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日焼けの予防法と正しいアフターケアを看護師が解説!

  • 最終更新日:2018年6月13日
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監修者・女性

この記事の監修専門家

助産師、看護師 南部 洋子 (株式会社とらうべ)

株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。   

※本記事は、看護師の方に執筆いただいたものを健康チョキンにて編集しております。

 

1.はじめに

暖かくなってくると、気になるのが日焼け。

 

シミになったり、肌の老化の原因になったり、ちょっと怖いですよね。

 

夏でも冬でも日焼けはするものなのです!

 

夏の海でうたた寝をしていたら、出していた足がアッという間に焼けてしまい、次の日スカートの裾が足に少しでも触ると痛くて痛くて・・・なんていう経験はありませんか?

 

適切な対策をして、お肌をすこやかに保ちましょう!

 

2.外出した時の日焼けを予防しよう!

紫外線は、一年を通して地上に降り注いでいます。

 

なかでも紫外線が多くなるのは5月~9月頃です。

 

後悔する前に、早めの対策をして予防しましょう!

 

○日焼け止めを塗る

日焼け予防には日焼け止めを塗ろう!

 

と、わかってはいても、お店には様々な種類の日焼け止めが並んで、どんなものを選べば良いのか迷ってしまいますよね。

 

まずは、日焼け止めを選ぶ際に必要な知識を抑えておきましょう。

 

日焼け止めの基礎知識

日焼け止めには、SPFPAと記載がありますよね。

 

耳にしたことはあっても、それぞれ何を表しているかはご存知でない方も多いのではないでしょうか?

 

まずは日焼け止めを選ぶときに目安となるSPF、PAの意味を抑えておきましょう!

 

SPFとは?

真っ赤になったり、シミやそばかすの原因になる紫外線B波(UVB)に対する防御指数のこと。

紫外線B波を浴びてから肌が赤く「炎症を起こすまでにかかる時間」をどれくらい先延ばしにできるかの倍率を表しています。

 

日焼けの炎症が起こるのは紫外線B波を浴び始めてから20分後とされています。

 

例えば「SPF10」なら20分×10=200分で、3時間のあいだ日焼けを「遅らせる」ことができることを示しています。

 

最高値は「SPF50」ですが、これは20分×501000分で、16時間となります。

 

ただ、SPFが高い日焼け止めは、紫外線吸収剤という肌への負担がとても大きい有機化合物が含まれていることが多いので、使い方には注意が必要です。

PAとは?

しわやたるみ、シミの原因になる紫外線A波(UVA)に対する防御指数のこと。

「+」「++」「+++」「++++」の4段階があります。

 

「+」の数が多いほど、紫外線A波に対する防御効果が高いことを示しています。

 

急激なダメージを与える紫外線B波に対して、紫外線A波はじわじわと肌にダメージを与え、肌の老化を促進します。

 

地上に降り注ぐ紫外線の約9割が紫外線A波です。

 

近年はむしろこのA波のほうが問題視されてきており、PAの値の高い日焼け止めも多くなってきました。

 

シーン別!日焼け止めの選び方

では、具体的には、どんなときにどの程度の日焼け止めを使えばいいのでしょう?

 

シーン①通勤やちょっとした散歩、買い物のとき

●おすすめの日焼け止め

SPF1530PA++~PA+++程度

 

SPFが高ければいいと思っていませんか?

 

普段の外出に使うには、「SPF15~30」「PA++~PA+++」程度がおすすめです。

 

SPF15でも、約5時間は効果が持続します。

 

SPF値が高いほど肌へのストレスも大きく、肌荒れやかぶれといったトラブルも起こしやすいので、低めのものを2~3時間ごにこまめに塗り直すのが最も効果的です。

 

化粧をする女性には、日焼け止め効果のあるパウダータイプなど、化粧の上から手軽に紫外線対策ができるものがおすすめです。

 

また、紫外線は薄い雲や窓ガラスでも通り抜けるので、曇りの日や、室内でも日光が差し込む窓のそばに長時間いることが多い日は、日焼け止めを活用しましょう。

 

シーン②海や山でのレジャーやスポーツのとき

●おすすめの日焼け止め

SPF4050PA++PA++++程度

 

戸外で長時間日光を浴びる予定があってよほど心配なときは、「SPF40~50」「PA+++~++++」のものを選んでも良いでしょう。

 

ただし汗をかいたり擦れたりすると効果が薄れるので、こちらもこまめに塗り直します

 

また、全ての日焼け止めに言えることですが、SPFPAの値は、1㎠あたり2㎎の日焼け止めを塗ったときに得られる効果を示しています。

 

顔に塗ったときのことを考えると、女性の顔の平均の大きさは350㎠なので、350㎠×2㎎=700㎎、700mgは500円玉程度の大きさになります。

 

数値が高いものを選んでも、十分な量を塗っていないと効果がありません。

 

自分が思っている2倍~3倍の量をたっぷりと塗るくらいがちょうどいいでしょう。

 

○日傘をさす

日傘というと女性のイメージですが、最近は男性用の物も増え、様々な色やデザインがあります。

 

効果的に紫外線から肌を守るには、どんなものを選んだら良いのでしょうか?

 

日傘を選ぶ上で基準となるポイントを紹介します!

 

UVカット加工のものを選ぶ

最近の日傘は、生地に紫外線カット加工が施されたものが主流です。

 

UVカット率」が表示されているものも多いので、参考にすると良いでしょう。

 

ただし、同じように製品に表示されている「遮光率」は、どのくらい日差しを遮って涼しくできるかを表しており、「UVカット率」とは別物ですので注意してください。

 

紫外線は目には見えません。

 

また、一般的にUVカット日傘の寿命は3年ほどです。

 

傘を閉じるときに生地を強く擦ったり、濡れたまま閉じて置いておいたりすると加工が薄れて効果が早く落ちてしまいます。

 

効果を長持ちさせるためには丁寧に扱いましょう。

 

内側の色が黒等、濃いものを選ぶ

UVカット加工のものであれば、日傘の「外側」の色は何色でも良いですが、日傘は下からの日光の反射に対しては無防備です。

 

紫外線の影響を少なくするために、「内側」は光を吸収してくれる紺色黒色のものを選びましょう。

 

内側が白系統の薄い色だと、紫外線が更に反射して余計に顔に当たってしまいます。

 

とはいえ、地面からの反射はどうしても防げないので、気になる人は、日傘を差していても日焼け止めをしっかりと塗るようにしましょう。

 

柄物と編み目の粗いレースはなるべく避ける

UVカットの布地の日傘は単色であれば問題ないのですが、柄物の場合は、布地の場所によってUVカット率が異なってくる可能性があります。

 

一番効果の高い部分UVカット率だけが表示されていることもあるようですので、注意しましょう。

 

また、生地自体にUVカット加工がされていても、そもそも目の粗いレースは、その隙間から紫外線も入ってきてしまいます。

 

レースは通気性もよく、見た目にも涼しいのですが、紫外線を防ぐ目的で購入するなら、できるだけ目の詰まったものにしましょう。

 

 

○肌の露出をできるだけ避ける

紫外線を避けるには、肌をできるだけ日光に当てないようにすることが大事です。

 

では、どんなものを着用すれば良いのでしょうか?

 

お出かけの際などに、以下のようなことに気をつけるとよいでしょう。

 

濃い色の長袖を着る

衣服は日光から肌を守ってくれているのです。

 

ただし、透けて見える生地だと、それだけ紫外線を通していることになります。

 

なるべく、紫外線を吸収してくれる濃い色の衣服を選ぶようにしましょう。

 

 

UVカット素材の長袖を着る

濃い色を着ていると暑く感じることもありますね。

 

そんなときはUVカット加工された衣服を着るのも良いでしょう。

 

薄い色でも、加工されているので問題ありません。

 

出来上がった衣服の上からUVカット加工しているものと、繊維自体にUVカット効果のある薬品を塗り込んであるものとがあります。

 

繊維自体にUVカット加工をした物の方が加工は落ちにくいとされていますので、選ぶ際には確認してみましょう。

 

海のレジャーなどで肌を露出する時間が多いときも、休憩するときにはなるべく長袖を羽織るようにするなど、工夫しましょう。

 

羽織るものがあれば、紫外線に当たることによる体力の消耗も防ぐことができます。

 

夏のお出かけには必ず持って行くようにしましょう。

 

○目を紫外線から守る

実は、日光が目に入ると、目は紫外線に対する防御として、皮膚のメラニンを増やそうとします。

 

そのため、強い日差しにさらされると、たとえ日焼け止めなどで肌を守っていても日焼けが起こることがあるのです。

 

そのため、特に長時間外出する際は、サングラスUVカット加工された眼鏡などで目を守るようにしましょう。

 

○紫外線が多い時間帯の外出を避ける

一日のうちでは、10時~15時くらいのあいだが紫外線量のピークとされています。

 

散歩や買い物はできるだけこの時間帯を避け、早朝夕方にするのが良いでしょう。

 

どうしても外出しなければならないときは、しっかりと日焼け対策をしましょう。

 

 

3.日焼けをしないために、生活習慣で気をつけること

紫外線から肌を守るためには、外からのケアだけでなく、内側から肌を強くする必要があります。

 

普段の生活習慣の中で、どんなことを心がければ良いでしょうか?

 

〇ビタミンA, C, Eを摂る

抗酸化作用のあるビタミンA, C, Eを含む食品を意識的に食事に取り入れましょう。

 

それぞれの栄養素の効果と、多く含む食材を紹介します。

 

ビタミンA:皮膚の新陳代謝を促し、たるみやしわを防ぐ

●ビタミンAを多く含む食品

レバー・うなぎ・あなご・卵・にんじん・しそ・モロヘイヤ・ほうれん草・海苔 など

 

ビタミンC:メラニンの生成を抑え、シミやそばかすを防ぐ

●ビタミンCを多く含む食品

アセロラ・パプリカ・芽キャベツ・レモン・ケール・ブロッコリー・パセリ・柿 など

 

ビタミンE :皮膚細胞の老化を防止し、シミやしわを防ぐ

●ビタミンEを多く含む食品

アーモンド・かぼちゃ・アボカド・オリーブ・サンマ・植物油 など

 

これらの栄養素は組み合わせて食べることで、効果がアップします。

 

〇朝食に食べるフルーツに注意!

朝に果物を食べるのを習慣にしている方も多いですよね。

 

そんな方は、「ソラレン」という物質をご存知でしょうか?

 

「ソラレン」は柑橘類や香味野菜に多く含まれ、「光毒性」という性質を持っています。

 

つまり、これらを食べると日光を浴びたときに肌が紫外線に敏感になって反応しやすくなり、シミなどの色素沈着が起きやすくなってしまうのです。

 

ビタミンCが多いからといって、朝食に果物を食べたりジュースとして飲んだりすると、せっかく日焼け止めをして出かけても、ソラレンの影響によってシミができやすくなってしまいます。

 

ソラレンは2時間ほどで身体に行き渡り、この作用は7時間ほど続くとされています。

 

ただ、これらの食材には、美肌に効果のある栄養素がたくさん含まれていることも事実です。

 

賢い食べ方としては、紫外線の影響を受けない、夕方以降の時間帯に食べること。

 

夕食のあとのデザートに食べるのがおすすめです。

●ソラレンを多く含む果物

レモン・オレンジ・グレープフルーツ・いちじく・キウイ・アセロラ・きゅうり・パセリ・セロリ・しそ・三つ葉・パクチー など

●ソラレンが少ない果物

バナナ・りんご・いちご・桃・ぶどう・すいか など

 

果物が全てNGというわけではなく、朝食によく食べるバナナやりんごは大丈夫です。

 

〇睡眠時間をしっかり確保する

代謝を促し、肌をすこやかに保つためには良質な睡眠が必要です。

 

22時~2時の「ゴールデンタイム」を含む、~8時間程度の睡眠を取るのが良いでしょう。

 

夜は早く寝て、朝早く起きれば、紫外線の少ない早朝の時間を有効活用することにもつながります。

 

また、寝る2時間前には、ブルーライトを発しているスマホやパソコン、テレビは見ないようにしましょう。

 

4.うっかり日焼けしてしまったときのアフターケアは?

気をつけていたはずなのにうっかり日焼けしちゃった…!そんなときのアフターケアについてご紹介します。

 

日焼けした肌はデリケートな状態のため、しっかりとしたアフターケアが重要です。

 〇とにかく冷やす

日焼けは、いわば軽い火傷をしている状態で、長時間日光を浴びたあと6~24時間後にピークに達します。

 

冷水シャワー、タオルで包んだ保冷剤などで気持ち良いくらいに冷やしましょう

 

火照りが治まるまで冷やし続けます。

 

日焼けした肌はダメージを受けているので、すぐに美白化粧品などを使うのはNGです。

 

こうした化粧品は強力なので、余計に肌にストレスを与えてしまう可能性があります。

 

できるだけ刺激を与えないようにし、冷やし続けることが先決です。

 

〇水分補給をする

日焼けをしたときは肌がダメージを受けているので、身体の中から水分を補ってあげることが必要です。

 

水分をたっぷり摂ることで代謝も良くなり、疲れた肌の回復を促すことができます。

 

日に当たっているときからこまめに水分を摂ることをおすすめしますが、日焼けしてしまったら普段よりも意識して水を飲むようにしましょう。

 

 

5.日焼けレベル別!日焼け後のケアの仕方

〇自分の日焼けレベルをチェックしよう

日焼けは「Ⅰ度」「Ⅱ度」「Ⅲ度」にレベルが分かれています。

 

冷やしたあとは、どのようにケアをしたら良いのでしょう。

 

まずは自分のレベルをチェックしてみましょう。

 

  • Ⅰ度…肌が赤くなって火照り、ヒリヒリする。約1週間以内に治まる。
  • Ⅱ度…水ぶくれができ、痛みを伴う。2~3週間程度で治る。
  • Ⅲ度…皮膚が壊死して白や黒になり、痛みを感じないこともある。

 

日常的な日焼けはほとんどがⅠ度です。

 

Ⅱ度やⅢ度は、病院での治療が必要になります。

 

自分の日焼けレベルがわかったら、レベル別で対処法を確認しましょう。

 

〇Ⅰ度の日焼けの場合

しっかり保湿する

まずはしっかり冷水のシャワー等で冷やし、火照りがおさまったら、保湿をします。

 

肌はダメージを受けて敏感な状態なので、最初は刺激の強いものは避けましょう。

 

紫外線を浴びてからメラニンが生成され始めるのは約72時間後とされています。

 

美白化粧品などを焦ってつけるよりは、敏感肌用の化粧水や、熱を取る効果のある馬油などをやさしく塗るのがおすすめです。

 

肌が落ち着いてきたら、いつものスキンケアに切り替えましょう。

 

〇Ⅱ度の日焼けの場合

皮を剥かない

水ぶくれが煩わしくても、皮を剥いたり水を抜いたりしないようにします。

 

皮を破ると、そこから細菌が入ったりして、感染症のリスクが高くなってしまいます。

 

また、アロエは昔から火傷の治療に良いとされていますが、皮膚が剥けた状態のところに生のアロエを直接塗るのは細菌が入る可能性があり、かえって危険です。

 

アロエの成分が配合された軟膏などを使うことをおすすめします。

 

刺激を避ける

化粧水や日焼け止めなどを塗ると、余計に炎症をひどくしてしまう可能性があります。

 

普段使っているものでも、刺激になる場合があります。

 

できるだけ日に当たることは避け、肌を休ませましょう

 

また、服が擦れると痛むこともあります。

 

暑い湯船に浸かることも避け、ぬるめのシャワーで済ませるようにしましょう。

 

皮膚科を受診する

水ぶくれができるほどの日焼けは、肌の奥のほうの真皮層までダメージを受けています。

 

応急処置として患部を冷やしたら、念のために皮膚科を受診しましょう。

 

Ⅲ度の日焼けの場合

よほどの日焼けですので、すぐに皮膚科を受診しましょう。

 

痕が残ってしまうこともあります。

 

 

6.まとめ

紫外線は目に見えないもの。

 

ともするとケアを怠りがちですが、普段から意識して、十分な対策をしましょう。

 

肌にやさしい日焼け止めが増えてきましたので、自分に合ったものを見つけることが大事です。

 

別の肌荒れを引き起こさないよう、しっかりと吟味して選んでみてくださいね!

 

そして外からだけではなく、美肌に良い栄養をバランスよく摂って、内側からも紫外線に負けない強く美しい肌を目指しましょう!

 

※この記事を監修して頂いた専門家の方

女性ドクター 監修:南部 洋子(助産師、看護師)

●資格:助産師・看護師・タッチケアシニアトレーナー
株式会社 とらうべ 社長。国立大学病院産婦人科での経験後、とらうべ社を設立。
※監修している内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、監修者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。

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南部 洋子

南部 洋子

【保有資格:看護師/助産師】医療職としての視点をわかりやすく解説し、読む人にとって納得のいく記事になればと思っています。

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