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【看護師が伝授!】ストレートネックとは?その症状と原因、治し方

  • 最終更新日:2018年5月15日
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監修者・女性

この記事の執筆専門家

看護師 助産師 青井梨花 (株式会社とらうべ)

 

株式会社 とらうべ 社員。病院や地域の保健センターなど、さまざまな機関での勤務経験がある助産師。現在は、育児やカラダの悩みを抱える女性たちの相談に応じている。

※本記事は、助産師の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

 

1.はじめに

ずっと首が痛い…肩がこる…その症状、もしかしてストレートネックのせいかも?

 

ストレートネックを放っておくと、頭痛やめまい、病気などの引き金になりかねません!

 

どんな症状なのか、原因と対策を解説します。

 

2.ストレートネックとは 

「ストレートネック」とは、頭を支える首の負担が大きくなり、本来は湾曲している首の骨(頸椎)が真っすぐになってしまう状態のことをいいます。

◯背中側のカーブは本来S字

起立したとき横からみると、頭から背骨~お尻に向かって、背中側が自然にS字カーブを描いている姿勢が正常な姿勢です。

 

具体的に言うと、S字とは、首の部分で前側にカーブし、背骨部分で後ろ側にカーブ、腰部分で再び前側にカーブ、そして骨盤部分で軽い前傾を成しています。

 

このしなやかなS字カーブによって、身体にかかる重さをうまく分散させ、重心を保っています。

 

特に首部分は、正常な姿勢だと30~40度ほど前側にカーブしていることで、頭の重さをうまく分散して支える構造になっています。

◯ストレートネックはS字カーブが崩れた状態

これに対し様々な原因によって、頭を支える首の負担が大きくなると、本来はカーブしている首の骨が真っ直ぐ斜め前の方に傾いたようになってしまいます。

 

この状態を、一般的に「ストレートネック」と呼んでいるのです。

 

3.ストレートネックのセルフチェック方法

実際にストレートネックかどうか確認する方法があります。

 

以下の方法でセルフチェックしてみましょう!

 

①.壁に背中側をつけて立つ。

②.頭の後ろとかかとを壁につけ、肩甲骨、お尻、ふくらはぎ、壁につく。

③.首とウエスト部分は、手のひら1枚分くらい空くように。

 

この時、頭がつきにくくなる人は、ストレートネックの可能性があります!

 

4.ストレートネックになる原因

なぜストレートネックになるのでしょうか?

 

その原因をみていきましょう。

◯デスクワークやスマホの使いすぎ

スマートフォンやパソコンの作業など、日常生活の色々な場面で前傾姿勢をとることは多いと思います。

 

頭を前に傾ける角度が大きいと、それだけ首に大きく負荷がかかることがわかっています。

 

頭の大きさは、体重比で計算すると、10%ほどに相当します。

 

たとえば体重60kgの人だと、頭の重さは6kg程度、13ポンドのボーリングのボールに相当します。

 

さらに、前にうつむく角度が大きければ大きいほど、首にかかる負担が増大します。

 

首の角度が大きいと、およそ30kg近くの負荷がかかることもあるといいます。

 

◯猫背

いわゆる「猫背」などの姿勢の悪さも、首~肩の筋肉に大きな負荷をかけ、それが原因でストレートネックになることが知られています。

 

例えば、スマホの操作に集中していると、知らず知らずのうち、うつむいて、あごを前に突き出し、背中を丸めたような姿勢になりがちです。

 

すると、重心をとるために首から肩甲骨の筋肉が緊張し、大きな負荷がかかります。

◯巻き肩

隠れ猫背ともいわれる、いわゆる「巻き肩」も原因のひとつの場合があります。

 

巻き肩とは、肩甲骨が外側に開いて、肩が前方に出ている状態を指します。

 

巻き肩になると、肩が内側に入っている状態なので、脇や胸の筋肉が縮んでしまい、鎖骨の動きも悪くなります。

 

5.ストレートネックの症状

ストレートネックによって起こる症状をまとめました。

  • 肩こり
  • 頭痛
  • 手のしびれ
  • 頸椎症や椎間板症
  • 肩が上がらない
  • 首が痛み、首が動かない
  • 天井を向きにくい、向けない
  • めまいやふらつき
  • 腰痛
  • 逆流性食道炎、吐き気、胸焼け など

このように、ストレートネックは様々な症状を引き起こすことが知られています。

 

首(頸椎)ばかりでなく椎間板、神経まで慢性的に圧迫されるため、肩こりはもちろんのこと、手のしびれ頭痛頸椎症ヘルニアになる恐れがあります。

 

姿勢が悪くなることにより、胸や胃も圧迫され、胸やけ逆流性食道炎の原因になることもあります。

 

また、胸の圧迫から体内に取り込める酸素の量が減り、血行が悪化、疲れやすかったり、だるいといった症状が出たり、自律神経の失調めまいなどを引き起こすと言われています。

 

ストレートネックから全身のS字カーブが乱れ、腰に負担がかかっている場合もあります。

 

6.ストレートネックの治し方や予防法

ストレートネックを改善したり、予防するためには、どのようなことをしたら有効なのでしょうか?

 

全身の姿勢を見直し、正しい姿勢を心がける

ストレートネックは悪い姿勢が習慣化することで生じます。

 

ですから、まずは正しい姿勢を日頃から意識することを心がけましょう。

 

立っている時の正しい姿勢

①.両肩、腰骨の出っ張り部分の左右をそれぞれ線で結んで、真っ直ぐ横に同じ高さになるようにする。

②.耳・肩・股関節・くるぶしを線で結んだとき一直線になるようにする。

③.骨盤は立てた状態をキープ。

 

座っている時の正しい姿勢

①.姿勢を正し、骨盤を立てるイメージで座る。

※腰は反らせすぎないよう注意

②.脚は組んだりせず、股関節・膝関節・足関節が90度になるように、足底が全体的にしっかり床につくようする。

 

特にパソコン作業をする場合には、次のことを心がけましょう。

  • 画面から40cm以上離れ、あごは上がり過ぎないように軽くひいて、目線はやや下になるように椅子の高さを調整する。

  • 作業中も、耳・肩・股関節が一直線になるように意識する。

 

もし、椅子の背もたれに背中がフィットしない場合、椅子の背もたれと、骨盤~腰あたりの間にクッションをはさんでみると、楽に良い姿勢が保てます。

 

また、お尻の下に両手を入れると、左右に出っ張った骨、坐骨が触れます。

 

この部分からやや前側の部分、ちょうど太ももの裏側あたりにかけて、椅子の座面に当たっていることが良い姿勢をつくるポイントです。

 

坐骨を境にお尻の後ろ半分に、薄めのクッションや、バスタオルを折りたたんだものを調整して敷いて、座面の後ろから前へ傾斜をつくって座ると良いでしょう。

 

ストレッチをする

猫背や巻き肩で、ストレートネックになっている場合、首や肩、背中の筋肉は、使い過ぎで硬くなっていたり、十分使われず弱くなっていたりと、アンバランスな状態です。

 

まずは、硬くなった筋肉を柔軟にするための運動をしましょう。

 

すぐ出来る、おすすめのストレッチ方法を紹介します。

 

肩こりをほぐすストレッチ

①.手を後ろで組み、組んだ手を上に持ち上げる

②.背中はまっすぐにした状態で、肩甲骨同士が近づくように、ゆっくり10回行う

 

肩甲骨や鎖骨部分をほぐすストレッチ

①.手で肩を触り、肘で円を大きく描くように腕を回す

②.肩甲骨と鎖骨が動くのを意識して、ゆっくり時計回りを10回、反対回りを10回行う。

 

バスタオルを使った体操

①.仰向けに寝ます。

②.首の下にバスタオルを1~2枚丸めて入れ、軽く頭が浮くような状態にする。

③.左右に顔をゆっくり振る動きを10~20回繰り返す。

 

体幹を鍛える

良い姿勢を気持ちよくキープするためには、いわゆるインナーマッスルといわれるような、体幹を鍛えることが重要です。

 

すぐ出来る、おすすめの体幹を鍛えることが出来る方法を紹介します。

腹式呼吸

①.姿勢を正して真っ直ぐに立つ

②.背筋を伸ばして息をゆっくり鼻から吸い、お腹を膨らませて空気を満杯に入れる

③.吸いきったら息を止め、お尻に力を入れ3~5秒キープする

④.ゆっくり口から吐きながら、お腹がペタッとなるまで凹ませていく

⑤.お腹が凹みきったら、そのままの状態で呼吸をしながら30秒ほどキープ

⑥.上記一連の流れ(1~5)を5回ほど繰り返す

 

キャットバック

①.四つん這いになる

②.息を吐きながらお腹を覗き込むように背中を丸め、そのまま上に引き上げる。

③.息を吸いながら背中を反らせて体をさっきと反対側に反るように伸ばす。

首も同じように伸ばす。

④.上記2と3を繰り返す。

 

また、ヨガピラティス等もおすすめです。

 

 

整形外科を受診する

1~3の対策を実施しても改善がみられない場合や、自分が本当にストレートネックなのかどうか知りたい!という方は、整形外科を受診してください。

 

ストレートネックの確定診断は、レントゲンやMRIを撮ります。

 

治療をする場合は、2種類の方法があります。

 

保存療法

「じーっとしている」という意味ではなく、医師と相談し、生活習慣の改善簡単な体操ストレッチを取り入れる療法です。

 

首に炎症や痛みがある場合には、消炎鎮痛剤などを使用します。

 

運動療法

痛みが治まった後、首の関節の動ける範囲を少しずつ広げていくために、理学療法士が器械を使用してけん引したり、ストレッチなどの指導します。

 

7.まとめ 

日常生活の何気ない姿勢の積み重ねが、ストレートネックの原因となり、様々な症状を引き起こす要因になることもあります。

 

まずは、自分の姿勢を見直し普段から正しい姿勢を心がけるようにしましょう。

 

それでもなかなか改善されない時、痛みがひどい、しびれがある場合などは、他の病気の可能性もあります。

 

整形外科を受診して相談してみましょう。

 

※この記事を執筆いただいた専門家の方

女性専門家

執筆:看護師 助産師 青井梨花

株式会社 とらうべ 社員。病院や地域の保健センターなど、さまざまな機関での勤務経験がある助産師。現在は、育児やカラダの悩みを抱える女性たちの相談に応じている。

●株式会社とらうべ

ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。

 

※執筆内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、執筆者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

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編集部
■健康チョキン編集部のライターが交代制で記事をアップしていきます!セルフメディケーションの重要性を健康チョキンを通じて発信し、日本が健康大国になるためのサポートをしてまいります。 実際に編集部員が本気で試したり、調べたり、インタビューさせてもらったコアな情報を発信していきます!乞うご期待!

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