髪に直接当てないよう、20㎝位離して使用する
  • 生乾きにならないよう、きちんと乾かす。
  • 特に頭頂部が生乾きになることが多いので注意する

 

○紫外線

一番の対策としては、帽子をかぶることです。

 

しかし、ヘヤースタイルが崩れたり、スーツに帽子となると難しいものもありますから、その際は、日傘がいいでしょう。

 

○病気

病気の場合の対策ですが、病気を治すことがまずは先決です。

 

放っておくと抜け毛の原因にもなります。

 

以下、各病状への対処をお伝えします。

●頭皮の脂漏性皮膚炎

  • 頭皮に優しいシャンプーを使用する。アミノ酸系シャンプーなどがいい。
  • お湯だけで頭を洗うのではなく、きちんとシャンプーで洗うこと。
  • 頭皮の保湿は、油ではなく、水分で行うこと。

 

5.まとめ

間違った頭皮の手入れで、かえって臭いが出てしまう場合もありますし、ストレスが原因の場合もあります。

 

すぐに治るものではありませんが、自分の日常生活を見直してみましょう

 

徐々に頭皮環境が改善されていき、そのうち気にならなくなるでしょう。

 

※この記事を監修して頂いた専門家の方

女性ドクター 監修:南部 洋子(助産師、看護師)

●資格:助産師・看護師・タッチケアシニアトレーナー
株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。
※監修している内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、監修者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。