「内臓脂肪」が溜まる原因と、簡単に落とす方法まとめました!
この記事の監修専門家
プニプニしてないのに、お腹がポンっと出ている…それって内臓脂肪が原因かも!?
内臓脂肪が溜まっていくと、様々な生活習慣病を引き起こす可能性があるといわれています。今回は内臓脂肪がそもそも何なのか、その落とし方と予防法を徹底解説します!
1.そもそも内蔵脂肪って?
内臓脂肪とは、読んで字の如くお腹の「内臓まわりにつく脂肪」のことです。
具体的なイメージとしては、お腹の中の内臓が集まっている部分の空いているところ(腹腔と呼ばれます)の腸の周りに存在するものです。つきすぎると比較的ウエストまわりが脂肪で膨らみ、下腹部だけでなく全体的に丸く見えるので「リンゴ型肥満」と呼ばれる体型になりがちです。
内臓脂肪は筋肉を動かすのに主たるエネルギー源となるため、筋肉量が多い男性の方が内臓脂肪がつきやすい傾向にあります。とはいえ、女性には縁がないわけではなく、内臓脂肪が蓄積してしまう可能性もあるので、注意が必要です。
内臓脂肪によって、血糖値や血圧、中性脂肪が上昇してしまい、主にメタボリックシンドロームや糖尿病、高血圧症、動脈硬化等の生活習慣病の引き金になることがあります。皮下脂肪に比べて、見た目には分かりづらいですが、健康面のリスクを高めるのは、皮下脂肪以上なので、注意しなければいけません。
2.ついついこんなことしていませんか?
内臓脂肪が増える原因は、生活習慣にあるといわれています。ついついこんな習慣していませんか?
①.乱れた食生活
バランスのとれた定食よりも栄養素が偏りがちなカツ丼など単品のメニューを選ぶ。
揚げ物やお菓子類など、脂質や砂糖が多いカロリーの高い食事を好み、野菜嫌い。腹八分目でやめられず満腹になるまで食べてしまう。
間食や夜食もやめられない。朝ごはんを食べない。
②.運動をしない
運動不足がわかっていながら、何もしていない。デスクワークなどの忙しさで運動が後回しになっている。近い場所へ行くときでも車で移動してしまう。階段を使わずエレベーターやエスカレーターを利用することが多い。
③.喫煙習慣やお酒の飲み過ぎ
喫煙がやめられず、本数も多い。お酒の量をほどほどにすることができない。
※喫煙には内臓脂肪がつきやすくなるという特徴があります。
④.ストレスが溜まっている
ストレスが溜まっていることを自覚しているものの、解消するための対策は何もしていない。
ストレスで痩せるタイプの人もいますが、ストレスが脳を刺激することで内臓脂肪をつきやすくするホルモンが分泌されるため、太ってしまう人もいます。
…自分だ!と思った方が多いのではないでしょうか?
3.それって内臓脂肪?内臓脂肪の調べ方
でも、実際、皮下脂肪なのか内臓脂肪なのか自分では判断出来ないですよね!
自分で判断出来る項目をまとめました!
①.見た目
いわゆるおヘソまわりが窪んでおらず、ポンポコ狸のお腹のようにポーンと突き出ているようなお腹の脂肪は内臓脂肪です。風船のようにパンパンのお腹で張りがあるのが特徴です。「たぬきっぱら」「ビールっぱら」といわれるのもこの内臓脂肪型の肥満です。
②.つまむ
まずはお腹をぐっと凹ませましょう。凹ませた上でさらに気になる部分のお腹の脂肪部分を手でしっかりつまんでみてください。
つまむというのは指で軽くつまむのではなく手全体を使ってしっかりと握る感じです。皮下脂肪であればそんなに力を入れずにつまめるはずです。
いわばつまめたところが皮下脂肪になるのです。一方気になるお腹の脂肪が内臓脂肪であった場合、筋肉よりも奥につく脂肪のためなかなかつまむことができません。また、無理につかもうとすると、痛みを感じます。
内蔵脂肪量を正確に知りたい場合は、医療機関でCT検査により内臓脂肪量を調べることできます。
しかし、これは手軽な方法とは言えません。そこで、スクリーニングとして腹囲を測る方法が採用されています。
内臓脂肪面積100㎠に相当するウエスト周囲径として、男性85cm、女性90cmと決められています。一般的に言われるウエスト(くびれた部分)ではなく、おへそ周りを水平に測定します。
腹囲が健康診断のたびに増え続けている、あるいは若い頃に比べて体重が10kg以上増えている方などは、生活習慣病を予防するために、生活習慣を見直し、ダイエットにとりくんでみましょう。
4.内臓脂肪の落とし方と予防法!
内臓脂肪が増えるメカニズムは至極シンプルです。内臓脂肪が多い状態は、消費されるエネルギー以上に食べてしまうことが原因で、余分な脂肪が蓄えられている状態です。
脂肪は、飢餓などに備えた蓄えの役割を果たしているのですが、食べるものに困らない現代において、その蓄えは、生活習慣病のリスクを高める原因となってしまいます。
内臓脂肪の落とし方と予防法のポイントは以下の通りです。
健康長寿の人には粗食の人が多い傾向があります。きつい食事制限で栄養バランスが乱れるのは良くありません。和食を中心とした定食スタイルは、量は多くなくても、栄養成分がしっかり摂れているため、お腹が満足します。
野菜やきのこ、海藻などで量を増やせば食物繊維がたっぷり摂れて腹持ちが良くなり、夜食を食べる必要もなくなります。
カロリーを意識して、バランスの良い食事を摂るように心がけましょう。一日三食、規則正しい時間に食事することも大事です。
早食いをやめるだけでも食べ過ぎる前に満腹感を得ることができるようになります。噛む回数についても、改めて意識してみると良いでしょう。
有酸素運動は、内臓脂肪を分解してくれるので効果的です。一度に長時間継続して運動するのが苦手という人も安心してください。短い時間にして回数を分けても効果があります。
30分続けてランニング、あるいはウォーキングする方法でも、10分ずつ、朝、昼、晩と分ける方法でも良いということです。好きな方法を選ぶことが、続けるためのコツです。
ジムなどに通ってみるのもいいですよね♪
様々なダイエットサプリが市販されているため、必要に応じて利用することも一つの方法です。例えばカプサイシンには脂肪燃焼を助ける働きがあります。アドレナリン分泌を促すことで脂肪分解酵素が活性化されるためです。
また、キチン・キトサンはカニやエビに含まれる動物性食物繊維で、腸内の脂肪を吸着して排出する働きをしてくれます。内臓脂肪として蓄えにくくしてくれる仕組みです。
ビール酵母などの酵母も、エネルギーの消費を助けるビタミンB群や腸内環境を整える食物繊維などが豊富で、ダイエット中のサプリメントの成分として注目されています。
喫煙している場合、可能であれば禁煙し、無理な場合は本数を減らす努力をしてみましょう。また、ストレス解消方法を見つけておくことも大切です。
お酒を飲む習慣のある人は、週の半分くらいを休肝日としましょう。おつまみが高カロリーでないかどうかについてもチェックすることをオススメします。1回あたりの飲酒量は、日本酒なら1合、ビールであれば中瓶1本が健康的な量の目安です。
5.最後に…
内臓脂肪は見た目の問題だけでなく、生活習慣病にも結びつく危険なものです。
また、内臓脂肪はつきやすい特徴があるものの、落としやすいという嬉しい面もあり、積極的に対策を取れば減らしていくことができます。まずは取り入れられる予防法や改善法から始めて、健康な生活を送りたいですね!
※この記事を監修して頂いた専門家の方 監修:株式会社とらうべ ヘルスケアに関するサービス、マーケティング支援やコンテンツ発信などを事業として展開。医師・助産師・保健師・看護師・管理栄養士・心理学者・精神保健福祉士などの専門家により、 医療・健康に関連する情報について、信頼性を確認・検証するサービスを提供している。 ※監修している内容についてはあくまで一般論に関してであり、具体的症状についての説明や診断を行うものではありません。また、監修者は本サイト上またはリンク先等におけるいかなる個別商品、特定商品の効果保証、購入推薦・推奨などをするものではありません。
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この記事の執筆監修者の保有資格・企画 : サプリメントマイスター(108)
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